「鏡」が見せている本質を捉える

人生における様々な出来事の中で、
被害者・加害者の関係になることが
誰にでも幾度となくあるでしょう。

セッションでも、
いかにここから人生が差し出している
学びのエッセンスを統合していくか
ということがカギになってきます。

そのエッセンスを抽出するのに欠かせない
ツールが鏡の法則なわけですが、
うまく使うにはなかなかにコツが要ります。

自分の価値観からしたらとんでもない
非常識で、あり得ない言動をする相手が
あなた自身なのだと言われても、
ピンとくる人は皆無でしょう。

だって私、あんなこと絶対にしないし!
って思うでしょうから。

でも、反応の仕方は正反対かもしれないけれど、
反応したものの根っこは寸分たがわず
ぴったり一致するんですね。

そこを見られるかどうかなのです。

たとえば、
常に自分が優位に立っていなければ
気が済まず、自慢話をしたり、
人を貶めるような態度を取ったり、
身なりも派出で、自己主張の強い人が
いたとします。

あなたはその人が苦手で、
良く嫌がらせを受けている、
なんていう場合、

その人があなたの鏡なんですよ、
と言われても、さっぱり訳が
わからないでしょう。

実際、あなたはそんな態度も取らないし、
服装も持ち物も地味な方で、
どちらかと言えばいつも控えめで
影が薄いのかもしれません。

こんな場合、どこがどう鏡だと
言えるのでしょうか?

まず、その人は常に自分が優位にいないと
気が済まないわけなので、

もしそれが叶わない状況、つまり、
自分が下だったり対等であったときに、
その人にはどんな感情が浮上してくる
だろうか?と想像してみます。

あなたからその人を見て、
きっとこうだろうな、という
想像で構いません。

多分、その人は落ち着かず、
ソワソワして、惨めな気持ちに
なっているかもしれません。

自分に自信がなくて、
周囲の人に認められ、賞賛されていないと
自分に価値が感じられないとか、
無力感、虚しさ、孤独感、心許なさに
苛まれるのかもしれません。

また、そんな自分を人は蔑み、相手にせず、
侮り、攻撃してくるようなイメージを
持っていたりするかもしれません。

だから、
自分が絶対に優位に立っていないと、
途端にあの無価値感、無力感、惨めさ、
安全でない感覚が浮上してくるので、

あれほどまでに自分の優位性を主張していないと
とても自分が保てないのです。

だから、あれらの目につく不快な態度の
奥にあるものは、これらの感情であって、
これらに駆り立てられているが故の
ものだと言えます。

もしその人が本当に自分に自信があって
満たされているのなら、
やたらと自分を主張したりしなくても
心は平安で、他の人に思いやりをもって
接しているでしょう。

これらの要素が、鏡に映っているものの
本質だとするならば、同じ要素が
あなたの中にもあるはずです。

自分を振り返ってみて、
その人の中に見えた自信のなさ、
無力感、無価値感、惨めさ、虚しさなどと
全く同じものがあなたの中にないでしょうか。

その要素こそが、あなたとその人を
引き合わせている種になります。

だから、その人との関係性に
何かしら不快感を感じてどうにかしたい
と思うのなら、

鏡に向かって非難したり、
あなた、おかしいから直しなさいよ!
と言っても無駄なのです。

鏡ですから、
お前の方こそおかしいだろう!
お前が直せ!と、そっくり同じ言葉を
言い返されるだけです。

鏡に映るものを変えないなら、
本体である自分自身の在り方を
正さねばなりません。

つまり、あなた自身の中にある、
淋しさや孤独感、惨めさ、無力感などを
統合していくのです。

それらの感情がどこから来ているのか、
じ~っと辿って行って、孤独だった
子供のころの自分や、

深い挫折を感じたあの時の自分を
お迎えに行ったりして、当時とても
受け止めきれなかった感情に触れ、
深く命の呼吸を送ってあげましょう。

統合のやり方は、
命の呼吸を送るだけではなく、
飲み込んだ言葉を吐き出したり、
自分や世界にかけた呪いを外したり
色々あるのですが、

詳細知りたい方は
セッションを受けてみたり、
拙書「感情解放ワーク」を
ご覧になってみてください。

きちんとここが統合できると、
その相手とあなたをつないでいる種が消え、
鏡に映った像も当然変わるので、

あなたの感じ方も、相手の態度も
変わるでしょう。

場合によっては、
自分の世界から相手の存在が消える、
つまり、職場であれば異動になったり、
もうかかわらなくて良い状況に
変わっていったりします。

こういうところがきちんと統合できないままに
環境だけ変えても、同じパターンの人間関係が
さらにひどくなって繰り返されることが
よくあります。

ひょっとして、お心当たりがありますか?

鏡は、表面的に見るのではなく、
本質を見て使わないと、
見当違いをしてしまいますので
注意しましょう。

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