今週は、東京周辺ではお盆に当たる週なので、昨日の満月の瞑想会でもご先祖様のヒーリングを行いましたが、遠隔ヒーリングでもご先祖様に思いを馳せてみたいと思います。8月にお盆をされる地域の方にはちょっとフライングな感じかもしれませんが、お盆前の準備としてお付き合いいただけましたら幸いです。
7月7日の記事でも書いたように、私はものすごく守られ、お世話になっているのに以前はご先祖様というのがどうも苦手だと感じていました。とても重苦しい重荷を背負わされているように感じたのですね。
けれど、ある時このご先祖様に心からの感謝を伝えたときに、本当にそれが通じたのだという体験をしたことがありました。そこから、ご先祖様に思いを寄せるようになり、ここを大事にすると、自分を流れる命のエネルギーがとても力強くなるということを実感しました。
だから、実利的な意味でも、実は私たちがこの世界を生きていく上でこの流れを整えておくことは、とても重要なことなのです。
けれど、実際ご先祖様と言っても、祖父母の代までは何とか顔が分かったとしても、その先となると何だか漠然として雲をつかむような話に感じてしまうのではないでしょうか。
それでも、初めは何となくでも良いので、両親、祖父母が今生きている感覚を辿り、亡くなっている方のかつてその時代を生きていた「息遣い」などにじっと思いを馳せてみてください。
たとえば、私の父は終戦の年の生まれで、東京下町を焼き尽くした3月10日の東京大空襲の約1か月前に生まれています。数年前に亡くなった大叔母から、あの空襲の中を千葉の親戚の家まで命からがら逃げてきたとき、私の父は毛布一枚に包まれていただけだったと聞きました。
父を抱いて逃げた祖母は、どんな思いで戦火を潜り抜けたでしょうか。
そんなことは父が生きていた時は全く聞いたこともなく、亡くなって随分してから聞いたのですが、ケンカばかりしていた父のそんな歴史を聞くと、一人の人間の人生に「平凡」などというものは一つもないと思うのです。
ご先祖様が生きた時代はどんな出来事があったのか、大きなことは学校の歴史の授業なんかでも習うと思いますが、そこから時代の空気や人々の心情などを想像してみると、意識のチューニングが合って何か感じるかもしれません。
昨日の瞑想会では、ホログラムを使ってご先祖様のヒーリングを誘導したのですが、たくさんの御魂に参加していただき、最後はとても美しい光になっていきました
今回はホログラムは使わないのでまた違った癒しの流れになるとは思います。参加される方がよりしっかりとご先祖様の人生をリスペクトすることが大切な要素になってきます。
漠然とご先祖様を考えるのではなく、かつて血肉を持ってこの地上で生きた存在として感じてみてください。そうすることで、ご先祖様が概念の存在ではなく、もっと身近に感じられるでしょう。
もちろん、彼らにもポジティブな側面もあればネガティブな側面あったと思います。その両面をひっくるめて、懸命にこの地上で生きた人生を祝福し、感謝を表します。
私たちも、もし子孫がいて自分が先祖としてあるとき、今生きている自分も完全ではなく足らないところはたくさんあるけれど、その在るがままを子孫にリスペクトされ、感謝されたとしたらどんな気持ちになるでしょうか。
その反対の立場をこれからやろうとしているわけです。
かつての私のように、ご先祖様が苦手という方もあると思いますが、そういう方は、ご先祖様たちも今の自分と同じように苦しんだことがあるのだというところに意識を向けて、「あなたも苦しんだのですね」と言葉をかけて差し上げるといいかもしれません。
上っ面だけ「大変でしたね~」ではなく、自分自身もその大変さを受け止めたところから言葉を発することが大切です。
こうしたリスペクトと労いと感謝のこもった言葉は、お金をかけたお葬式や法事などよりも、ずっとご先祖様に届きます。むしろ、ご先祖様を供養できるのはそうした気持ちだけなのです。
というわけで今週のテーマはこちら。
ご先祖様の人生をリスペクトし、労い、感謝の気持ちを届けるよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ7月12日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。