愛する人への憎しみや怒りを統合する

感情解放セッションをしていると、
つくづく人間は、気づきたくないものには
気づけないものだな~と思います。

見たくない、気づきたくないものに
どうやって気づくようになっていったら
いいのか。

まずは本人にそれを見ることの必然性と
意志があることが最初でしょうね。

見ることが必要だと思ってもいない、
見たくもないものなんて、
そもそも見ようとしないですから。

見るのはしんどい。色々恐れもある。
でも、見なければ自分の人生に
未来はない!というくらいの
強い必要性があれば、

どうにかしてその辛さも恐れも
超えていこうとします。

この部分の意志がないと、
厳しいでしょう。

なぜ見たくもないものを見なければ
いけないのか。

これはポジティブシンキングとか、
進みたい方向に意識をフォーカスさせる
ということとは全く別の観点の話で、

無意識に隠したものが、
自身の歩みを阻む要因になったり、
それを見なければ次に進むための
カギが得られなかったりという事実が
厳然として在るので、

何とかして避けようとしていることがある、
という傾向を、私は働きかけの重点ポイント
として、とても重要視しています。

そのことに対して本当にニュートラルで
あるならば、見ないようにしなくても
いいわけです。

見えていても構わないし囚われない
というのと、必死で背を向けて逃げている
というのでは全く意味合いが違います。

後者の場合は、分離があるので、
それゆえの苦しみもあるでしょう。

どこまでその苦しみを我慢できるか。
我慢できなくなってから向き合うのか、
早め早めに気づきの意識を向けるのか。
どちらかしかありません。

見たくもない都合の悪いもので
よくあるのは、

自分にとって大切な人、
決して失いたくない人に対する
怒りや憎しみの気持ちでしょうか。

親やパートナーのケースが多いですね。

自分の中に、そんな気持ちがあることを
もし相手に知られてしまったら、
その人は自分から去ってしまうとか、
愛されなくなってしまうとかいう恐れが
強烈にネガティブな感情を抑圧します。

自分にはそんなものは一切ない、と。

でも、そうすると自分に嘘をつくことになります。
真実に背を向けた代償は、自身の心に深く
突き刺したナイフのような嘘の痛みで、

これを抱えたまま、恐れと偽りの愛に
生きることになります。

当然、虚しさや無力感に苛まれる人生
になるでしょうし、自身の真実を葬っているので、
自分の本当の望みがわからなくなり、
人生の導きを失うことになります。

偽りの愛と言ったのは、
それは本当に無条件に相手に向けた愛ではなく、
ただ相手を失いたくないという利己的な動機
からやって来る、愛に似たものの形だからです。

愛というよりは、ニーズでしょうね。

その人の中に、喪失の痛みや淋しさ、孤独、
悲しみなどの未完了の感情が残っているほど、
嫌われたくない、側にいてほしいという
執着が強くなります。

こうした痛みの感情をしっかり受け止め、
統合できると、孤独も喪失もそれほど
恐くはなくなります。

すると、自分に心に刃を立ててまで、
嘘をつく必要がなくなります。

そうなって初めて、
在るがままの相手への否定的な感情が
自分の中にあることを認められるように
なるのです。

そこから、私たちは本当の自身の人生を
生き始めます。

本当にやりたいことをやりたいと言い、
嫌なことは嫌だと言い、
愛している人に、恐れからではなく、
ただ愛しているから愛していると
伝えることができるようになります。

怒りや憎しみを抑圧し、大切な人が自分から
去っていくのではないかと恐れながらいるのと、
どちらが幸せでしょうね。

方向転換しようと思った人にまず聞かれるのは

では、怒りや憎しみなどのネガティブな
気持ちを抑圧しないでいるとは
どうやったらいいのか?
ということです。

八つ当たりするのでもなく、
責任を持った適切な方法で、
それらの感情を表現し、生き切ります。

相手に自分の凶暴な感情のエネルギーを
ぶつけるのはNGです。

いかに理性的に、筋の通った言動をしようとも、
そこに自分で責任を取るべき感情のエネルギーを
乗せてしまうのは誤りです。

相手から、自分がぶつけた以上の反動の
エネルギーをぶつけられるでしょう。

そういうことをしなさいと
言っているわけではなく、

一人の安全な時間と空間で、
その感情が表現したがっている
やり方で、表現します。

また、飲み込んだ言葉や叫びなども
あれば吐き出していきましょう。

頭で、「こんなこと一人で言ったって
どうにもならない」とバカにしたもの
でもありませんよ。

やってみると、胸のつかえがとれて
結構すっきりするものです。

誰を傷つけるものでもありませんから、
トライしてみるといいでしょう。

ただし、頭で考えた台詞ではダメです。
本当に本当に心の奥底から吐き出すような
言葉を表現してくださいね。

自分にも他者にも誠実で在りたいのなら、
自身のあらゆる側面をえり好み
していてはいけません。

抑圧することに我慢強くなるのではなく、
恐れを超えていく勇気を持つことに
あなたの生きる力を注いでください。

あなたの人生が、力強く輝きだすことを
心から願っています。

関連記事

お知らせ

●満月のオンライン瞑想会
2024年
12月15日(日)17:00~20:00
2025年
1月14日(火)19:00~22:00
2月12日(水)19:00~22:00
・・・
●冬至の瞑想会
2024年
12月21日(土)17:00~20:00
・・・
●2024年10月から開始されるレプリコンワクチンを接種された方は、対面、遠隔、無料遠隔ヒーリングをお受けいただくことはできません
・・・
●もしこちらの新サイトのブログが更新されてなかったら、 以下のミラーサイトをご確認ください。
・・・
アメブロ
https://ameblo.jp/25258pkou/entry-12734758809.html
・・・
gooブログ
https://blog.goo.ne.jp/25258pkou

最近の記事

  1. 力を出すための意識の使い方

  2. 冬至の瞑想会のお知らせ

  3. 魂の望みを生きる方法

  4. 満月のオンライン瞑想会(11/16)ご感想

  5. 未来を拓く

カレンダー

2018年8月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
TOP