人間は言うまでもなく、
心と体があって、そしてそこに魂が宿って
人間として生きているわけですが、
セッションしているとしばしば、
これらがバラバラでかみ合っていない
状態の方をお見掛けします。
そうなるには人それぞれ色々な経緯があって
自分の体を拒絶するようになったり、
魂との断絶ともいうべき状態になったり
強烈に自己否定をしたりするように
なっています。
こういう状態だと当然のことながら
人生はとても生き辛いものになりますので、
何とかしたいという思いでもがきながら
サロンにたどり着いてくださる方も
いらっしゃいます。
先日遠隔Skypeセッションをさせて
頂いた方は、身体との分離感がとても
印象的な方で、
体の中に意識がうまく収まっていないので
エネルギーを流しても最初はなかなか
奥まで届きづらい感触がありました。
色々なテーマからアプローチはしていたのですが、
何かの流れの中でふと、ひょっとしたら
生まれてくるときにとても難産だったのかも?
というインスピレーションが来たので
伺って見ると、
案の定、首にへその緒が巻き付いた状態
だったとのこと。
なるほど~とそれを聞いて、
このあまりにも分離した体と意識の状態の
理由が腑に落ちました。
生まれてくるときに難産ということは、
お母さんも赤ちゃんも、本当に
生きるか死ぬか、命懸けだったはずです。
大人だって、首にひもが巻き付いた状態で
狭い穴に引っかかっている、なんて状態を
経験したら、そりゃぁトラウマになるでしょう。
この世界に生れ落ちる最初のときに
そんな状態だったとしたら、
どうでしょう?
生れ落ちた後、赤ちゃんがどれだけこの世界を
恐れるか、想像していただけると思います。
それからさらにお母さんが赤ちゃんを
宿しているときにどんな精神状態で
過ごしていたかも、赤ちゃんにはすごく
影響あります。
よく、胎教とかって言われますけれど、
(私は子供を産んだことないので
詳しくはわからないのですが)
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で、
お母さんが体験することを一緒に
身一つで体験しているんですね。
だから、大人が思う以上に
赤ちゃんは色々知っているし、
気づいています。
だからこそ、妊娠中のお母さんたちには
できる限り幸せな気分で過ごしてほしいな
って思うのですが、
なかなかそうもいかなかったお母さんも
いるだろうし、でもそれで罪悪感を
もたないでほしいのです。
ヒーリングには、胎児の頃と出産時の
トラウマを癒し、和らげるテクニックも
ありますから、
自分が母親の立場の時も、
また自分が生まれてくるときのことも、
ちゃんと癒していくことはできます。
そこが癒えて行くだけでも
すごく生きやすく、心が軽くなる方は
たくさんいらっしゃいますので、
気になる方はセッションの時にご相談ください。
胎児の頃のヒーリングをすると、
同時に妊娠中のお母さんも癒されることに
なるので、親子関係に緊張感のある方は
少しそれが和らぐケースもあります。
まぁ、でも親子関係も色々な要因があるので
一概には言えませんが、
私自身も生まれてくるとき、
母が臨死体験するくらい難産だったので、
自分でヒーリングを学んでからは
何度も胎児の頃と出産時のトラウマの
ヒーリングはしましたね。
母には私がヒーリングしていることを
伝えたことはなかったけれど、
密かに母がこの家に嫁に来て苦労した時代
とかを含めてヒーリングを続けていたら、
なぜか母がとても優しくなった
と感じたことがありました。
(もちろん、ヒーリングするときには
母のハイヤーセルフさんに許可を取っています)
そういうのって、言葉にしなくても
どこかで巡り巡って返ってくるものですね。
アチューメントを受けている方は、
自分でもできますからぜひされたらいいですね。
時間をさかのぼって、当時の自分と
お母さんにヒーリングのエネルギーを
かけてあげてください。
過去を癒すと今を生きる自分が
とても楽になるのはみなさん
実感されるところですが、
特に胎児の頃のヒーリングは強力ですので、
やらない手はありません。
どうも自分の体に嫌悪感があるとか、
受け入れ難い、この世界に縛り付けられる
ような気がして嫌、というような思いが
ある方には特にお勧めします。
この世界は思うほど恐いところではないよ、
楽しいこと、素敵なこと、嬉しいことも
一杯あるよ、って、心底この世界を
楽しむような気持ちになれたらいいですね。
あなたの心と体と魂に、祝福を。