そろそろ来月の講座のテーマを発表しなければ、
と思ってはいるのですが、夏至を過ぎた辺りの
エネルギーを見てから決めたいので、
待っていて下さるみなさん、
すみませんが、もう少し待ってね。
日程だけは発表してあるので、
心にお留め置き下されば幸いです。
さて。
常々、テクニックよりも在り方が大事!
とお伝えしてきているのですが、
在り方がピシッと決まると、
生半可なテクニックでこねくり回すような部分が
ただ「在る」という一事で片が付いてしまう
ことがあります。
また、在り方ができてない状態でテクニックを
使うと、勘違いした力の誤用をしてしまったり、
テクニックをうまく使いこなせずに
こじらせてしまったりということもありますね。
在り方はすべての基盤ですから、
どこまでこれを深く突き詰めて見ていくことが
できるかによって、
その上にどのくらいのスケールのものを
構築できるかが決まってきます。
私がよく、根をしっかりと張らなければならない
と言っているのは、この基盤のことです。
スピリチュアルなテクニックを学びたての頃は、
真新しいおもちゃを与えられた子供のように
これを使ってこんなこともできる!
あんなこともできる!と夢中になるものです。
それはそれでとても素敵な時期ですから、
楽しく学んで馴染んでいければいいと思います。
ただそれを、人に対して使う段になる辺りから
「在り方」が問われるようになりますね。
自分の分をわきまえ、
許可なく踏み込むべきでない領域に入らないなど、
自分が何をすべきなのか、してはいけないのかを
識別する力が必要だったり、
相手に相対するときに、必然的に映ってしまう
自分自身の像に、いかに向き合っていけるかなど、
本気でツール(テクニック)を使おうと思ったら、
自身の在り方を問わずに前に進むことなど
できない、と気づくはずです。
そんなことを思いながらヒーリングセッションを
人様に提供するようになってかれこれ8年半、
今自分の在り方はいかに、と振り返っています。
ジタバタともがきながらここまで来たのですが、
さらに、もっと深いところに心を澄ませて
いかなければいけないな、と感じています。
今自分がどこまでできるのか。
チャレンジをしているところです。
意識を深いところに向けていくときに
邪魔になるのは、自分自身の人生に対する
抵抗です。
それがあると、何と言うか、
意識が乱れて深く入れないんですね。
あれが恐い、これは嫌だと言って、
深いところからやって来る流れを
いちいち混乱させ、ふたをする。
だから、深まっていこうとする意識の中で、
自分がいかに人生に抵抗しているかを
思い知るのです。
今まで、魂の願いにしっかりフォーカスして
行こうって思っていたはずなのに、
こんなにも抵抗しているとはね。。。
抵抗をやめて、受け取るべきものを
受け取るように、人生の流れに自分を
開いていきます。
これからは、もっともっと繊細なレベルで
自分を整えていく必要があるのだな、
と感じました。
そうでないと、容易くブレてしまう。
きらびやかな自分に必要のないものに
足をすくわれてしまう。
何が本当に自分にとって必要なものなのか。
相手の意図に踊らされ、欲しがらせられて
いないかどうか。
必要なものは、無理なくジャストのタイミングで
ちゃんと与えられると、頭で信じるのではなく
存在全体でわかっているかどうか。
常に揺らぎ、不安になったりジタバタ始める
エゴを御するには、エゴの力以上に
しっかりと根を張っていなければ。
これからの時代、きっとこういう力が
問われる場面がたくさんやってくる
時代になるんじゃないかと思います。
それがないと、自分が踊らされていること
にも気づけないし、気づいたとしても、
ではどうしたら良いのか、というところで
道が見えない。
1人1人が、自身の内なる導きに
しかと触れ、応えていける状態を
整えなければ。
導きは、本来誰かに代わって聞いてもらう
ようなものではないのです。
また、スピ系の世界ではよく聞かれる
「委ねればいいんだよ」というセリフも、
内なる導きが自分で識別できないような
状態で言えるようなものでもない
と私は思っていて、安易に共感できない
ことがしばしばあったりもします。
委ねているのか、
流されているだけなのか。
本当に委ねられる人は、
流されることとの違いが
はっきりとわかるはずです。
流されていると認めることが恐くて
妄信するのは論外ですね。
意固地になっているヒマがあるのなら、
真実の前に震えながらでも立つ
努力をしたらいい。
いかにその震えが無様に見えようとも、
その勇気の方が何倍も美しい。
頭でわかっているほど、
簡単にできるようなことではないのです。
だからこそ、それができる人は、
その勇気の尊さを知っています。
無数の挫折を繰り返して、
無数の決意を重ねてきたからこそ、
わかるのですね。
そんな道のりを歩んできた人は、
直感的にテクニックの精髄を見抜く力が
磨かれます。
遠回りのようでいて、
結果的には誰よりも抜きんでた力を
的確に使いこなせるようになる。
以上を踏まえたうえで、
あなたはそれでもまだ、手っ取り早く正解を
教えてくれる何かを求めますか?