昨日は感情解放ワークショップでした。
お集まりくださったみなさま、
ありがとうございました。
みなさん、色々な状況の中でご参加
下さっていると思いますが、
どんなに深刻と見える出来事の中にあっても、
どうぞその現実を拒絶することなく、
しっかりご自身の足で踏みしめて在って下さい。
自ら明け渡してしまった自身のパワーを
取り戻していく過程で、心身共に
痛みを伴う出来事を通過するかもしれません。
けれど、その一つ一つのプロセスに
適切に応答していったとき、
必ずあなた自身の真のパワーに目覚めます。
諦めず、自分を慈しみながら、
自身の深奥に深く心を済ませてください。
辛い時ほど、恩寵も深いものです。
その恩寵の中で、どうしようもなく
頑なになった心の鎧が崩壊していっている
だけです。
崩れていくものの中で我を見失うのではなく、
このプロセスを導く恩寵に意識を向け、
自身の深奥と対話なさってください。
私のお伝えしている感情解放ワークは、
ただ単に抑圧された感情を解放することで
自分の願うような幸せを実現していこう
ということを目的にしているわけではありません。
どれだけブロックとなっている感情を
解放し続けても、あなたは完全に満たされる
ことはないでしょう。
人生は、エゴが主導する在り方を超えて
究極的には、私たちを「神と一体の我」へと
導いていきます。
人間の、非常に霊的な側面に触れざるを
得ないのです。
感情解放ワークの先に私が見ているのは、
そうした霊的な側面も含めたホリスティックな
在り方なんですね。
よく、自分自身に向き合っている方に
聞かれる言葉に、
「自分が何を望んでいるのかわからない」
というものがあります。
これはエゴが思考しているんじゃないか、
誰かに刷り込まれた考え方ではないのか、
と思ってしまう、というんですね。
確信が持てないということ自体、
自身の真実に触れていない在り方をしている
という証拠で、
だからこそ、確かな何かを求めて
外側に彷徨ってしまうわけです。
こういう方は、もっともらしい正しさを
示してくれる誰かや何かにとても弱いです。
自分ではわからないけれど、
この人はわかっているんだ。
と見えたら、自分自身をその存在に容易く
明け渡してしまったりするでしょう。
スピリチュアルな世界を渡り歩いていると
多かれ少なかれ痛い目に遭っている方に
出会いますが、
そういう方には必ずと言っていいほど
こうした「心の隙」が見られます。
それが悪いと言っているわけではなく、
その嫌な体験に差し出されたメッセージを
しかと受け止め、自らの糧として
前に進むことが大切です。
決して、無かったことにして
「もっとマシな次」へと手を伸ばすことを
なさらないように。
自身の深いところの声を聴く習慣のない方、
内なる声を抑圧している方を見ていて
私が感じるのは、
その方の意識がとても浅いところで分断
されていて、底の方まで響いていない
感じがするのです。
たとえるなら、2重底になっている酒樽
のようなもので、
上の方はもっともらしくお酒も入っているけれど
何だかそれがダミーのようで違和感アリアリ。
まだ奥に別の何かがあるでしょ~?
って感じでしょうか。
見た目は取り繕えても、バイブレーションは
誤魔化せません。
先週の無料遠隔ヒーリング「自身の真実から
言葉を発し、行動する」のご感想もぼちぼち
届いていますが、
自身の真実を少しずつ取り戻していっている方、
真実からかけ離れた自分に気づいた方、
真実を知りたくないと思っている自分を
見つけた方、様々です。
取り繕った自分でバランスをとっている
方にとっては、真実ほど恐ろしいものは
ないでしょうね。
必死で塗り固めたお化粧を、根本から
打ち砕いてしまうわけですから。
そうなったら、今まで苦労して繋ぎ留めていた
人や物が、自分から去って行ってしまう、
そうなっては生きていけない!
と恐れおののくわけです。
でも、本当はそんなことないんです。
真実を基盤に生きた方がずっと楽だし、
無理を重ねて何かしなくちゃいけない
ということもなくなります。
けれど、そう頭でわかっていても、
その在り方を実践するのは
そう簡単ではないでしょう。
恐ろしさにおののく自分を、
自身の内なる神に告白しましょう。
私はとても恐いのです。
足がすくんで前に進めません。
自分の醜さを、裁いてしまいます。
どうしても弱い自分を許せずにいます、と。
完全な自分になるまで、
自身の真実を生きることができない
というわけではありません。
そうした弱さ、醜さもまた、
あなたの真実ではありませんか?
内なる神は、そうしたあなたのすべて
とともに在ります。
清く正しいあなただけを受け入れ、
弱いあなたを拒絶するような
ことはありません。
ただ、あなた自身がそれをジャッジし、
拒絶して神から離れていくのです。
かつて、レナードはこう言いました。
「そのままで良いから、
こちら側へ来なさい」と。
どうぞそのままのあなたで、
ご自身の深奥と対話なさってください。