自身の真実を生きるときに直面する苦しみ

昨日は年内最後の感情解放ワークショップ
だったのですが、サロンでは珍しく、
男性のみのクラスでした。

お久しぶりの方、遠方からお越しの方も、
ありがとうございました。

男性だから、と一括りにするわけでは
ないのですが、やはり男性は、女性に比較して
物凄く抑圧の強い方が多いですね~。

日本の社会的に、まだまだ男は感情を顕わに
するもんじゃない、みたいな風潮があるせい
でしょうか。

昨日の参加者の方たちも、年内ベスト1,2
を争うくらいの抑圧の強さでした。(^^;

感情を表現できないとき、私たちは必然的に
そのエネルギーを抑圧することになりますが、

同時にその苦しさに耐えかねて、
意識がほぼ100%の確率で自分自身から
分離・逃避します。

そうしないと、もたないからですね。

そんな苦しみの中、適切な対処法も
知らずに生きていくことなんて、
とてもできはしないでしょう。

だから、それが責められるべきだとは
思いません。

けれど、感情解放のワークを知った方は、
対処法を知ったわけですから、改めて

ではその耐え難い感情に責任を取るのか
どうか、ということを自身に問い直す
機会を得ていることになります。

私は、その方がご自身の感情を受け止め
やすいようにサポートすることはできます。

色々なテクニックやものの見方などを
お伝えして、誘導はできますが、
実際に感情のエネルギーを受け止めるのは
その方自身です。私がやるんじゃありません。

こうやってあぁやって、こうすると
解放できますよ。はい、じゃぁ、
一緒に伴走しますから、やってみましょう。

って感じに手取り足取りサポートは
できますね。

でももしその方が、自身の感情の責任を
自分で引き受ける意思がなければ、
いくら手厚くサポートしても、
解放は起こりません。

そこから先は、その方の選択ですね。

自分の感情の責任を取ることの重要性が、
その方の中でどれだけ認識されていて、また
どれだけの緊急度を要しているかが
取り組みへの真剣さに比例するでしょう。

私はよく、ワークショップの中で、
自身の感情が全く感じられないとか、
ハートの声が全く取れない状態を、
「尋常でない状態」と表現します。

かなり強い表現だと思うのですが、
そういう言葉を使うのには訳があります。

抑圧が非常に強い方は、その状態が普通
になってしまっていて、どれだけ自身の
心身が悲鳴を上げているか、気づけない
状態になっています。

非常警報が鳴っているのに、電源を落として
静かにさせているようなものなので、
非常に危険なんですね。

そのままでいたら、間違いなく心も体も
ボロボロになってしまいます。

だからこそ、その状態は正常ではない、
「尋常ではない危険な状態」なのだと
気づいてほしいわけです。

心も体も、何も言わないから大丈夫だ
なんて悠長に構えていると、強制終了
させられることにもなりかねないのです。

全然大丈夫じゃないですよね。

そこまでになるまでに、何度も何度も
お知らせは来ているはずなんです。

これでも気づかないのか、ってなれば、
メッセージの方も、力づくでってなりますよね。

そこまで気づけない自分って、みなさん
どう思われますか。

誰か身近な人が、散々お知らせが来ているのに
恐いから、面倒くさいから応答しない!って
態度を頑固に貫いていたら、あなたは
どう感じ、何を思うでしょうか。

その人に感じ、思った要素が、
自分自身にはないと言い切れるのかどうか。

ないと思っても、自分が認識できている領域は
ごくわずかです。

しかもかなり歪んで視野が欠けていることも
しばしばだったりします。

だからこそ、自身の現実に現れている「鏡」を
通して、サインが見えたら間を置かずに
注意を向け、応答することが重要です。

それから、思考優勢でなかなか「感じる」ことが
難しい方は、自身が受け止めるべきものから
「逃避」しているのだということを認識する
ことも、大切だと思います。

現代社会では、理論的にものごとを捉えることを
感情よりも重要視する傾向があるので、
思考すること自体にステイタスを感じている方も
結構いらっしゃるように思います。

けれど、四六時中マインドの思考に溺れていて、
感じることがおろそかになっているのであれば、
それはステイタスではなく、中毒です。

感じることができなければ、自分の真実
につながることはできません。

思考はいくらでも捻じ曲げられ、
真実に触れることはできないからです。

本当は恐れているのに、恐れていないと
言い張ることもできますし、

怒りや憎しみが自身の中にあっても、
そんなものがあるはずがない、と
思考のレベルでは言えてしまうのです。

けれど、ハートにそれはできません。

だから、ハートに聞くと、
怒りや憎しみが自分の中にあっても
それを認めたくない場合、「ない」とは
言えずに、沈黙になるわけです。

つまり、「ある」ということになりますね。
本当にないのなら、「ない」という答えが
返ってくるはずですから。

こう見てくると、このケースでこの人は
2重に自分に不誠実な態度をとっていると
言えます。

つまり、あるのにそれを認めない不誠実さと、
ハートの声を握りつぶす不誠実さです。

自身の真実を本当に生きようと思ったとき、
この人は真実を聞く恐れに直面し、そして
受け入れがたい自身の側面を受け入れる
苦しみを通過するわけです。

そうして初めて、自身の真実を体現する
生き方が実現します。

頭だけで、「やります!できました!」と
できたつもりになれるほど、
簡単ではないプロセスがあるんですね。

口先だけの薄っぺらいヒーローではなく、
本物の勇者、真実を体現する猛者であれ。

この道を行く真実の勇者たちに、祝福を。

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