年々、季節の情緒がなくなってきているな~
と感じますが、やっぱりこの年末も、
大掃除もしてお正月の準備をしているのに、
昔みたいな情緒って、感じないですね。
なんでなんだろう?
それでも、日々軽やかになっていく
地球のバイブレーションと、その中で
もがき、羽ばたいていこうとする人たちの
エネルギーはひしひしと感じます。
みんな、自身の生き方を自分で選択
しているんですよね。
差し出されている諸々に直面しない
選択をする人もあるし、恐れと同時に
その先の希望を感じながら一歩を
踏み出して行く人もあります。
先日、メンテナンスで通っている
地元のヒーラー仲間の友人のところに
行って、色々話をする中で、
地元だけにやっぱり出てきた
某神社の刃傷事件。
人間の心の奥底にたぎる憎しみや怒り、
悲しみや淋しさなどと、そうした心の隙
に忍び込む諸々の存在、また土地の歴史
などに話が及びました。
正直、事件の後、あまり関わりたくないな、
とお参りはおろか、意識を向けることも
していなかったのですが、
私の生きる現実において、この事件が
起こったという事実をもう少し
見ておく必要もあるだろうと思い、
ワークを兼ねて内観をしてみました。
自分の現実に起こったことは、
何かしら自身の内側の要素を表している
と私は考えているので、
折角示されたこれだけ大きなお知らせを、
スルーするのもどうかな、と思ったのです。
自分の中に、あの人たちと同じ憎しみや
怒り、悲しみなどの感情が抑圧されて
いないかどうか。
ワークにも色々やり方はあるのですが、
私は自分のワークではダイレクトに
体感覚をたどっていく方法を主に
使っています。
怒り、憎しみ、妬ましさ、などなど。
様々なキーワードをじっと感じていって、
自身の中で微妙に浮上している体感覚
をたどっていきます。
最も気持ちの悪いところ、辛い方向
に向かって意識をぐっと沈めていくと、
ハートから胸の上部、のどから延髄
の上方に向かうエネルギーの反応が
ありました。
さらに断続的に進めていくと、
ハートの奥の、なかなかデリケートな
部分をえぐられるような感覚が
あったりして、
意識して受け止めないと、
これはぐっと閉じて逃げちゃうよね~
というような気持ちの悪い反応が
起こっていきました。
でも、そうは言っても決して
受け止められないようなものではなく、
落ち着いて体と心とともにいれば、
ちゃんと完了させてあげられるものです。
以前の私だったら、きっとこの深い悲しみ
のエネルギーも、胸を詰まらせながら、
解放するのにもかなり時間をかけていた
だろうな、と思います。
が、感覚を在るがままに受け止める
在り方もできてきたので、さほど
引っ掛からずにず~っと奥の方まで
辿っていけました。
そうしてある程度胸の周辺が軽くなった
ところでワークを終えたのですが、
その日の午前からお昼にかけて、
やたらと幸せな気持ちでいっぱいに
なりました。
特に何にも変わったことはなかった
のですけれどね、ハートがウキウキ
ワクワクしていて、とにかく
幸せなんです。
人間て、幸せであるのに理由はいらない
んだな~ってつくづく思いますね。
ただ、今この瞬間に起こっていることを
辛いこともうれしいことも、在るがままに
生きて受け取っていたら、
抑圧されたエネルギーに苦しむことも
なく、こんなにただの日常が嬉しい
ものなんですね。
有り難いことです。
多くの人は、自身の内に抑圧された
ネガティブな感情を恐れ、忌み嫌いますが、
それを感じても、本当は大丈夫なんです。
ただし、ストーリーに飲まれることなく、
自身の苦しみの責任を誰かや何かのせい
にしないで自分で責任を取るならば、です。
誰かのせいだと責任を相手に押し付けることは、
たとえ自分にそうすることの正当性があるように
見えたとしても、結果的には重いツケを
後々まで支払うことになります。
恐がってもいいから、自分で自身の感情の
責任を取ってごらん。そうすれば、哀れで無力な
自分に、本当のパワーが戻って来るから。
私はそう伝えます。
無力感や無価値感を感じる人は多いですが、
それは見方を変えれば、どこかで何かから
逃げているところがある、というお知らせ
であるとも言えると思います。
誰にあなたのパワーを差し出してしまっていますか。
あなたの現実において、何に高い権威を与えて
自分を虚しくしていますか。
地位やお金、素敵なパートナー、所有財産や能力に
権威を与えている人は、それがない「規格外」の
自分を無価値だとみてしまうことがあります。
外側の何かに依存するのではなく、
あなた自身の内に、真のパワーを見つけてください。
自身の外で起こって来るものや感情や感覚に、
あなたの本質を変えてしまうものなど
ありません。
変わることのない、本質に出会っていくことこそ
あなたの心を永遠に安らがせるでしょう。