昨日は感情解放ワークショップでした。
お集まりくださったみなさま、
ありがとうございます。
みなさん、ここのところ
進展目覚ましいものがあるな～
と感じております。（＾＾）
サロンに見えた最初のころは、ちょっと
近寄りがたい雰囲気をもっていらした方も、
今では温かな人間味が自然に滲み出ていたり、
ずっと向き合えなかったご家族のことに
どんどん向き合って統合されて行ったり。
人ってこんなに変わるんだな～と
私自身、とても勇気をいただいています。
感謝（-人-）
ワークをしていると、自分自身や相手だけではなく、
しばしばその背景となった両親やそのまた両親
にまで範囲が拡大していくことがあります。
たとえば、自分に深い恐怖心を与えた両親
との関係性を取り上げてみるとすると、
まず自分自身の恐怖や混乱の感情を受け止め、
そしてそれを与えた親の動機を見ていきます。
その人の中に受け止めきれないものが
その行為になって子供に押し付けられている
わけなので、受け止めきれなかったその感情を
親の意識に入って統合していきます。
すると、しばしばその親で終わらずに、
その人がそうならざるを得なかった要因を
作ったそのまた両親にまでワークが
広がることがあるのです。
でも、自分が会ったこともない人達の
心の内なんてわかるわけがない
と思うかもしれません。
けれど、実際にその人の中に意識を
移動させてみると、本当にびっくりするくらい
色々分かって来るんですね。
あぁ、だからこの人はこんな言動を
していたのか、と。
そうして、かつてその人の中でどうにもできなくて
誰かに押し付けていた感情を受け止めていくと、
家族の歴史のストーリーのビジョン自体が
どんどん変化していきます。
それは、自分の内側のエネルギーが書き換わっている
ことでもあるので、結果、自分の親との関係性
の感じ方も、変化していくのです。
あれほど恐怖心を抱いたり嫌悪感を感じていたのに、
ストーリーが調和に満ちたものになると
恐怖心も嫌悪感も消えて、とても穏やかに
相手を許し、受け入れられるようになるのです。
そうなるように、わだかまりの連鎖を
解いていくわけですね。
どこまで遡るかはケースバイケースですが、
大体3代くらい遡って親子関係、夫婦関係の
わだかまりを統合できると、
かなりいい感じになります。（＾＾）
夫婦関係も、父、母ともに、背景には
育った家庭の影響が大きくあります。
だから、表現が不器用だったり
思うことを素直に表現できなかったり、
行き過ぎてしまったり。
また受け取り方も、変に被害者意識が
強かったり、誰も疎外していないのに
そうされていると感じてしまったりとか
あるわけですね。
そういう者同士が夫婦になったときに、
行き違いや誤解、痛みのキャッチボール
などから、壮絶な摩擦を引き起こしたり
するのです。
そしてその環境下でそれを見て過ごす子供は、
何かしらの影響を受けて育つ。
この繰り返しなのです。
不幸な痛みの連鎖があるのなら、
どこかで転換しなければなりません。
自身の辛い感情をいかに統合するか
ということを知った自分から、
まずそれをして行きましょう、
というのが私の呼びかけです。
先祖たちが誰も為しえなかったことを
成し遂げるチャンスが、今この自分に
与えられているわけですね。
だからと言って、ワークはとんでもなく難しいことを
無理無理やるわけではありません。
今のこの自分にできることを
積み重ねていくだけです。
それだけで、こんなにも大きなことが
成し遂げられるのです。
自分自身の痛みを抱きしめ、
両親の苦しみを抱きしめ、
先祖たちが人知れず味わってきた辛苦をも
深く慈しみ、抱きしめることが
できるようになります。
そしてその慈愛は、自分の子孫に、
子供のいない人は、接するすべての人に対して
癒しと希望になります。
それは、なにものにも代えがたい
ギフトになるでしょう。
自分が自分に注いだ愛と眼差しが、
自分だけにとどまらず、
ものすごく大きな世界を癒していくんですね。
だから、自分は無限の世界への入り口であり
万能のアクセスポイントなのです。
そこにどれだけ深く向き合えるかが、
人生の豊かさと奥行きを決めます。
向き合うことの恐れすら抱きしめて、
自身の中心から、愛を汲み上げていきましょう。