大地への祈り

昨日はガネーシャ・ギリ先生のヨガのクラスでした。先生のマニアックなご指導と、ご一緒させていただいているクラスのみなさんもとても気持ちの良い方々ばかりで、毎回楽しく参加させていただいています。(^^)昨日も気づきがたくさんあったので、ちょっとシェアしてみたいと思います。

昨日はハタヨガのクラスでしたので色々なポーズや呼吸法をやったのですが、最初にやったのが太陽礼拝ならぬ月の礼拝と五体投地。

実は私はこれ系のポーズが大の苦手で、あまり好きではないんですね。昔から連続した身体の動きを覚えるのが物凄く苦手なせいもあるのかもしれませんが、課題を出された時は正直、心の中で「う。。。」と思ってしまいました。何度もやっているのに、未だに太陽礼拝も覚えていないくらいですから。(^^;

けれど、先生の誘導で五体投地をやってみて、なんだかちょっと気持ちがいい感じがしました。そしてみなさんがされているのを見学したり、先生が五体投地についてのお話をされているときに、瞬間的にあるビジョンが頭の中で閃きました。

五体投地はもちろん大地への礼拝だと頭での理解はあったのですが、そのことの意味が直接ハートの理解としてダイレクトにやってきた感じでした。それはもう、圧倒的な大地の愛と「つながる」というと生易しいくらいの、大地と一体になること、大地の愛で自身の存在のすべてを満たすこと。。。なのでした。

その感覚はもう、どうやっても言葉では言い表せません。

その後バランス系の飛行のポーズをやったとき、なかなかバランスが取れずにいる私に先生は意識の重心をもっと下に、とアドバイスしてくださいました。

バランス系はグラウンディングが要だと以前から思っていたのでグラウンディングは自分でもしているつもりでしたが、全然足りていなかったのです。

そのときにふと、五体投地の時のあの大地の感覚が思い出されて、グラウンディングコードを下すイメージではなく、大地に丸ごと支えてもらおう!と自分の意識を大地にべったりと降ろすようにしました。すると、なかなかいい感じで(と言ってもできたのは数秒もなかったですが)ポーズができました。

そのとき、また一瞬のインスピレーションがやって来て、空を羽ばたく鳥たちも、大気に抱かれているだけではなく、実は大地に支えてもらっているのだということが分かりました。

母なる大地は地上の生きものだけではなく、はるか上空を飛ぶ鳥たちさえも、その偉大なる愛で支えていたのかと知って、驚きとともにその無限の愛に対して、何とも言えない感動を覚えました。

鳥たちは、飛んでいるときもハートで大地とつながっていたのです。

振り返ればここまでで私の中で何かが起こっていたのか、後半の呼吸法では何とも言えず、意識が心地良いある領域に触れていました。雑念も多く意識もちらちらと揺れてはいましたが、その領域のバイブレーションはずっと感じていて、時間を追うに従って、心の奥に澄んだ静けさが広がって行きました。

さすがに先生が毎日瞑想やサーダナをされていらっしゃる空間だからそうなったのだろうと思いますが、やはり場に蓄積されたエネルギーの素晴らしさを改めて感じた出来事でした。

それからラッシュアワーで込み合った電車に乗って家に帰ってきたのですが、まだ陽も明るかったので自宅の屋上にある植木に水をやっていました。そのとき、ふと自分がいつもよりずっと深いプレゼンスに居ることを感じました。

あれだけの人混みを通り抜けても、まだあの神聖なバイブレーションが生きていたのです。

「私はここに居たい」

ただそう思いました。様々な心配事や悩みで心を苛んでいるのではなく、私はここに居たかったのです。そして、ただ私はそうすればいいだけでした。

水をもらって風に揺れている草木が、本当に美しく感じられました。

その後、翌日に備えてサロンのお清めをしたのですが、なぜかもう泣けてなけて仕方がありませんでした。理由も分からず、ただ涙がとめどなく溢れて、気持ちが一杯なのです。

大地が、私たち人間とのつながりを強く求めている。帰っておいで、と、そんな風に感じられました。

最近は大分の水害や、日本各地で震度5クラスの地震も相次いでいます。大地は、待ったなしで今、私たちとのつながりを欲しているようでした。

実は先日の満月の瞑想会の時、ご先祖様のヒーリングとともに、地球に生きる様々な存在たちへの癒しも行いました。いつもホログラムを参加者のみなさんの引いていただくのですが、6枚中なんと半分の3枚が自然界のホログラムでした。

これはとても珍しいくらい多い確率です。そして瞑想を誘導して行ったのですが、私たちに、もっと大地に意識を向けて、祈ってほしいというメッセージが降りてきました。

このブログを読んで何か感じるものがあったら、一日の内僅かな時間でも結構ですので、ぜひ大地に祈りを捧げていただきたいのです。それがひいては私たち自身のためにもなるでしょう。

この不思議な一日を振り返ってふと気づいたのですが、この日ヨガに行く電車の中で読んでいた本に、「尊敬している人になったつもりでその人のすべてをまねる」ということが書いてありました。

私はなぜか先日ご紹介した本の主人公の、ネイティブアメリカンのシャーマンであり戦士でもあるグランドファーザーを思っていました。

私にはとても彼のような素晴らしい能力は無いですが、彼だったらこの世界をどんな風に見るだろうと思いながらクラスに入り、最初だけでしたが彼の意識をまねてそこにいたのでした。このことで、何かチューニングされたものがあったのかもしれません。

彼の本に、「ヴィジョン―次元のベールを超えて見た地球の未来 (5次元文庫)」という本があり、ここでは彼が見た地球の未来が示唆されています。

おそらく地球は今、本当に待ったなしのところに来ているのでしょう。心ある方々が光のアンカーとなって、母なる大地につながってくださることを、私からも切にお願い申し上げます。

私もグランドファーザーに助けていただきながら、祈りを捧げたいと思います。

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