毎週月曜日は恒例の無料遠隔ヒーリングのテーマの設定日です。 第311弾のご感想と、10月16日満月の瞑想会のご感想をホームページにアップしましたので、参考になさってみて下さい。
さて。生きていれば、どうしようもなく辛い時を誰しも経験するものだと思います。そんな状況が何年も続いたりすると、人生に希望を失って心も折れてしまう時もあるでしょう。けれどそんな中にすら、愛の側面はあります。それを見出せたとき、苦しかった時代のすべてが昇華されるのです。
人は誰しも、楽しいこと、嬉しいこと、素敵なことを目いっぱい楽しみたいと願っています。けれどそれがそうはならず、反対のことばかりあると、非常にストレスを感じて苦しみます。
そして、「どうして私の人生は周囲の人たちのようではなく、こんなにもうまくいかないことだらけなのだろう」と思い悩み、自分や誰かを責めたり、自分の何がいけないのだろう、どうしたらいいだろうと、答えを求めてさまようのです。
こんな時どう過ごすかがとても重要です。分かってはいても、苦しみに飲み込まれてなかなかに踏みとどまれないものですから、少しでも「苦しんでいる自分から離れないでいる」ということを実践していくと、地に足を付けてこの時期を意義深いものにして行けると思います。
苦しむ自分から離れないでいるというのはどういうことかというと、私たちは精神的、肉体的に苦しい状況に在ると、意識が心と身体から離れて、分離してしまうことがよくありす。自覚している人はほとんどいませんが、傍から見ると、目の光が違うので見る人が見ればすぐに分かります。
この状態でいると、苦しみは和らぐように感じられますが、意識に置いてけぼりにされた心と身体は苦しい状況の中に取り残されてしまいます。そして時間が経って苦しい状況が去っても、苦しみは時間を止めて心と身体の中に残ってしまうのです。
自分自身に置き去りにされた心と身体は、「見捨てられた」と悲しみと絶望の中でさらに苦しみを深めます。だからこそ、最も苦しい時に、自分自身から離れないでしっかりと自分とともに居ることが大切なのです。
苦しい時に状況や自分から逃げ出せないと、余計に苦しくなってしまうように思えますが、実際は逆で、苦しい状況でも「自分に見捨てられていない。ちゃんと側にいてくれている」という安心感が心の底でしっかりと感じられるので、パニックにならずに状況に対処できるようになるのです。
傍から見ていても、自分や状況から逃げている人は、腰が据わっておらず、頼りなくとても信頼できるようには見えないでしょう。反対に、自分や状況に向き合い、誠実に対処しようとしている人は、どこかどっしりとした安定感が感じられるものです。
それは自身の内側に浮上している「気持ちのカケラ」から見ても同じことで、苦しんでいる者を見捨てて逃げていくような存在を、とても信頼はできないのです。最も苦しい時に側にいてともに寄り添ってくれる者こそ、真に信頼に足る存在であり、理屈抜きに深い絆で結ばれるでしょう。
自身の内なる「気持ちのカケラ」に対してこうした態度が取れる時、私たちは自分を深く信頼することができます。これこそが「自信」なのです。
自信は自分との信頼関係であり、一朝一夕にこれを築くことはできません。日頃から自分と対話し、都合の悪い声も一切否定せずに全部聞くくらいの姿勢で、実際の行動を少しずつ積み重ねていきます。
向き合うことが面倒に感じる時もあれば、恐いと思う時もあるでしょう。それら一つ一つをクリアしていく中で、素晴らしい「心の筋肉」が育っていくのです。
人生の辛い時期というのは、心の筋肉を鍛えているのでしょう。やりたくもないトレーニングをさせられていると思えば辛さは倍増しますが、自主的に鍛えているのだと思えば、意識の仕方も変わってきます。どうせ通過しなければならないのなら、目いっぱい有効に使いたいものです。
出来事はそれ自体に特定の意味があるのではなく、意味を与えるのは自分です。その出来事をどういうものにするのか、自身の現実の創造主として、主体性を持ち続けましょう。
「あ、今回はかなり高い負荷がかかっているな。もっと上のレベルに行くためのトレーニングなのだな」と思いつつ、もしこれをクリアできたらどんな自分になれそうかをイメージしながら過ごすのもいいでしょう。
というわけで、今週の無料遠隔ヒーリングのテーマはこちら。
辛い状況の中で、心の筋肉を鍛えている自分を主体的に意識するよう最高最善に働きかける
参加される方は、「無料遠隔ヒーリングの受け方」ご覧になり、 ご理解のうえ10月26日(水)17:00までにメールまたはメールフォームにてお申し込み下さい。 同日20:00より順次働きかけを行っていきます。