あなたは今、何を感じてますか?
と聞かれて、自分の感じているものを
すぐに答えられますか?
え・・・?と詰まってしまって、
考え込んでしまう人、
セッションしてると、
少なくない印象です。
気持ちであれ感覚であれ、
普段、外側の刺激に対しては
意識は向いているけれど、
自分の内側に意識を向ける習慣って、
瞑想とか特別に訓練している人以外は
あまりないんじゃないかと思います。
何を隠そう(別に隠してないですが)、
私もかつては、自分のことを感じる感覚が
恐ろしく閉じていて、そう聞かれても
真っ白、何も感じられないということが
ありました。
本当に何にも感じていなかった
というこの事実があまりに衝撃的過ぎて、
これは尋常な状態ではない、と
その時初めて自身の状態に気づいたのでした。
というのは、
それまで自分が何も感じていないなんて、
つゆほども思ったことが無かったのです。
自分はちゃんと感じていると思っていたし、
それで不都合を感じたことも、
特にありませんでした。
でも、感じられてなかったんですね。
そこから猛烈に感情解放のセルフワークに
拍車がかかり、ハートに入っていると
指摘を受けていた鉄板みたいなものも、
今ではすっかり消えた状態になりました。
セッションで、自分の感じているものを
捉える以外にも、ハートの声を聞く
というのをよくやるのですが、
何か問いかけをして、じ~っと感じて
ふとやってきた答えを拾うわけですが、
し~~~んとして、何も返ってこない、
ハートの声がさっぱりわからない
という方も、珍しくありません。
そういう状態であるということは、
普段からハートの声は聞こえていないわけで、
そこに心を澄ませるということも、
されていないと思います。
聞こえないのですから、
敢えてそれを聞こうともしないでしょう。
そういう状態で何かを判断しようとすると、
必然的に、頭で考えて答えを出すしか
ありません。
けれど、思考で分析して出した結論と
ハートからの答えを拾って出す結論とでは、
その決断の質、その後の展開がまったく
違ったものになります。
自分の感じているものが捉えられない、
ハートの声が聞こえない人にとって、
そういうものはひどく曖昧で
不確かなもののように思えるでしょうが、
実際は驚くほど精密に、自分にとって
非常に大切な問題に対して
最高最善の答えを常に示します。
それを使うようになり、
それに従った行動をするほどに、
その確信は深くなります。
その時は一瞬、不利になるように感じても、
しばらく経ってから、本当にあの時
あれを選ばなくて良かった!と心から思った
経験は枚挙に暇がありません。
逆に、頭で考えて出した結論は、
目先の利益に振り回されて、
結局うまく行かなかったり損をしたりと
あまり良くない結果になることが多いです。
思考をはるかに超えたレベルで
自分にとって本当に必要な道を
常に指し示しているのが、
ハートや直感なのです。
それほどまでに必要不可欠で大切なものなのに
なぜこんなにも私たちはその感覚を鈍らせ、
閉ざしているのでしょうか。
昔から、スピリチュアルでなくても
ごく日常で、「自分の胸に聞いてみる」
という表現がありましたが、
最近ではこういう表現は
とんと聞かなくなったような気がします。
そういう思考偏重の価値観や教育などの
影響も少なからずあると思いますし、
ハートの声を閉ざしていなければ
辛すぎてとても生きていけない
というような状況もあるのだと思います。
私たちが生きる社会では、
ハートの声に従って生きることが
ひどく難しい社会なのかもしれません。
そうして、ハートから受け取る
霊性のエッセンスから自分を切り離して
宙ぶらりんになりながら迷い、葛藤しつつ
どうにか生きているのが現代人
なのでしょう。
けれど、そのような状態でもどうにか
のほほんと生きていられる時代は
もうそろそろ終わりなのではないでしょうか。
人間に本来備わっているこうした感覚を
今こそ開いて、それに従って生きる在り方を
体現していくべき時が来ていると思います。
霊性は、人間の人生にとって
非常に重要な要素であるにもかかわらず、
私たち多くの日常からは注意深く切り離され、
排除されている要素であるように思います。
霊性の渇きは、物質では癒せません。
長年かかって閉ざしてきた感覚は、
一朝一夕には戻らないかもしれませんが、
忍耐強く、取り戻していかれますように。
それは、あなたの人生を最高に豊かにするための
一生の宝です。
どうか、それを閉ざさなくても、
自分は安全なのだ、大丈夫だと
自分自身に伝えてあげてください。
そして、ハートの声とともに生きていく
勇気を持ってください。
そして、そのように生きていくための
力を養いましょう。
感情解放のセッションでは、
その具体的方法をお伝えしています。
興味のある方は、
ぜひ受けてみてくださいね。