最近、自身の深奥にじっと向き合っていて、
様々に浮上してくる欠落した意識の視野や
弱さ、醜さなどを受け止めつつ、
調整が起こっていたのですが、
鈍く歪んでいた様々な要素が整って
ピタッと収束していくほどに、
これまではできなかったレベルで
定まっていくものを感じています。
その状態でサロンに見える方に
日々向き合っているのですが、
私自身が根を深く、自身の在り方を
定めるほどに、みなさんとの間で
起こってくることの質が違ってくるのを
感じています。
今まで、何度も繰り返し伝えてきたことも、
私自身がさらに深いレベルで覚悟して
伝えると入っていくものが違うようで、
結果、これまでどうやっても起こらなかった
解放や気づきが起こっているようです。
なまくらではいけないのだ、と
改めて気づかされます。
いつもいつも張りつめていなければいけない
とは思っていませんが、今は極限まで
自身を追究していくときなんだろうと
思っています。
意識を散漫にせず、しっかり集中させ
意識圧を高めていかないと突破できないところ
があるんですよね。
その一点をしかと捉え、向かっていくべき時を
認識できるかどうかは、とても大切な
ポイントだと思います。
そこを捉え損ねると、内側に深く向けるべき
意識のエネルギーを、散漫に外側に向かって
愚痴や不平不満、依存、中毒、八つ当たりなどで
散らしてしまいます。
故に、自分がこうしたことをしているな、
と気づいたら、何かしら自身が果たすべき
責任から逃げている、あるいは向くべき方向
とは反対方向に向かっている、というサインです。
外に向かって発散させるのではなく、
その言いようのない居心地の悪いエネルギーを
しっかり捉えて、深く内側に向くべきなのです。
多くの人にとって、意識を内側に反転させて
深く見る、という作業は馴染みのないものであり、
そう簡単ではないかもしれません。
けれど、自分自身の軸をしっかりと持つためには
とても大切なことだと思います。
私たちは普段、ほとんど意識を外側に向けて
外界の何かに反応するとか、どうにかしようと
コントロールすることにあくせくしています。
そうしている間、ほぼ「自分がお留守」の
状態になっているんですね。
これでは軸の立てようがないし、
立てたとしても、アイスバーンの上で
踏ん張るようなもので、
頼りなくフラフラしてしまいます。
何事も、地に足を付けることが重要だと
言われますが、どうしたら
地に足を付けられるのか。
理解してる人は、そう多くはないような
気がします。
私が思うのは、
今この瞬間に自分に起こっている
あらゆることをきちんと受け止めることが
その一歩だろうと思います。
まず自分の内側で起こるネガティブな感情も
ポジティブな感情も、都合が悪いあらゆる側面も
否定せずに受け止めます。
さらに、自身の今の現実を、それがどんなに
理想とは程遠いものであったり、辛いもの
であったとしても、受け取るのです。
それを、こんなものは嫌だ！
これじゃなくてあれがいい！とか言っているから、
自身が拠って立つはずの今この瞬間を
踏みしめることができないのです。
現実は、必ずしもあなたの好みには適合しません。
でも、そこにしかあなたの居場所はないのです。
それを苦しいと思うでしょうか？
けれど、そこから逃げ続けている限りは、
それ以上の苦しみが続きます。
けれど、一旦逃げ続けてきたものに
向き直り、肚を決めて受け止めていくならば、
あなたが最も嫌ってきたものの中に、
自分が本当に受け取らなければならなかった
次の扉へのカギを見出したりするのです。
そのほかの場所には、そのカギは決して
見つけることはできないのです。
だから、人生で最も行き詰ったときは、
最も逃げ続けてきたものにこそ向き直ることで
可能性を開くことができます。
最も見たくないもの、避けたいもの、
強く苦しみを感じるものに向き直るのは、
なかなかのことですね。
確かに、簡単じゃない。
でも、そうしようと腹を決め、それが
実行できた自分を思ってみてください。
その自分は、もうすでにこれまでの自分では
ないでしょう。
そこですごいシフトが起こってるんですよね。
それだけのことを起こすわけですから、
それなりの姿勢が要求されるわけです。
今この瞬間に差し出されたものを
選り好みせず、しかと受け取りましょう。
そうすることで、あなたは
今この瞬間から莫大なエネルギーを
受け取るのです。
あなたの歩みに、祝福あれ！