みなさま、このお正月は
いかがお過ごしでしょうか？
私は年末の疲れが一気に出て
家でダラダラ過ごしておりますが（＾＾；
ふと、Facebookである方がシェア
していた投稿が目に留まり、
何とはなしに心がそちらに
向いていました。
それは、戦時中にとても苦労された
女性たちの話で、初めて知った
ことでした。
詳細は割愛しますが、
その話をされていた方からして、多分それは
本当のことなのだろうと思いました。
筆舌に尽くしがたい苦しみの中で
生きた彼女たちを、少しでも
ご供養して差し上げたいという
思いが湧いてきて、
このタイミングで知ったのも何かの
導きかと思い、ヒーリングの
エネルギーを送らせていただきました。
そのとき、あまりにも深い彼女たちの
悲しみや恨みを前に、恐れを感じている
自分に気づきました。
普段セッションをしていて
クライアントさんの様々な感情を前にしても、
そういう恐れを感じることはほぼありません。
けれど、このときは深い深い闇を前に
おじけづいている自分がいました。
私の手には負えないのではないか。
こんなことをしても、
無意味なのではないか。
彼女たちの思いに飲み込まれて
しまいそうで怖い。
そんな思いが湧いてきて、
無意識にぐっとそれを抑圧していました。
以前はよく、地元の街を歩いては
昔この地で亡くなった方たちに対して
ヒーリングのエネルギーを送ることを
やっていました。
私の地元は東京の下町で、
空襲で焼け野原になっていますし、
それ以前にも関東大震災の折には
たくさんの方が亡くなっています。
ですから、しばしばそういう御霊に
意識を向けては機会あるごとに
ご供養の意味を込めて
そういうことをしていたんですね。
でも、そのときですら、
こういう思いを抱いたことは
ありませんでした。
多分、彼女たちの苦しみに対して
恐れを抱いたということは、
私の中に同じ要素があって、
まだそれを未完了のまま持っている
ということなのでしょう。
お正月早々、苦しみの念に引き付け
られた結果、思わぬ気付きを
いただいたものです。
これは、ヒーリングさせていただいた
彼女たちからのギフトとエール
なのかもしれませんね。
ヒーラーとしては、
今の私のやり方で行くとすれば、
どれだけ生々しい人の痛みに
触れられるかが、そのままリーリングの
力量に表れるので、こういうところを
クリアしていくのは必須です。
そう言えば、この日の朝も
私は本当に人の痛みに触れられて
いるだろうか？ということを
考えていたりしました。
痛みから逃げている人が感じている
その痛みを、私自身がどれだけ受け止め
られているのか。
じっとそれを感じていた時に、
ハートが裂けるような、えぐられるような
感覚があって、それをただ起こるままに
受け止めていました。
痛いという感じではなかったのですが、
あまり心地いい感覚ではなかったですね。
そうしているうちに、それはハートから
頭頂にかけて抜けて行ったり、
みぞおちから下につながって行って
ちょっと体の感覚が変わりました。
そんなことがあった夜にこの展開なので、
まぁこのタイミングでしっかり見ておきなさい
ということなんだろうと思いました。
恐れること自体は悪ではありません。
それを抑圧した方が、実はこういう状況では
かえって危険だったりします。
足元をすくわれてしまうんですね。
セッション中でも、今はあまり相手の感情に
反応することはほぼなくなっているのですが、
以前はまだ何かしらの感情が起こってくる
ことがありました。
でも、そういうときでも自分の中で湧き起る
感情は抑圧しないんですね。そのまま
感じて、相手に向き合い続けるのです。
そうすると、相手の感情に飲み込まれたり
引きずられたりすることはなくなります。
もちろん、自分の軸をしっかり
取っていることが大前提ですけれど。
だから、どんな感情もなかったことにしないで
目の前の状況に向き合い続けることが
大切です。
今回女性たちの御霊に気づかせていただいた、
あまりにも深い悲しみや絶望、恨み、怒りなど、
途方に暮れるほどの深い傷も、きっと癒えていく
道筋があるはずだと思います。
その辺りも今年はボチボチ取り組んで
行こうと思います。
年初に課題をいただきましたね。
恐れも抱きしめつつ、精進して参ります。