仕事柄、場の浄化には結構気を使っていますが、
サロンでも何重にも浄化法を重ね、また
結界を張って空間を聖別しています。
ですので、サロンに来て下さった方の多くは
サロンがとても居心地が良いと言ってくださり、
常連さんなんかはまるで自分のお部屋のように
くつろいで過ごされています。
そんな皆さんの様子を見ていると、
嬉しく思うのと同時に、やはり場を整えることの
重要性をひしひしと感じます。
基本、サロンではセッションや瞑想会を行う他は、
お祭りしている神々の礼拝と私の日課の瞑想、
その他ヒーリングの勉強やヨガなどをして
過ごす場になっています。
その空間でどんなことが行われたのかは、
空間の記憶となって刻まれていくので、
あまり羽目を外したことはここでは
行わないようにしていますし、
様々な方が出入りする場ですから、
みなさんがお帰りになった後は、
丁寧にお掃除をしながら、その都度
きっちり浄化を行います。
このサロンで仕事をするようになって
10年目になりますが、ここで過ごした
時間の積み重ねが、この空間には
刻まれています。
だからこの空間は、癒しと解放、
そして各々が自身の神にまみえる場なのです。
どんな空間にもこうした記憶がありますが、
たとえば、古い教会や由緒ある寺社仏閣などでは、
長年、人々が捧げた祈りの波動が独特の
空気を醸し出しているのを感じるでしょうし、
古い劇場では、そこで演じられた数々の演目と
それを見て様々な感情を掻き立てられた人々の
思いが刻まれています。
あるいは、たくさんの人が苦しみを味わった
ホロコーストのあった場所や刑務所では、
何となく重苦しく寒々しい感じがするでしょう。
目には見えないけれど、私たちはそれなりに
ちゃんとそういう情報をキャッチ
しているのですよね。
だから、お引越しなどをするときは、
前の住人のエネルギーが残っていますから、
そういうものもしっかり浄化してから
入った方がいいでしょう。
私のサロンも、最初に入ったときは
それなりにねんごろに浄化を重ねましたよ。
そういうのは、やはりプロに頼んだ方がいいのか、
自分ではできないのだろうか?と疑問に
思われる方もあるでしょうが、
ある程度なら自分でもできます。
以前、浄化法の講座をやったとき、
とても好評だったのでそれをレポートにして
浄化アイテムのサンプルをセットにしたものを
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こうした浄化と聖別というのは思いのほか
人の意識に影響を与えているようで、
以前は私もそこまで必要なのかな?
と甘く見ていたのですが、
以前より格段にエネルギーを感じ取れるように
なった今では、やはり軽んじることはできない
と思うようになりました。
サロンでは、プライベートな時間でも
羽目を外したことはしないようにしていても、
一日を過ごして改めて浄化をして場を整えると、
バイブレーションが全然違うんですね。
また、いつものルーティンで調整したときと、
たまにフルで気合を入れて調整したときでも
全く波動が違います。
いつも、セッション毎に、あるいは
ワークショップや瞑想会ごとに
目的に合わせた設定を空間にするのですが、
それもまた、意味のあることだと思います。
このサロンを開く前、まだ駆け出しのころは
レンタルサロンでセッションをしていたのですが、
色々な人が入れ代わり立ち代わり使う場で、
特にエネルギーワークなどをされる方が多い
空間だと、なかなか調整が大変でした。
前に使った人の独特のエネルギーがノイズとして
残っていて、それがザワザワと障るので、
とても使いづらかったんですね。
けれど開業から半年ほどで自分のサロンを
持てたので、自分が好きなように調整でき、
空間のエネルギーを育てていけたのは
幸運なことでした。
また、空間と同じように、目的別に
道具を使い分けるというのも、
意味あることだと思います。
以前はほとんど気にしなかったのですが、
やはり目的以外の用途に使った道具は
波動が変わってしまいます。
それがはっきりわかるようになったので、
今ではペンやノートでも目的ごとに
使い分けるようにしています。
これが、聖別ということですね。
何年も前ですが、皇室の祭祀に57年という
長きにわたって携わって来られた高谷朝子さん
という方の本を読んだことがあるのですが、
その日常の潔斎の徹底ぶりには本当に
驚かされました。
清浄なものは「きよ」、
そうでないものは「つぎ」と呼んで
「つぎ」の状態になったときは
「おしろもの」と呼ぶ塩で清めないと
触れることができないそうです。
その「きよ」でないものの概念が、
ここまでするのか!というくらいで、
お休みをいただいて外出した後、
戻ってくるのに決済のために一日以上
かかるのだとか。
だからこそ保たれているものがあるのでしょうね。
皇居の中ほどではありませんが、
サロンも訪れる方にとって癒しの場となるよう、
これからもこの空間を整え、育てていこうと思います。