今年も残すところ、あと数時間ですね。今年出会った方、以前からお付き合いさせていただいている方、みなさま今年もたくさんお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m お体を大切に、健やかな新年をお迎えくださいませ。
数時間後には新年のご挨拶をさせていただくことになるのですが、節目、境目というのはやはりズルズルいくより、しっかり意識した方が気持ちが新たになって、心地良いですね。(^^)
今年が始まった時、どんな一年になるのかな~?と思いながら、一日一日を過ごしてきましたが、その日々の選択が今のここにつながっていると思うと、何だか感慨深いです。
その時は最善の選択をしたと思っても、後になってあれは失敗だったと思うこともあり、またよく頑張ったと思うこともたくさんあります。色々あったけれど、サインがやってきた!と気づいたときにできるだけ速やかにスルーしないで応答していったので、通り過ぎてみれば、致命的にならずに済んでいるような気がします。
今年は大きな種も撒いたので、来年それがどんな芽を出し、実を付けるのか、楽しみでもあります。
この暮れには、「最も避けてきたものは何だろう?」と問うてそれに対する答えを祈っていたら、昨日、ハッとする大きな気づきがやってきました。私が長い間諦めてきたことと、幼少期の体験が一本の線でつながり、ある理解がやってきたのです。
祈ると、ちゃんと答えはやって来るんですね。
以前から、「私の願いは決して叶えられることは無い。必ずそれは否定され、受容される余地はない」という思いと、それに付随する閉塞感と絶望感、その中で生きなければならないが故の諦めが入り混じった心模様が拭い難くいつも私の中にはあったことには、気づいてはいました。
無意識には気づいていたけれど、私の人生における、ある別々の分野の停滞に共通した根っこがここにあったことには、この時まで気づいてはいませんでした。
この根は、別の人生から持ち越したものでしたが、今世においては幼少期に既にその芽を出していました。
私が幼かった頃、母はあることに関しては、私がいかなる状態であっても、決して私の訴えに耳を傾けることはありませんでした。そのことは私の中でかなり長い間トラウマになっていたのですが、それがなぜ起こっていたのか、やっとその理由が分かったのです。
これまでの取り組みで、断片的に表れてきたいくつかの過去世のストーリーがありましたが、それらがジグソーパズルを組むように、一枚の絵になりつつあります。
ここにきて、最も避けている部分にじっくり向き合ってみようと思い、ずっと「苦手」だという意識もないままにつるっと避けていた部分に意識を集中していました。かなり奥深くに沈められていた痛みだったので、浮上するまでに少し時間がかかりましたが、繰り返しトライするうちに、埋もれていた苦しみが少しずつ解放されて行きました。
と同時に、様々な気付きがやってきたのです。
「家」というものに手厚く守られている実感はありつつも、決して打ち解けた信頼にはなりえないこの感覚の理由も、分かってきました。それはまた、世界や神といった存在にも投影され、微妙に分離の影を落としていました。
心底嫌だと思うことを、どうにかして飲み込まなければならないが故に、どれだけ自分を歪めてきたのか、感覚を断ち切り、虚し言い訳をごまんと繰り返してきたこと、そもそもそんな希望や欲求など無かったのだ、あり得ない、と言い聞かせてきたことを思いました。
これだけのことをしながら、自分でもこれが認識できないように隠してきたというのは、我ながら自我というものの巧妙さを改めて認識させられます。
未だに、せっかく浮上したこれらの気づきが、ややもすればまた忘却の彼方に沈みそうな危うさを感じています。ヘドロの奥に沈んでいた鉛の杭をいったんは引き上げたものの、手から滑り落ちそうになるような感覚なのです。
今は、この気付きに伴って現れてきた痛みを少しずつ受け止めています。そうすることで、心の奥深くに沈めてきた鉛の杭が、一本一本抜けていくような軽やかさと安堵の感覚が広がります。
なぜそんなにも嫌なことを飲まなければならなかったのか、その状況に置いて、私自身が逃げたことは無かったのか。ただ被害者であるというだけではない側面にも、意識を向けます。
どちらに転んでもいばらの道であったその状況で、いずれにせよ同じ痛みを味わったのだな、とこの時はそのように見えました。
けれどその痛みを辿って行くと、また別の私自身のカルマがあるようでした。その痛みは、私が自身のカルマを解消するためには避けては通れないところだったようで、今ようやくその捻じれたカルマの糸がほぐれ、明確に見えてきました。
解放は、いったん始まると次々に進みます。この年の瀬に大きな解放と変容を超えて、新たな年を新たな自分で迎えることになりそうです。
来年もしっかり自分に向き合って、自分にかけた制限を外し、のびやかに生きることの喜びを体現して行けたらと思います。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m