最近、ちょっと気になる同じパターンの
出来事が立て続けにあったので、
それについて書いてみます。
基本的に、私は
今置かれている状況というのは、
自分自身で作り出しているものだ
と考えています。
こう言うと、好ましい状況にいるときは
そうかもしれないと思えても、
嫌で嫌で仕方がない状況にいるのに
なぜそれを自分で作っているというのか?
と納得いかない人もあるでしょう。
でも、それでもその状況は
その人にとって何かしら、メリットが
あるからそうなっているんですね。
多分、そのメリットは顕在意識では、
認識していないことの方が多いでしょう。
だから、メリットなんてあるものか!
って思っちゃうんですね。
でも、よ~く掘り下げていくと、
ちゃんと出て来ますよ。
たとえば、家族と一緒に過ごすのが
嫌で嫌でたまらないのに
家から出ていけない状況に置かれている。
自分は家に縛られている
とか思っていたとします。
けれど、心のどこかでその人は
家を出て自分一人で生きていくことに
強い恐れを感じていて、家で暮らすことを
望んでいるかもしれません。
また、どうしても必要だと感じて
セッションの申し込みをしたのだけれど、
当日になったら家族の緊急事態などで
行けなくなってしまった、といったケースも、
実は、深いところで、
自分自身に向き合うことに、ものすごく
恐れを感じていたのかもしれません。
このように、
一見自分の力ではどうしようもない、
ことによって、自分の生活や人生が
制限されているんだ、と信じている方は
多分とても多いと思います。
というか、世の中の多くの人は
そういう世界観で生きていて、
自分で自身の生きている世界を
作り出してる、なんて考えている人の方が、
まだまだ少ないのかもしれません。
けれど、後者の世界観を知っていて、
ある程度はそう思っている方の中にも、
無意識に自分が世界を創造する力を
自分の力ではどうにもならないものの
領域にやってしまって、自ら無力に
なっている方たちを見かけます。
例えばこんな風に。
今日、母親の機嫌が良かったら、
私は外出して、好きなように
遊びに行ける。
悪かったら、
自分のやりたいことはできない。とか、
お金が無いからやりたいことができない。
きっとタイミングじゃないんだ、とか。
最近彼氏との間がしっくりいかない。
ひょっとして、今まで大事にしていた
お守りを手放してしまったせい?
などなど。。。
感情解放ワークの世界観をしっかり
押さえている方でしたら、
そこじゃないでしょ~!って
突っ込みが入ると思いますが、
何かのせい、誰かのせいじゃないんですね。
結局、自分なんだというところが
肚に落ちていないと、
こういう頓珍漢な考え方をして、
自分以外のものに力を与えてしまいます。
上記の例で、何に力を明け渡しているか、
わかりますか?
最初の例では、母親に。
やりたければ、母親の機嫌がどうであろうと
やればいいのです。あなたの人生なのですから。
いかに母親と言えど、
あなたの人生の責任を取れるわけ
ありませんよね?
あなたの人生をいかなるものにするのかは、
自分で決めるのです。
それを、母親のせいで、、、
ということで、あなたは自ら牢獄に入り、
自分の人生の責任を取る重さや覚悟から
逃げているだけです。
また、お金が無いからできない、
というのも、必要以上にお金に力を
明け渡してしまっています。
漠然とお金がない、と思っている人の中で、
ではやりたいことをするのにどれだけの
お金が必要で、それはどの程度のことをすれば
稼げる金額なのか?というシミュレーションを
した人はどれだけいるでしょうか?
稼ぐ以外に、お金を得る現実的な方法として
どういうことができるか、調べてみた人は
いますか?
できないことの言い訳として
お金を持ち出しているだけという人が
多いのではないでしょうか。
それから、
彼氏との関係性がうまくいかないのは
お守りを手放したから、ではないです。
元々あった不協和音が噴出してきただけで、
それにきちんと向き合わなければ、
いかに強力なお守りを持っていても、
うまくはいかないでしょう。
そういうものは、自分の努力の範疇のことを
免除するためのものではないはずです。
その辺、勘違いされてすがっているだけの人、
結構少なくないのでは?
とにかく、ここで言いたいのは
もっと自分の人生を主体的に創造しようよ!
ということで、
誰かのせい、何かのせいにしまくって、
自ら無力になって牢獄に入り、
不平不満を言いながら、
ふらふらとすがれそうなものに寄って行く
なんて情けない在り方を卒業しよう!
ってことです。
それもこれも、根本は
絶望的なまでに自分を信じてない、
信じられない、自分が嫌いで見たくもない
からなんでしょうね。
だからこそ、私はずっと言い続けてきてるんです。
自分自身に向き直り、和解しましょう、と。
自分自身から逃げて、
この世界のどこに自分の居場所が
あるというのでしょうか?
どれだけの人に、
このメッセージの真意が伝わるだろうか、
と思いつつも、少しでも心ある人たちのハートに
響くことを願っています。