今週の無料遠隔ヒーリングのテーマは自身のミッションに関するものですが、使命というと、人によってはそれによってとても気持ちが高揚し、自分が特別な存在になったかのような感覚になったりするのかもしれません。
そして、何か具体的な行動を生き生きとしているといったイメージもあるでしょうか。
自身のミッションに従った結果として、そのようになる場合もあるでしょうし、そういう目に見える形にはならないこともあるかもしれません。
人それぞれにミッションの形は違いますが、今回のヒーリングで意図しているのは、ただ使命という言葉で湧き起こる、表面的な高揚感によって駆り立てられるようなものではなく、本当に自身がこの世界に生まれてくるときに神と交わした契約を、今この時にスイッチを押すというイメージです。
だから、表面的に焚きつけられて燃え上ってはすぐに消えてしまうような、そういう使命感ではありません。自身の魂の奥深くにしっかりと持っているものが、今芽吹いていく。そういうタイミングに来ていて、そしてこのヒーリングにご縁を感じる方たちのためのものです。
私自身のミッションについて、先日自宅にある火鉢に火を入れながら、思うことがありました。
私の自宅とサロンでは、趣味と実用を兼ねて冬になると火鉢に炭を入れて暖を取っています。(もちろん、エアコンも併用ですが)その火鉢に入れる炭に火を熾すとき、よく火が熾ってから火鉢に移さないと、消えてしまうことがあります。
表面だけカッカと火がついたように見えて、その火が持続するまでりっかり中まで火が熾っていないので、少ししてから見るとせっかくの火が落ちているのです。
そうなる前に、ちょっと火が弱かったときは息を吹き込んで、消えそうになっている火がしっかりと定着するように、面倒を見ます。
その作業をしていて、私の中のミッションの火はしっかり熾っているだろうかと、ふとそんな思いがよぎりました。
火が消えてしまった炭も、もう一度火を入れれば全く新しい炭よりは火の付き方も早いのですが、きっと私はこれまでの魂の旅路の中で、何度も消し炭になったことがあったのだろうな、と思いました。
それでも、今回は何度目かは分からないですが、これまでよりはきっと深く火が熾っているのではないかと何となく感じます。
力みすぎて力尽きてしまうことが無いように、余分な力を抜いて、そして常に自身の内なる神に意識を向け、それと一体になって流れるように。
自分でないものになろうと必死になるのではなく、ただ今ここに在るということから生まれてくるものを、起こるように起こさせていくことに対して、クリアであるように。
突き詰めていけば、自身のミッションというのは、究極の「自分で在る」ということなのかもしれません。
レナードは、「何をするかよりも、どう在るかが重要だ」と言います。
まず「在ること」が先にあって、そこから行為が起こっていくのですが、私たちはしばしば「すること」「為すこと」の方が重要で、「在る」ことはおざなりにしたまま、質の伴わない空回りしたような行為をバタバタとしています。
私たちが自身のミッションを果たそうとするとき、まず「今ここに在る」というこプレゼンスがベースになるでしょう。
私は魂のミッションというのは、神との契約だと思っているのですが、人によってそれをどうイメージするかは様々だと思います。
契約という言葉にネガティブなイメージを持っている人は、それを自分を縛る窮屈な制限だと感じるかもしれませんし、ポジティブなイメージを持っている方は、自身の存在のよりどころ、根っこのようなものに感じているかもしれません。
いずれにせよ、それは私たちの魂の中に組み込まれた、この人生を意味づける重要なカギです。自身のミッションが何か分からないという方は、よくよく自分と向き合い、自分を知ることが大切です。
自分自身の存在の響きに、じっと意識を傾けてみてください。
自身の響きの最もクリアなところに意識を合わせたときに、自分がいるべきときにいるべきところに居る安らぎと、パワーが湧き上がってきます。その時あなたは、光の柱となっているでしょう。