私たち現代人は、
よほど瞑想や内観の習慣のある方でない限り、
普通に生きていたら意識は外側方向に
向いていることがほとんどで、
自分に向くことは少ないような気がします。
セッションで様々な方の意識を
リーディングしますが、
自分がお留守状態の方、
とても多いです。
外側で起こっていることに
毎瞬対応していくのだから、
それで何か不都合なことがあるのかというと、
自分という軸が持てないので、
容易く外側の諸々に引っ張られ、
引きずられがちになる、
ということはあるだろうと思います。
自分軸を持つというのは、
私の感覚で言い換えるなら、
外側の刺激によって自身の内に起こる
あらゆる変化に気づき、離れず、
適切に応答しながら、外側の状況に
対応していける状態と言えます。
けれど、自分がお留守状態の人は、
外側の刺激には敏感に反応するけれど、
自分の内側で起こっていることに関しては
ほぼ無意識です。
だから、極端に言うと、
その時自分が苦しかったとか辛かった、
怒っていた、心地良かった悪かった、
といった感覚や感情に気づけていなかったり
無意識に抑圧し、あるいは無意識に地雷を踏んで
収拾がつかなくなってしまうということが
あるのです。
そうなると、今度は適切に応答できなかった
自分自身の内で湧き起こっていた
諸々の感情や感覚が未完了のまま
蓋をされてしまい、
そのエネルギーが知らず知らずに
自分を揺さぶり、行動に無意識レベルから
影響を及ぼすようになるのです。
未完了の感情のエネルギーは、
このようにして心の機能不全を引き起こす
原因にもなるので、
だからこそ、自分の内側で起こっていることに
意識的でいて、毎瞬適切に消化、完了させる
在り方を身につけるようにすると、
随分と生きることが楽になっていきます。
起こっている出来事を同じように
複数の人が体験したとしても、
みなそれぞれ反応が違うのは、
それらの人の中で、
未完了の感情のエネルギーを
どれだけ消化できるか、という力が
違うからなんですね。
ちょっとした刺激で一杯一杯になる人もいれば、
ちゃんとそういうエネルギーを消化していける
習慣を持っている人であれば、かなり
ストレスフルな状況にも割と大丈夫でいられる
というわけです。
よく、ストレスを発散するとか言いますが、
感情解放ワークの視点では、
未完了の感情のエネルギーは、何か別のことを
して発散することでは完了しません。
ちゃんと、それそのものとして
生きてあげるしかないんですね。
たとえば、何かや誰かに対する怒りであれば、
ちゃんとそれに対して怒りを表現する
必要があるわけです。
もちろん、それは八つ当たりのように
相手に暴力的なエネルギーを実際に向けろ
と言っているわけではなく、
安全で、責任を持った方法で
怒りのエネルギーを表現します。
なぜ怒っているのか、
その怒りの本質をちゃんと表現し、
その状況に自分が応答しないと
いけないのです。
単なるストレス発散では、
その怒りの本質に応答するという
自分自身の責任が果たされていないため、
一時的にすっきりしたように思えても、
またぶり返してしまうのです。
また、気持ちを切り替えるとか
無かったことにする、抑圧するという
よくある方法も、同じ理由から
未完了の感情のエネルギーを完了させることは
できません。
無かったことになどできないし、
違うものにすり替えることなども
できないのです。
それは、私たちのニーズや訴えが
無かったことにされたり違うものにすり替えたり
されたくはないし、されてはならないのと
一緒です。
そうした自身の内に湧き上がるものに
いちいち対応することを、我儘だとか
感じてしまう方もあるようですが、
それは違います。
そうしたニーズや欲求の中に、
その時自分がどう振舞うべきなのかを
知る大切なメッセージがあるのです。
それは、最も深いレベルでは、
魂の導きにつながっていきます。
だから、自分の内側で起こっていることを
軽んじたりおろそかにしてはならないし、
そこから離れてもいけないのです。
これは、
感情解放ワークの基本中の基本ですが、
常にそれらを感じながら、
適切に応答できる在り方を
身につけていきましょう。
というわけで、
今週の無料遠隔ヒーリングのテーマはこちら。
自分の中で起こっている気持ちや感覚を軽んじることなく適切に受け止め、応答できる自分で在るよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」
をご覧になり、
ご理解のうえ2022年3月2日(水)17:00までに
https://ssl.form-mailer.jp/fms/58a4e94a725369
にてお申し込み下さい。
同日20:00より順次働きかけを行っていきます。
ご感想はお申し込みフォームの
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明記のうえ、送ってください。
(↑ご自身が受けた回数じゃないですよ~)