元々相当にそそっかしいところのある私、
昨日も盛大にやらかしてしまいまして、
肝を冷やしました(汗)
今日で水星逆行も終わり、
スケジュールのドタバタ劇も
もう明けるはずのところでのこの顛末、
侮れないですね。。。
と、自分のやらかしを
水星逆行のせいにしていますが、
誰にでも、失敗はあるものです。
今日は、失敗をやらかしたときに
どう応答するか、ということについて
書いてみたいと思います。
大変な失敗をやらかしたときって、
大抵の方は、ものすごく動揺すると思います。
で、ざわざわ波立った心のまま、
頭の中が真っ白になることもあるでしょうし、
色々な思いが駆け巡ったりもするでしょう。
そんな中でも、対応しなければならない
目の前の状況があり、アタフタと
それに対応するのですが、
まずは、自分の中で湧き起こっている
その動揺をできる範囲で良いので
受け止めることを必ずしましょう。
そうすると、浮足立っていた気持ちが
落ち着いて、何とか地に足を着くように
なってきます。
同時進行で、とにかくやるべきことをします。
そうして、いったん状況が落ち着いたら、
今度は残っていた感情のさざ波を
処理していきましょう。
多分、あぁすれば良かった、
これがいけなかった、
誰のせいだ、これのせいだとか
色々な思いが湧いてくると思います。
そうして、もう二度とこんなことが
起こらないようにしよう、
と思うでしょう。
二度と同じ失敗を繰り返さない、
という心がけはとても重要なのですが、
ここで注意点があります。
自分がしでかしてしまった現実や
それによって浮上した感情を
きちんと受け止めないまま
蓋をして前に進もうとすると、
それは必ず繰り返します。
ですので、
起こったことを認め、感情を100%受け止め、
統合することがとても大事です。
ここが不完全だと、
どんなに気を付けていても、
鉄壁の防御をかいくぐって、
まるで魔法のようにあの悪夢が
繰り返されるんですね。
なぜそうなるかというと、
拒絶したものは繰り返し差し戻される
という法則があるからです。
つまり、その場面で生じた
動揺や諸々の辛さを受け止め、感じることを
拒絶すると、それらの感情のエネルギーが
受容されることを求めて、何度でも
同じ気持ちにさせるような出来事を
嫌でも引き寄せてくるんですね。
だから、たとえば惨めさを感じたくなくて
どれだけ惨めにならないように
血の滲むようなありとあらゆる努力をして、
理想の自分を達成しても達成しても、
目の前には、あの最も避けたかった悪夢が
まるでゾンビのように再現されるのです。
だから、二度と辛い思いをしたくなければ、
理想の自分になることではなく、
その最も避けたかった感情のエネルギーを
受け止めることがカギなのです。
このことを本当に理解し、実行出来たら、
何度も堂々巡りを繰り返してきた
無限地獄からは脱出できます。
その最も避けたかった感情は、
本人にとっては悪夢そのもので、
それを感じるくらいなら死んだほうがマシ!!
くらいにも思っているものかもしれません。
実際、それを回避するために、
相当な犠牲を払っているケースも
珍しくはないですしね。
ときにそれは、
自分自身のアイデンティティの根幹を
崩壊させるくらいの衝撃を伴うことさえ
あります。
だからこそ、頭で理解しても、
そう簡単にできなかったりします。
けれど、そんな風にして保っている
アイデンティティなど、所詮は
薄っぺらな張りぼてでしかないのです。
本人が思っているほど、
周囲からもきにされていないかもしれないし、
必死で隠していても、みんなはとっくに
知ってたけど?みたいなものだったりもします。
それでも、本人にしてみたら、
それが崩壊するのは、耐え難い苦しみ
なのですね。
そういうところを越えられるかどうかも
一つの関門になり得ます。
けれど、越えてしまえば
あっけないほどにどうでも良いもの
であったりもしますね。
そんな風に突っ張っていたから
人生が辛かったんだ、と手離せたとき、
自分がどれだけ下らないものに
執着していたか、気づくでしょう。
人生を苦しく、生き辛くしているのは
ほかならぬ自分自身です。
ほんの少しでも逃げていたものを
引き受けることが出来たなら、
そこから人生は大きく変わっていきます。
受け止めるときは、ほんの数分から数時間。
それができるかできないかで永遠に
苦しくなくなるとしたら、
やってみる価値はあるのではないでしょうか。
失敗の種を統合して、
もう二度と繰り返さない自分に
なるために。