昨日は感情解放ワークショップでした。お集まりくださったみなさま、ありがとうございました。みなさん、これまで何度もワークショップに参加されている方たちでしたので、この日はワークに入る前に、まず何を意図してワークをしているかを確認するところから入って見ました。
ブロック解除系のヒーリングではよくあることなのですが、目の前のブロックが解除されれば、何もかもうまくいくはず!と思っていると、一つのブロックが解除されたらすぐにまた別のブロックが立ちはだかって、延々それが続くというパターンがあります。
目標を目の前のブロック解除に置いていれば、目標が達成された段階で宙ぶらりんになってしまいます。
このブログでもしばしばお伝えしていることではありますが、感情解放のワークでは、ただわだかまった感情のエネルギーを解放することが目的ではありません。
自分自身に深く向き合っていく中で自分を知り、この人生を生きる意図、魂の願いに気づいていくようになります。そうしてその願いを本当に体現していくようになっていくことが自分に向き合う目的であり、目先の感情解放が目標なのではありません。
この辺り、どうぞ漠然と捉えないでいただきたいのです。
本当に魂の願いを知って、そのように生きていきたいのか、面倒臭がらずに今、ハートと身体にじっと心を澄ませて問うてみてください。
頭でさらっと「考えて」しまったら、「当然じゃないか!」と「思う」でしょう。そうではなく、「感じて」みるのです。
自分は今、本当にそう望んでいるだろうか?と。
ハートのあたりを感じながらそれを思ったとき、迷いなく「Yes!」と感じられたでしょうか。良く分からないけれど多分そうだろうとか、ちょっと迷いがあるとか、気分が悪くなってきたとか、さっぱりよくわからないなど、人によってその答えは様々だと思います。
頭で考えたら、何とでも言えるのです。けれど、本当に今の自分を感じたら、そう単純でもないことに気づくかもしれません。
実際、魂の願いを生きることに恐れや無力感、諦めを感じて封印している人も少なくありません。どうせ不可能だと思うことについて、それを望もうとすることもないでしょうし、望んだとしても、とても不快な感覚が浮上するでしょう。
今の自分が、魂の本当の願いを知ってそれを生きることを、どれだけ自分に許しているかを確認していただきたいのです。
完全に許可している人も、強烈な抵抗がある方も、そんな状態をジャッジメントせずに、在るがままに受け止めてそこからスタートするのです。
それを飛び越えて願望実現ワークなどをすると、必ずどこかで自分を見失ってしまうでしょう。
最も深いレベルでは、確かに誰もが自身の魂の願いを生きるためにこの世界にやって来ています。それを諦めるために生まれてくる人など、一人もいません。みな自分自身のミッションを果たすことを、強く願ってここに来ているのです。
けれど、産まれ落ちてここに至るまで様々なことがあって、その情熱を失い、ミッションを忘れ、死んだように生きている方もあります。
それが良いとか悪いではなく、そんな状態にあってもその方の深いレベルでは確かに自分を癒す力があるのであり、願いを実現していく力が常に枯れることのない泉のようにあるのです。
ただ、そことのつながりが断ち切られてしまっているだけで、再びつながろうと思えば、ちゃんとつながることができます。
今、そのつながりが断ち切られていると感じている方は、再びつながることを求めるでしょうか。お腹の底から、「私は今、自分の本当の力を取り戻す」と宣言できるでしょうか。
自分で、自身を癒してもいいのでしょうか。もう誰も恨まなくて済むようになったり、常に怒りを人生の推進力にして生きなくてもいいでしょうか。被害者になって、加害者を生み出し続ける人生を終わらせても?
あなたを被害者したり常に邪魔して来るあの人物は、あなた自身が作り出している現実です。あなたの自作自演ドラマなのです。それを認められるでしょうか?
そんな力は私には無い、と思っていた方が落ち着きますか?
全ての問いかけは、心で感じて正直なところで答えてください。優等生の答えを出したところで、何の利益もありません。
がつっと抵抗を感じたり訳が分からなくなったり、問うこと自体が苦しいときは、魂の願いを生きることに抵抗があるのでしょう。その在るがままの自分をしっかりと受け止めて、ここからスタートしていきます。
まだ誰かを恨んでいたいのかもしれないし、できない自分でいた方が楽だと思ってるのかもしれません。その自分から、数か月後、数年後にどんな自分で在りたいですか?このまま行くのももちろんアリですよ。
ここを明確に、「自分で決める」のです。
これがあなたの人生の行き先になります。決めない方は、「決めないことの結果」が行き先になります。
決めようとするときに、諸々の何かが浮上してくることもよくあります。もうその時点から、自分と向き合うことは始まっているのです。ここから逃げるのか、勇気を出してその先に行くのか。
あなたはそれぞれの選択の結果を、深いレベルでは確かに知っているでしょう。そこに意識を合わせてみてください。そこから湧き出る力が、あなたを真の目的に導くでしょう。