人生、すごくすごく前に進みたいのに
思うように進めなくて
もがくときってありますよね。
必死で前に進むんだ!ってひたすら
頑張っているんだけれど、
でも、そもそも自分にとって
どういう状態が「前に進んだ」状態なのか
わかってなかったりね。笑
ものごとが思うように進まない時、
その、そもそものところが違っている
っていうことがあるんじゃないかな
と思うのです。
サロンに見える方も、みなさん
一刻も早くこのもどかしい状態を解決して
前に進み、すっきりしたいんです、
というようにおっしゃる方、多いです。
でも、自分の思うように進んだその状態が、
実は魂のレベルから見たら、
そうじゃないってこと、少なくないな~
ってセッションやってて思います。
その人の思うように進んだら、
結局魂が差し出している学びへの気づきは
ないまま、これまでの在り方が踏襲され、
何の変化も飛躍もなくもとに戻るだけ。
あるいは、より停滞していく。
そんな風に見えるんですね。
そもそも、
その人にとっては起こってほしくないような
大浪小波が人生に起こるのは、
現状を打ち破って
これまでの延長線上ではない、
新しい何かにシフトアップしていくために
魂がそういう出来事を引き寄せるのです。
それはそれは驚天動地、
もうこの先どうやって生きていったら
いいんだろう!?くらいのことかもしれません。
そんな中、もうこれまでのやり方が
通用しないとなったら、見栄の体裁だの、
これまで後生大事に抱えてたものなんて
かなぐり捨てて、必死で生き抜いていく道を
探しますよね。
そのときに、ものすごく大きな気づきが
やってきたり、自分の中の新たな可能性が
掘り起こされたりします。
でもそこで、別に何も変わる必要なんてない
ってなったら、抱え込んでた見栄や体裁とか
そういうものを脱ぎ捨てるチャンスが
失われるわけです。
人によって、次のステップに進むために
手放していくものは色々あるでしょうけれど、
大きなシフトが起こるときというのは、
それまで絶対に手放せないだろうって
思ってたものを手放すことになったり
するんですよね。
すがるもの、支えてもらっているものが
なくなったら、自分で立つしかない、
あるいは、別の新たな何かを見つけなくては
いけないわけです。
そこに、様々な変化、調整が起こります。
だから、揺さぶられている時、
体も心も辛かったりするけれど、
その中でしか気づけないこと、
体験できないことがわんさかあるのです。
思うようにならない、自分の理想とは違う
ってやってたら、その気づきや学びに
意識が向かうことはないでしょう。
すでにその時点で現状から逃げてますからね。
変容、飛躍していくには、
現状を否定して別のものになろうとする
のではなく、
現状を謙虚に受け止め、対峙しましょう。
そして注意深く観察し、
できることを着実に実行し、
できないことをできるようにする方法を
粘り強く探求することです。
ただ、理想とは違うと駄々をこねて
放り出していては、変わるものも変わりません。
自分自身の創造性を発揮するフィールドが
無限に広がっているではありませんか。
なぜそれを見ようとしないのでしょうか。
諦めたらそこで終わり。
そのフィールドは消えてしまいます。
もちろん、この世界で生きるにおいては
仕事に締め切りはあるし、
ものごとには終わりはあります。
それはそれとして受け入れたうえでなお、
自身の内にはものごとの一つの区切りを
新たな次の何ものかに繋いでいける
無限のフィールドがあるのです。
それはひょっとしたら個人を越えて、
世代から世代へ受け継がれるもの
かもしれないし、
志を同じくする同志によって
繋いでいかれるものなのかもしれません。
まぁ何にせよ、
もがいている時も悪くはありません。
苦しいかもしれないけれど、
そんな自分を少し離れたところから、
あぁ、自分はこれから、今までにない何かを
生み出そうとしているんだなって
見てあげたらいい。
何かを生み出すには、
スペースが必要です。
しがみついているものを
手放すことを促されるのは
そのためですね。
できるだけ躊躇はしないこと。
その方が、後が楽です。
恐いかもしれないけれど、
失うものに意識を注がないで、
空っぽになったスペースに
これから満ちてくるものに
意識を向けていましょう。
新しくやって来るものは、
古いものを片手に掴んだ状態では
やってきません。
全部手放して、空っぽにならないと
来ないんです。
だから、未来への保証もない
宙ぶらりんな状態をどうしても
通過しないといけない時があります。
とても恐いけれど、
ここを越えていけるかどうか。
ここでつまづいて、
元来た道を引き返していく人が多いんです。
でもね、
戻っても、現状維持なんて
できないですからね。
もっと悪くなっていくのがほとんどです。
前を向くというのなら、
目の前に広がる空っぽのスペースを
避けてはなりません。
転機にある人は、覚えておいてね。