刃に刃で応える前に

昨日はお正月早々、とある出来事から
ワークをしたのですが、これについて
書いてみたいと思います。

ちょっと血なまぐさい話になるので
躊躇したのですが、正月からそういうのは
ちょっと、、、という方はここから先は
読まないでください。

(読むなよ~、読むなよ~!と誘っている
わけではありません。笑)

大晦日に下の弟が帰省して、例の地元の八幡様が
気になって現場に行ってみたいというので
母と3人で初詣に行ってきました。

例年に比べたら驚くほど閑散とした様子で
さっさとお参りを済ませて帰宅したものの、
参拝中から邪気に当たったのか頭痛が
していました。

自分でも浄化をしたのですが頭痛は続いていた
ので、ワークもすることにしました。

邪気に当たったのだとしても、一緒に行った
弟は何ともなくケロッとしているので、
受けるには受けるなりに、自分の中に
反応する要素があると思ったからです。

早速頭痛をじっと感じていくと、体の奥底から
濃密なマグマのような憎しみのエネルギーを
感じました。

全身でそのエネルギーを受け止めながら、
私はこれほどの憎しみを何故に抱いているのか
さらに探っていきます。

件の事件は日本刀を使った刃傷事件でしたので
ひょっとして私も、魂の記憶のどこかで、
憎しみゆえに人を斬り殺したことがあった
だろうか?とハートに聞いてみました。

すると「ある」という答えでした。

その「ある」という答えの来たところを
じっと辿っていくと、詳細なストーリーが
浮かび上がってきました。

その人生で、私は屈強な体を持つ武人でした。

彼には当時、妻と幼い息子がいて、
妻は妊娠しており、かなりお腹が大きく
なっています。

あるとき、彼が何かの異変を察知して
急ぎ自宅の扉を開けると、そこにあったのは
肉の塊と化した妻と息子であったもの、
そして血の海でした。

それを見た瞬間、意識が体から吹っ飛び、
体の感覚がなくなりました。

その後の記憶は曖昧です。

けれどそれが誰の仕業であったのか、
すぐにわかっていました。

狂気のような憎しみに掻き立てられたまま、
私は相手の居城に乗り込み、宴を催している
最中の相手に切りつけ、殺害していました。

その人生では、その後間もなく殺されて
いるようですが、家族が殺害されてから
復讐を遂げるまで、崩れ落ちそうになる彼を
支えたのは、怒りと憎しみの感情でした。

ここまでストーリーが出てきたので、
まず妻子が殺害された時点に戻って、
体から吹っ飛んでしまっている意識を肉体に
戻すところから始めました。

強い感情が噴き出した時、意識が体から
離れてしまうことはよくあります。

この状態だと解放はできないので、まずは
深く命の呼吸をしながら、徐々に肉体に
意識を戻していくんですね。

それから、ショック、混乱、悲しみ、怒り
など諸々移り変わる感情を段階的に
受け止めていきます。

彼は、自分は屈強な武人で強いと思っていた
けれど、こんな悲しみややるせない思いには
とても耐えられない、と思っていたようです。

だから、憎しみで自分を支えなければ
いられなかったのです。

今、その耐え難い感情を少しずつ受け止めて
いきます。当時の彼ができなかったことを、
やっていくんですね。

刃に刃で応える前に、自分の痛みの責任を
引き受けるわけです。

そうしながらさらに、なぜそんなことが
起こったのかを見ていくと、どうやら
当時私は数人の部下とともに腐敗官僚の
隠密調査をやっていたようです。

かなり核心に迫った一方で、それを察知した
相手の手の者に部下が殺されてもいました。

その中で起こった出来事だったんですね。

相手からしたら、自分のやっている悪事を
暴こうとする彼は邪魔で邪魔で仕方がない。

部下を殺して警告しても、手を緩めなかった
私に、思い知らせてやろう、という意図
だったようです。

相手に見えるのは、自分の欲を満たすため
ならば、自身の行いを改めるつもりは一切ない
という態度です。

なぜそこまで欲望を満たすことに執着
しているのかを掘り下げてみると、
莫大なお金のパワー、権力で満たしているのは
突き詰めていけば、無価値感と無力感、惨めさと
敗北感への恐れでした。

だから、自分にそれを与える可能性のある者は
徹底的に潰す!という強い意志を持っていました。

妻子を奪った相手の根底に、これらの感情がある
ということは、私(過去世の彼)の中にも同じもの
が存在しているということを暗示しています。

彼自身も、徹底的に自身の中のそうした要素を
刃を向けるようにして抹殺してきたのかも
しれません。

他者が自分にすることは、自分が自身に対して
していることでもあるからです。

幸せな家庭を築くこと、仕事に打ち込むことで、
無力感や無価値感、惨めさを払しょくしようと
してきた部分もあるのでしょう。

「それは、最も私が拒絶するものだ」という
彼の声が聞こえました。

それらを今、深く受け止め、受容します。

無能さゆえに信頼されない感覚も、
居場所がない感覚も、受け止めていきます。

ある程度できたところでストーリーの最初に
戻ってみると、妻子は殺されておらず、
帰宅した私を笑顔で迎えてくれる場面に
変わっていました。

腐敗官僚の隠密調査も、もっとポジティブな
別のプロジェクトに変わっており、部下は
殺されていませんでした。

腐敗官僚はのんびり穏やかに仕事をし、
人々から慕われる愛すべき人物に
変わっていました。

ワークのきっかけとなった頭痛も消えています。

怒りや憎しみの要素はまだありそうですが、
今回はひとまずここまでにしておきます。

お正月から、暇にはならなかったようです。(^^)

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