年内最後のワークショップは、
珍しく男性お二人のクラスとなりました。
掲載許可をいただいているご感想はないので、
私自身の雑感を交えたご報告で代えさせて
いただきます。
遠方より初めてご参加くださった方、
1年ぶりのお久しぶりの方のクラスでしたが、
掘り下げ、実践の部分ともに
なかなかに抑圧の強さを感じました。
このワークでは、一見思考でするように思える
掘り下げの部分も、実は「感じながら」掘り下げて
いかないと、正しい解放の道筋に導かれません。
ですから、たとえば「怒ってはいけない」
「憎しみを抱くことは良くないことだ」などと
いう思いを持っている方は、
相手に対して抱いている在るがままの感情を
無意識に抑圧してしまうので、怒りや憎しみ
があっても、それに気づくことができませんし、
まして表現することもできなくなってしまいます。
ムカついている、悔しい、悲しい、苦しいなど
あらゆる感情をそう言葉にして表現するのは、
それを感じること、表現することを自分に
許していないと、できないことなのです。
また、本当にそうした感情が自分の中に
あるのかないのかを確かめるには、
必ずハートの声を聴きます。
ハートの答えがもし聞こえない状態であれば、
たとえ自覚の上ではまったくその感情がない
認識であったとしても、ないとは言えません。
むしろワークではこの状態を、「ある」ととります。
もし本当にその感情がないのであれば、
ハートは「ない」と答えるはずだからです。
このあたり、非常に注意深く読み解いていく
必要がありますが、なぜ自身が本当に感じている
感情を隠さなければならないのか。
そこに、非常に重要な意味があるのです。
ワークではここを深く掘り下げていきます。
人によって、そこにいくつもの人生を超えて
抱えてきた深い事情を見出すこともあります。
ここに埋もれた感情を、今ここで
受け止めていいのかどうか。
その準備が整ったとき、
長く封印してきた感情の扉が開かれるでしょう。
今回も、みなさんの真摯な取り組みの場に
立ち会わせていただき、感謝申し上げます。
この取り組みが、来年の飛躍に
繋がりますように。
ありがとうございました。