プレゼンスへの帰還

昨日は「今この瞬間に在ることと
心の隙の癒し」の特別講座最終回でした。

この講座は今月3回行いましたが、
どの回もそれぞれ印象深い講座となりました。

お集まりくださったみなさま、
本当にありがとうございました。

今回もみなさん、今年の締めくくりらしく、
とても深いものをたくさん解放され、また
プレゼンスと内なる神に触れていかれました。

過去から持ち越されたものが統合され、
自身の魂の故郷であるプレゼンス・
内なる神に触れていく場に立ち会わせて
いただくことは、

私にとっても本当に有り難く、
とても神聖なことだとしみじみ感じます。

自分なんて愛される資格がないとか、
神は私を許さないだろう、
自分の弱さを絶対に許せない
他者の重荷を引き受けなければならない
などなど

働きかけをしながら、私にはみなさんの中に
浮上する様々な思いや感情のしこりが
見えています。

けれども、明らかに私にはそれが見えているのに、
ご本人にそれを確認すると、そんなものはない
と答えることがしばしばあります。

おかしいな~、こんなにはっきり反応があるのに
と思って別の角度から言葉を変え、視点を変えて
さらに問いかけを続けていくと、

最終的には、私が捉えたそのエネルギーを
ご本人が見つけるということが良くあるんですね。

どうしてこういうことが起こるのかというと、
やっぱり行きつくところは、自身の中にそれを
持っているということに気づいてしまっては
「都合が悪い」というところに行きつきます。

たとえば、怒りや憎しみなどが自分の中にあると、
そんな醜い自分は耐え難い。人から嫌われてしまう
そうなっては孤独になってしまう。それは嫌だ。
ということで抑圧されたり、

手に負えない感情が噴き出してしまったら、
我を見失ってとんでもないことをしでかすかも
しれない、と恐れて無かったことにするわけです。

どちらの場合も、怒りや憎しみで孤独になったり
人を傷つけたりという経験が、魂の中に記憶
されていたりして、それが癒しのプロセスの中で
浮上することもよくあります。

「気づいては都合の悪いもの」に気づくには、
それを認めてもいいかも。という顕在意識や
潜在意識レベルの本人の意思が必要です。

だから私はエネルギー的に働きかけるのと同時に、
常に言葉で呼びかけ、問いかけつつ新たな視点や
選択肢を提示したりもします。

中には、そんな呼びかけにも徹底的に抵抗
されるケースもありますが、そうなれば
私にできることはありません。

嫌だ!見たくない、聞きたくない、
先に進みたくなんかないんだ!

と言われれば、その人の人生ですから、
私が何かを強制する筋合いのものでは
ありませんしね。

そうなると、あとはタイミングの問題
になるかもしれません。

サロンには日々、そうした選択の中で
立ちすくみ、逡巡したり、元気よく一歩を
踏み出していく勇気ある魂、あるいは、
変わらずにいることを選ぶ方など、
様々な方がお見えになります。

みなさんそれぞれに、自身の人生を
選んでいるのですよね。

ちなみに、前に進むのも怖くて嫌だし、
でもこのままでいるのも嫌、と言って
選択しないで立ち止まるのも、
一つの「選択」ですからね。

「選択しない選択」と言えるでしょうか。

私たちは毎瞬、自身の意思を在り方を
通して体現しているわけです。

昨日の講座では、プレゼンスについて
私がレナードから学んできたものを
色々お伝えさせていただきましたが、

なぜ今この瞬間にいることが
それほどまでに大切なことなのか、

私のブログやその他を通して、みなさん
私の想像以上に意識を持っていらっしゃって、
お帰りになる際も、

「あ、プレゼンスでしたね!」と言って
下さったことが、とても嬉しかったです。

毎瞬、私たちは自身の在り方を通して
プレゼンスに在るか、マインドに在るかを
選択できるのです。

有り難いことに、今というこの瞬間は
休むことなく次々にやってきて、
新たな機会を私たちに提供し続けて
くれています。

何十回、何千回失敗しても、
いいんです。

過去にとらわれず、今この瞬間に
気づいたら、穏やかにプレゼンスに
戻ってきましょう。

私自身、まだまだ失敗の連続です。

でも、内なる神は、そんな私を責めることは
決してありません。

いつでも心を澄ませて呼びかけると、
「私はここにいる」と応えてくれます。

一度リアルな神を知ったなら、
誰が私と神のこの個人的な関係性を
奪い、壊すことができるでしょうか。

また、このとてもプライベートな関係性を
誰が代行できるというのでしょうか。

自身と内なる神との対話の間に
割って入る存在を許してはなりません。

また、横着してそれを自ら、
誰かに代行させようとしてもいけません。

いかにそれが難しく感じようとも、
私たちには元から、それができる能力が
誰にでも備わっています。

他人事と思わずに、やってみることです。

あらゆる失敗の恐れを受け止めて。
また魂に刻まれた神への恨み、憎しみ、怒り
にも目をそらさず直面して。

私たちは、そろそろ内なる神のいます
故郷に帰還するときではないでしょうか。

あなたに、プレゼンスの恩寵が満ちますように。

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