弱さについて

自分の弱さを忌み嫌い、憎む人、
多いですね。

弱い自分を憎むあまり、
自分が弱いことを絶対に認めない。
無かったことにし、がむしゃらに
強くなろうとする。

でも、そういうやり方では
絶対に強くはなれないんですよね。

弱い自分が、自身の奥深くに封印されて、
そのまま、残ってしまうから。

だから、いつまでも弱い自分を抱えて
上っ面だけ、強がらなくちゃいけない。

弱い自分を悟られまいとして、
不自然にねじ曲がった心理構造を
構築して、非常に無駄の多い
エネルギーの使い方をするようになります。

自分の中の弱さを否定している人は、
弱い人を見ると、平静ではいられません。

封印した自身の内の弱さがトリガーされて、
目の前から抹殺しなければ、心が
平穏にならないので、

必要以上にその人に強く当たったり、
切り捨てたり責めたり、弱い人を変えようと
躍起になったりしてしまうのです。

自身の弱さを認め、本当に統合できている人は、
弱い人を見ても平静でいられますし、
適切な関係性を築けます。

寄り添うこともできるし、
適切に導くことも、必要であれば、
距離を保って見守ることもできます。

そういう風に見ていくと、
弱い者いじめをする人は、
実は弱い人だと言えます。

弱さを分離させていないと
自分を保てないのですから。

何をもって弱いというのか、
人によって定義は違うと思いますが、

根本的には、自身のあらゆる側面に
直面する苦しみを受け止められないこと
だと私は思っています。

何かができるとかできないとかではなく、
できようが、できなかろうが、
いずれの自分でも見ていられること。

それができるのが、強さかなと。

よく、自分に負けないことが大事だと
言われますが、自分に負けるというのは、

自身の内に噴き出す苦しみに耐えきれず、
自分から離れてしまうことだと思ってます。

すると、体験が途切れ、
状況をハンドリングできなくなります。

状況状況で、どこまで自分から離れずに
苦しくとも、無様でも、恐ろしくても、
惨めでも、悲しくても、怒り心頭でも、

当事者としてその体験を生きながら、
受け止めながら自分に踏みとどまれるか。

その力が強ければ、
そこに努力を重ねて行けるのです。

たとえ体裁を整えられなくても、
体が動かなくても、先が見えなくても、

その状況で、偽りの希望にすがらなくても
自分を見失わずに生きていられます。

最高のコンディションで、
最高のパフォーマンスを出す人だけが
すごいのではないのです。

最低のコンディションで、
最善を尽くせる人の方が、
実力的には相当のものを持っている
と私は思います。

それぞれが到達しているレベルにおいて、
どこまで出し切っているのか。

そのパフォーマンスは、
その人にとって手抜きだったのか、
油断していたのか、最善を尽くしたのか。

表れている形の奥で、
その人がどんな在り方をしていたのか。
そういうところをこそ、
見ていきたいと私は思うのです。

そんな、自分に踏みとどまる力を
つけていくと、何が起こっても
大抵は通過していけます。

最低の状況でも、
我を見失わずにいられるからですね。

感情解放ワークをしてたくさん、
分離していた未完了の感情を統合できると
結果的に、状況もとても良くなっていくのですが、

その結果が欲しくて、恐いことから
逃れられるようにと頑張る人もいます。

でも、ワークはそういうことは
目的にしてないのですね。

好ましい状況でもそうでなくても
抑圧や分離をしなくても大丈夫な自分で
いられる力をつけることの方が
ずっと大事です。

そういう視点を持っていると、
自分の限界は弱さではなくなります。

今の自分はここまでできて、
ここからはできない、と言う境界線を
掴むことができるので、

できる限り、限界ギリギリのところで
意識を保って、あとはそこから
どこまで踏み込んで、領域を広げて行けるか
と言うだけのシンプルな話になるからです。

そこに、できないダメな自分とか、
弱いとか、そういうジャッジメントに
エネルギーを奪われないので、
ある意味、楽なんですね。

弱さを恐れ、背を向けて封印している内は、
できることとできないことの境界線で
起こっていることも捉えられないでしょう。

そしてまた、そう考えられるからこそ、
自身のどんな苦しみの淵にいるカケラ君も、
絶対に見捨てない、と言い切ることが
できるようになります。

今すぐにはできないかもしれないけれど、
少なくとも無かったことにはしない。
そして必ず迎えに行く。

そういう姿勢が確信とともに確立した時、
自分の生きる世界はものすごく変わります。

そんな世界に生きるあなたは、
どんなに最悪のコンディションにあっても、
もはや弱い人ではないでしょう。

感覚を麻痺させて何かができることが
強さなのではなく、感覚を開いたまま、
あらゆる体験を通過できる強さを
身につけるように。

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