毎週月曜日は恒例の無料遠隔ヒーリングのテーマの設定日です。 第313弾のご感想をホームページにアップしました。 また、「命の源につながる誘導瞑想」(10分程度)の音声動画をYouTubeにアップしましたので、参考になさってみてください。
さて。ここ最近、「選ばれた人」とか「特別な人」というキーワードが続けてやってきたので、これについて少し考察してみました。
ヒーリングという仕事をしていると、たまに「そういう能力のある人は特別な人」だという考えを持った方に出会うことがあります。そう言われると、私は非常に違和感を覚えます。私がこの世界に入って最初の頃に学んだあるヒーリングの創始者は、こんな風に言っていて、私はこの言葉がとても気に入っています。
彼女は何かのインタビューを受けたときに、「あなたはサイキックだそうですね」と言われました。それに対してさも当然のように「ええそうよ」と答えた後に、すかさず「あなたもね」と返したのです。
サイキックは特別な能力ではなく、誰しもが当たり前に持っているものということを表現したこのやり取りで、私はこうした能力はごく普通に、絵を描くのが得意とかかけっこが得意などと同じレベルで認識するようになりました。
誰しも、得意な分野もあれば苦手な分野を持っています。それは、みんながそれぞれの領域において、唯一無二のヒーロー、ヒロインなのです。
この地球において、あなたと全く同じバイブレーションを放っている存在はただの一人もありません。あなたは、宇宙のどこかと同じバイブレーションをこの地球で表現している唯一の存在です。この地球を去るまで、あなたはそのバイブレーションをここで放ち続けます。それは、宇宙との約束なのだそうです。
これ故に、あなたは何を為し遂げなくても既に特別な存在であり、尊重されるべき価値があります。みんなが特別なのに、殊更に誰かや自分を特別視して優越感や劣等感を抱くことに、何の意味があるでしょうか。
けれど、私たちが実際に生きている人間社会では、持っているものや持っていないものによって、日々惨めな気持ちを味わったり自分を過大に認識して傲慢になったりと、自分自身の絶対的な価値を忘れて比較による相対的な虚像の価値により、常に気持ちが穏やかではいられないのです。
劣等感や優越感は、そのどちらにも根っこを辿っていけば自分自身に対する無価値感にたどり着きます。劣等感は分かりやすいですが、優越感というのも劣等感と裏表の関係にあり、それらはどちらか一つでは成り立ちえないものです。
人よりも自分の方が上にいることに固執する人は、人と同じやそれよりも下に居ると、途端に耐え難い無価値感の苦しみに苛まれます。だからこそ、常に優越感を感じるようなポジションに固執しますし、自らそうした要素を吹聴し、人に認めさせようとするのです。
自身の内に無価値感の要素が少ない人は、誰と居る時でも自分自身が満ちていて無価値感に苛まれることが無いので、自慢をしたり優越感を味わっていなくても心は穏やかでいられます。
自慢話ばかりする人や極端に劣等感の強い人といるのはあまり心地の良いものではありませんが、そういう人に強く反応するときは、自分自身の中にも彼らと同じものがあるのだと心しておきましょう。
よく、そういう彼らを馬鹿にする人がありますが、他者を馬鹿にするという行為も、感情解放ワークでは「感情のフタ」だと捉えます。すなわち、他者を下に見ることで自身の内に湧き上がっている不愉快な気持ちを収めているからです。
いずれにせよ、自身の現実に優越感や劣等感が表れてきたときは、その奥に在る無価値感に注目してみてください。また、単に「人との違いを認識する」だけではなく、誰かを「特別だ」と思ったときも、その思考が起こるほんの少し手前を注意深く観察していくと、ある心の動きが捉えられます。
そこには、「その存在と自分は別のものだ」と切り離す感覚があり、そのほんの少し手間をさらに観察していくと、何かしらの動揺のような、自身のセンタリングを外れる心の動きがあるはずです。
この動きは私たちにとっては不快なものなので、「あの人と自分はそもそも違うのだ」と切り離して心の安定を保とうとしているわけです。もしワークをするとすれば、この辺りの不快な感情のエネルギーを解放していくことになるでしょう。
というわけで、今週の無料遠隔ヒーリングのテーマはこちら。
優越感や劣等感の奥に在る無価値感に気づき、自身に統合するよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ11月9日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。
11月9日の感情解放ワークショップはまだお席がございますので、興味のある方はぜひどうぞ。