毎週月曜日は恒例の無料遠隔ヒーリングのテーマの設定日です。 第317弾のご感想と、11月26日感情解放ワークショップのご感想をホームページにアップしましたので、参考になさってみて下さい。
さて。私たちはしばしば、苦しみを手放したいのに、一方ではそれをガッチリと抱え込んでいることがあります。そしてそういう自分と格闘しつつ、途方に暮れているのです。この矛盾した行動から解放されるには、「抱え込んでいる理由」に光を当ててみるといいでしょう。
なぜ嫌なのに手放せないでいるのかというと、それを持っていることにもメリットがあるからです。そう言われると、即座に「メリットなんて何もないです!私はもう手放したくて仕方がないのに、あり得ない!」と思われるかもしれません。
けれど、じ~っとその苦しみを感じながら、「もしそれをすっかり手放してしまったら、何か不都合なこと、嫌なことはないだろうか?」と自身に問うてみてください。
もしこの苦しみを手放せたら、すっきりするに決まっている。私はそれを本当に望んでいるのだから、と思う一方で、本当にそうなってしまったら、自分が自分でないような気がして不安になるとか、どうやって生きたらいいの戸惑ってしまう、などなど、何かしらブレーキをかける気持ちが出てくるだろうと思います。
現実は、自分自身が創りだしているものです。この観点に立った時、その創造者たる自分がなぜこのような現実をわざわざ創りだしているのか、と問うことができます。
苦労をしないと自分が成長できないと思っているのかもしれませんし、調子に乗って、道を踏み外してしまうかもしれないと思って少し負荷をかけているのかもしれません。
私自身も最近感じている、あることに対する困難な感じを掘り下げていってみたところ、「簡単にできてしまったらつまらないじゃん!」と言っている自分がいました。
ちょっとちょっと!こんなに困っているのにそれはないでしょ!もっと簡単でいいよ~!(^^;と思わず突っ込みを入れたくなりましたが、表層意識とは裏腹に、深いところではそんなことを思っているのですね。
ここまでわかったところで、さらにこれを掘り下げていきます。
成長できないとしたら、あるいは道を踏み外したら、簡単にできてしまったら、自分はどうなっていくのか、と想像を膨らませていきます。
私の場合は、簡単にできてしまったらそれにのめり込んでしまって、もっと大切なことをおろそかにしてしまいそうだという恐れが出てきました。そして、手段と本当の人生の目的を取り違えて多くの時間を無駄にし、人生の終わりになってとても悔しい思いをするような気がしました。
しばらくその感覚を追っていくと、大切な人が自分から去っていたのがビジョンで見えました。とても孤独で悲しく、淋しさと混乱で現実を受け入れられていませんでした。去って行った人を責めたり自暴自棄になって生活が荒れ、築き上げてきた栄光の数々も虚しいばかりでした。
ビジョンを見ていると、胸が痛くなってきました。もう二度と、こんな口惜しい思いをしたくはない。そう決意して、自分に深く戒めのくさびを打ち込んだのですね。
こんな風に、人によって様々なブレーキのストーリーが出てくると思いますが、最終的に、そこには「最も味わいたくない痛い気持ち」が埋もれているのです。手放したいのに手放せない苦しみを抱え込んでいる理由が、これを避けるためなのですね。
ですから、苦しみを手放したいと思うのなら、逃げ続けてきた「味わいたくない痛い気持ち」を受け止める必要があります。これを完了させることができたら、苦しみを抱え込んでいるメリットはなくなりますから、自然と手放せているでしょう。
このように、手放したいのに手放せないと思ったときは、すかさず「それを持っているメリットは何か?」ということに意識を向けてみましょう。そして、メリットを放棄して、本来自分が引き受けるはずの責任をしかと果たしましょう。
私たちはしばしば、自分でもメリットを享受しながら無責任な不平を言っているものです。この矛盾に気が付かねばなりません。
避けたかった痛みは、人によっては一度では完結しないかもしれません。少しずつ、その時の自分のキャパに合わせて受けとめていくこともあります。先を急いで無理をしないよう、一歩一歩を確実に進んでいきましょう。
というわけで、今週の無料遠隔ヒーリングのテーマはこちら。
最も避けたかった痛みを受け止めて、苦しみを抱え込むメリットを手放すよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ12月7日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。