封印した望みを引き上げ、方向性を与えて解き放つ

望みを抱くことって、人間にとっては
とても大切なことなのだろうと思うのですが、

私たちはしばしば、望むことを抑圧し、
諦め、封印してしまうことがあります。

自分に望みを抱くことを許さないのですね。

抑圧は、そもそもそれがない状態とは違って、
在るのにそれがないことになっている、
という状態です。

それは自分に嘘をついていることであり、
心に分離の構図を生み出します。

分離があると、私たちは多かれ少なかれ、
いつもどこかで痛みを感じています。

感じているのだけれど、常にそれを感じ続けるのは
辛いので、感覚を麻痺させ、鈍らせて
感じないようにやり過ごすということをします。

まるでモルヒネを投与された人のように、
痛みは感じないで済むのだけれど、
どこかトロンとして生気のない感じに
なります。

自身に望むことを許さないのには、
それぞれ人によって様々な理由があります。

けれど、大抵その理由は何かしらの痛みの経験
がベースになっています。

だから、二度とそんな辛い体験をしないように、
自分を守るために望むことを諦めるんですね。

感情解放のワークでは、
「諦めは感情の蓋」だとご説明します。

ワークの中で諦めが出てきたときは、
必ずその奥に対処すべき痛みがあるという風に
捉えます。

そして、諦めの反対のベクトルに、
その人が本当に望んでいることが
あるのです。

この2点を踏まえたうえで「諦め」というものを
捉えたときに、封印の奥にある望みを
いかに解き放つか、ということへの道程が
見えてくるわけです。

つまり、諦めの反対の方向を取ってやれば、
真の望みが、鮮やかに浮かび上がってきます。

本当はそうしたいのだという思いが浮上したら、
今度はそれに対して許可を出していきます。

もしそれが許されるのだとしたら、
それを望むだろうか?

自分にそれを得る資格があるのだとしたら、
私はそれに手を伸ばすだろうか?

今、そうしてもいいだろうか?
もう少し後でそれをするだろうか?
それとも、やらないだろうか?

自分の中に、それを得るための力が十分に
あるのだとしたら、その力を使うだろうか?

その力が自分にあると、認めてもいいだろうか?

その力を十分に使いこなす資質を磨いて
いけるのだとしたら、それをするだろうか?

力を存分に使い、望みを体現し、そのことが
多くの存在から祝福されるのだとしたら、
その祝福を受け取ってもいいだろうか?

自分の命を、祝福してもいいだろうか?

自身の奥深くから溢れる愛を無限に与え、
また無限に愛され、自在に愛を循環させる存在
として、この人生を生きてもいいのかどうか。

それが許されるのだとしたら、
それを望むだろうか?

今の自分がたとえどんなに疲れ果て、
閉ざしていて希望がなかったとしても、
もしそうなってもいいのだとしたら…。

厚い諦めの扉の奥に葬り去った望みを、
もう一度引っ張り出してみよう。

望むこと自体を禁じないで。

ただ、望んでみよう。

自分で自身に制限をかけない限り、
あなたの心は自由です。

本当は何を望んでいたのか、
それを認めてあげることで、
生きる気力を失っていた人生に、
生気と希望が戻ってきます。

自身の奥深くから喜びが、
湧き上がってきます。

自分の望みを認めることで、
無かったことにしないことで、
それに正直であることで、

喜びとともに人生を導く力が
働き出すのです。

欲望と言うと、なんだかいけないもののような
否定的な響きもあり、願望と言うと、
どこか表面的でエゴ的な響きも感じられなくもない
のですが、

いずれにせよ、望みを抱くことは
人間にとって自然な心の動きなんじゃないかと
思うのです。

確かに、私たちはしばしば表面的な願望に
振り回され、失敗を繰り返したりします。

けれど、そうした歩みすらも、
本当に自身の深いところから湧き上がって
くるものにつながっていく一歩なのだとしたら、
そうした拙い歩みも、愛おしく、
許せるものになるのではないでしょうか。

許せないこと、諦めていることがあるということは、
その先に制限を超えた可能性があるという
印です。

その可能性を取りに行くかどうか。

望まなければ、蓋をされたまま、
制限は生き続けていきます。

明日も、1か月後も、来年も、10年後も
その自分で行くのかどうか。

今はこれで良い、と思うかもしれません。
それもOKです。

思い出したら、この問いをまた問いかけてみたら
良いと思うのです。

封印した望みを引き上げ、方向性を与えて
解き放つたびに、人生はシフトしていくでしょう。

望むこと、求めることは、
私たちにとって自在に時空を旅するための
最強の秘術なのかもしれません。

挫折や失望を越えて、
マスターしがいがありそうです。

あなたの人生に、生きる喜びが満ちますように。

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