ものごとにはタイミングがある、
とはよく言われることですが、
わかっているようでいて、しばしば私たちは
早く花を咲かせて実をつけなければ、と
気もそぞろになりがちです。
じっくりと根を伸ばし幹を太らせ、枝葉を育て、
陽の光をたくさん浴びて養分を蓄えなければ
いけないときに、
いかに艶やかな花を咲かせるか、大きな実を
つけるかどうか、ということにばかり、
目が向きがちなのです。
隣の梅はもう収穫しているのに、
こっちのミカンはまだまだだ、とか言って、
収穫の季節の違いなんてお構いなしに
自分はおかしいんじゃないか？とか思って
早く早くと気が急ぐのです。
頭ではわかっていても、
実際にそういう状況に身を置くと、
その気持ちもわかります。
でも、急かされた方はたまったものじゃありません。
そうならないためにも、自分をよく知ることは
大切ですね。
かく言う私自身も、
これから自分が目指していくべき姿を
改めて模索中なのですが、
与えられたこの肉体と自身のギフト（能力）を
どう使ってこの世界で役立てていくのか、
と考えたときに、
今の私に決定的に足りないのが
気概とか志とかの精神力だな～と
しみじみ、思い至りました。
短期的に強く湧いて出てくることもあるのですが、
継続して持ち続けていくのは全然ダメですね～。
元々が怠惰な性分なもので、
ここをどう安定させていくのか、
非常に課題だな、と感じています。
一方で、淡々と、自分のペースでコツコツ続けるのは
習慣になってしまえば全然苦にならずに何年でも
続くのですけれどね。（このブログとか）
そうではなく、情熱とか、熱い行動の原動力
になる力の方がなかなか。
かといって、魂の中にないかというと、
そうでもないらしい。
魂の記憶の中には結構熱い人生を生きた記憶も
あるようなのですが、現在のところ、そのような
情熱はさっぱり出てきません。
多分、それはこの先の自分の在り方にとっては
ものすごく重要な鍵になるような気がしています。
で、普段はあまりやらないのですが、
今の自分のエネルギーから、未来の自分の
エネルギーを辿ってみる、というのを
やってみました。
1年後、3年後、5年後、、、10年後。。。
なるほど、と思えるところもあり、
今の課題も見えてきたり。
読み取ったものは、今のエネルギーからの未来
なので、必ずしもそうなるわけではないとは
思いますが、今やるべきことが見えてきたのは
収穫でした。
見えてきた課題というのは、
微妙に大地のエネルギーと調和しておらず、
ズレが感じられたので、もっと大地にチューニング
した方がいいな、ということでした。
ちょっと頭でっかちになっているかも
しれませんね。
大地の望みを、私が汲み取れていないのでした。
だから、この地における自分の在り方がわからず
迷い、ブレる。
どんな風に見て、何を汲み取ればいいのか。
今、そこに意識の目がいかず、あらぬ方を見ている
ように見えるのは、それを汲み取ってしまったら、
何かが苦痛に感じられるからです。
そうしている自分が心地よく感じられないのですね。
だから敢えてズラして逃げているわけです。
その居心地の悪さを受け止めていきます。
そうしてこれを統合していくと、完全ではないものの、
大地と自分とのズレが修正されていきました。
その自分としてこの地に立ってみると、
自分の在るべき姿が見えてきました。
自然、これをやらなければいけない、という
責任感が芽生えてくるし、やり遂げるために必要な
力を身につける修練も、意味を成してきます。
そして、ビジョンに向けた動きが始まっていきます。
自身の正しい在り方が定まると、
今自分が何者で、何をすべきなのか、
必然的に色々分かってくることがありますね。
自分にとっての、「正解の在り方」があるのです。
故に、自分の正しい在り方を知るために、
様々な方法で自分を見ることが大切です。
人から自分についてどんな風に見えるかを
聞くというのも一法ですが、
個人的には、
自分を離れたところから眺めてみて、
注意深く周囲とのエネルギー循環などを
見ていく方が、的確、かつダイレクトに
気づけるな～と思いました。
そんなこんなで、大地のエネルギーとの対話を
始めたら、すぐにもっと濃密なサインが現れてきました。
多分これを続けて行ったら、
私自身の力も大地にどんどん引き出されていくのだろうな、
と感じられます。
求められるから、力を使う場が生まれ、
使うから、力がそこに現れるわけで。。。
力を引き出されれば、そこでまたその力に
見合う自分に成長しなくてはいけません。
そうやって、ダイナミックな成長のスパイラルが
続いていきます。
大地との対話。
意識して続けていこうと思います。