セッションで様々な方のエネルギーを
リーディングしていると、
その方のエネルギーフィールドの中に、
トラブルの種となるような
独特のエネルギーのパターンを
読み取ることがあります。
たとえば、
悪い男性に引っかかりそうな気配とか、
女性関係でいざこざが起こりそうとか、
詐欺に遭いそう、ひどく恨まれている、
うまく助けを得られなさそうなど、
その内容も様々です。
既にそう言うことが何度も起こっている
ケースもあれば、まだ起こっていない
ケースもありますが、
そのまま対処をしなければ、
いずれ何かが必ず起こるのだろうな、
という気配はムンムンです。
そういうのを避けるための方法は
色々あって、プージャ（ご祈祷）を受けたり
セッションを受けてその種となる
エネルギーを統合したりすれば、
確かに解消できるものもあるでしょう。
自分にどういう種があるのかを知って、
事前に対処していれば、
大難を小難に、小難を無難に
やり過ごすことも可能です。
こういうことは、より大きなレベルで言えば
国家にもあって、古来より国の平安と繁栄
のために祈る役割の人がいるのも、
故あることであろうと思います。
個人のレベルでは、
私の感情解放のセッションでは、
そう言うエネルギーコードを辿って行って、
その大元にある深く刻まれた
人間の感情に対処して行きます。
とかく人から足を引っ張られる人は、
かつていつぞやの時代に
人の足を引っ張って、その相手の無念と
怒りを買っているのかもしれないし、
人に騙される人は、どこかで
誰かを騙して相手を散々な目に遭わせた
のかもしれません。
悪い男性に引っかけられて辛い思いをする人は
かつて自分が誰かに同じことを
したのかもしれませんし、
女性に苦々しい思いが拭えない人は、
自分が昔、女性を大切にしなかったことが
あったのかもしれません。
因果応報と言う言葉がありますが、
それは罪に対する罰というわけではなくて、
ただ、自分がしたように自分に返ってくる
というだけの話で、
それ以上でもそれ以下の話でもないのです。
そういう、
自分がこの世界に投じたものの波紋が、
時間を越えて、人生を越えて
作用し合っているのです。
それが、人生の複雑な文様を描く
タペストリーに例えられるわけですが、
その織り糸を的確に辿って
核心を形作る糸を消滅させたり
変容させられれば、人生全体の織模様が
大きく変わっていきます。
以前にも書いたことがありましたが、
セッションで悲惨極まるどす黒い
エネルギーに満ちた人生であったとしても、
そのどす黒さが極まるずっと手前で
うまく自身の感情を統合できれば、
その後に続く悲劇の一切は起こらず、
全く違った世界線に移行することが
できます。
そういう「転換点」があるんですね。
悲劇は、突然そこに現れるわけではなくて、
必ずその手前からじわじわとそちらに
引きずられていくものです。
その過程に様々な伏線が絡んでいるので、
それぞれに対して働きかけをして、
悲劇を構成する要素を全て転換していきます。
こうして最悪のどす黒い世界は、
平穏で美しい調和に満ちた世界に
転換していくのです。
恨みや憎しみ、怒りや悲しみといった
重く暗いドロドロした感情や、
怨念、呪いといったようなものは、
結局のところ、統合できずにこじれてしまった
感情のカケラです。
よく黒い方の呪術で
こういう感情のエネルギーを
意図的に作り出してそれを使う
ということがありますが、
そういう原理で言えば、
呪いを解くにはその呪いの力の源泉である
こじれた感情のエネルギーを
統合してしまえば良いわけです。
それは、
呪いをかける側もかけられる側も、
同じこじれた感情で引き合っている
わけなので、
どちらかがそれを統合してしまえば
引き合うことが無くなり、
呪いそのものが成立しなくなります。
本当に統合が完了すると、
その人のオーラフィールドにあった
不穏な気配のコードも消えます。
これが消えない限りは、
いくら払ったところで、
何度でも同じことは繰り返される
だろうと思います。
これまで何度も鏡の法則については
書いてきていますが、相手が自分に
向けてくるその眼差し、思念、感情が
まさに自分自身のものであるということを
本当に知ることがカギなのです。
そこを真に直視できる自分で在ることが
魂のゲームのステージクリアの条件
なのでしょうね。
起こった出来事が良いとか悪いではなく、
ただひとえに、どれだけ自分を知ることが
できるか。それだけなのだと思います。