どんなセラピーやヒーリングを受けたり
様々なメソッドに取り組んだとしても、
すぐにどんどん変わっていく人と、
あまり変わらない人とがいますね。
もちろん、手法やそれを提供する
プラクティショナーとの相性も
あるでしょうけれど、
根本的な、その人自身の在り様の
要素が大きいように思います。
そうは言いつつ、何を隠そう、
私自身、様々なセッションを受けたり
メソッドも色々試してはきたのですが、
そういうものが効きにくい性質らしく、
周囲の友人たちや同期生たちが
どんどん成果を出しても
自分一人、何もないな~ってことが
多かったので、
私は自分のペースでコツコツ
自身を探求していく方が
合っているのだろうと思うように
なりました。
そういう自分を振り返ってみると、
やっぱり頭が固いというか、
頑固なんだろうな~と思います。
今の自分の在り様とあまりにも違った
手法がさっぱり頭に入らないし
理解できない。(これは年のせい?笑)
あと、考え方を押し付けられるのも嫌い。
要は、自分で納得したやり方で
進みたいってことなんだな、
と理解しました。
現状が苦しくてどうにかしたい。
助けてほしい、と思いつつ、
こういうスタンスだと、
うまくサポートを生かせないことが
ありますね。
私自身がそうなのでよくわかるのですが、
まぁ、良くも悪くもってところです。
そんな風に、要領も良くないし
キャパシティも大きくないので、
飛躍的に一気に成長するということは
確かにありません。
けれど、一歩一歩の歩みは、
自分の責任において、
納得する道のりであったかな
という気がします。
他の人よりも、ものすごく
成長も遅いし、大したレベルにも
行ってませんが、
私はこの自分の歩んできた軌跡を、
とても愛おしく思います。
最近でこそこんな風に思えますが、
一番葛藤していた時期は、
やはり苦しかったですね。
その時の自分と今の自分で
何が一番違うかと言うと、
一言で言えば、責任転嫁しない
ということを少しずつ積み重ねて
来たからかな、と思います。
自分の不幸を誰かのせいにしない。
思うようにならない現実を、
環境や何かの条件のせいにしない。
それは、エゴのせいにすらしない
ということも含みます。
無意識にやっている無数の責任転嫁に
少しずつ気付いていって、意識的に
責任を自分に引き戻すことを
やってきたら、ものすごく自分に
力が湧いてくるようになりました。
たとえば、
今この自分のうだつが上がらないのは
幼少期の親の育て方が悪かったんだとか、
今私がこんなに不幸なのは
旦那や子供が私のことをちっとも
理解してくれないせいだとか、
仕事がこんなに大変なのは、
無能な部下た上司のせいだとか、
まぁそういうことですね。
何かの要素が自分に影響を与えること
について、根本的にその影響力を
決めているのは自分自身なんですよね。
これ、わかりますかね?
アイツのせいで、
自分はこんなに不幸なんだ!
って憎んだり八つ当たりしたりするほどに、
自分は無力になっていく、という話を
これまでにも何度かしていますが、
別に、そんなアイツに自分の人生への
影響力を与えられなくてもいいし、
そういう選択をすれば、
アイツが自分にしたことの呪縛から
いつでも脱することはできるのです。
ただ、憎んでいたいし
八つ当たりし続けたいし、
自分で責任取るのが嫌だから
被害者のポジションにしがみついて
身動きが取れなくなっているだけの話。
それは、別にアイツのせいじゃないです。
こう言われても、
でも、だって、アイツは私にあんなに
ひどいことをしたのよ!?って
思う方もあるでしょう。
そうそう、その考え方、スタンスこそが、
今のあなたの現実を作り出しているのです。
それを手放せと言われたら、
どうでしょう?
かなり抵抗があるのではないでしょうか?
それが、被害者で居ることに
しがみついている自分。
被害者特権を今まさに行使し続けている
自分なのです。
被害者で居ることは、
とても大きなメリットを享受できる
特権なんですね。
どんな特権かというと、
アイツのせいにしておけば、
自分の非を見なくて済む。
都合の悪いことは、
お前が悪いんだ!と八つ当たりできる
「正当な」権利がある(ように思える)。
相手に罪悪感を抱かせて、
エネルギーを奪い取ることができる。
(何なら、物理的に何かを得ることも)
これ、ヤ○○さんたちの常套手段で、
要は、タカリなんですよね。
こんなことをしていて、
どうして誇り高い自分を取り戻す
ことができましょうか?
パワフルで生き生きした人生を
生きたいのなら、今得ている
被害者で居ることの特権を
今すぐに放棄することです。
長いこと相手から奪い取ったエネルギーに
依存しているときは、なかなかに勇気が
要りますが、少しずつそういう毒饅頭からは
足を洗う方向に自分を向けていくことです。
あの人があぁ言うんだから大丈夫よね
ってのも、微妙に責任転嫁なので、
そこもしっかり意識的に自分の責任において
選択するようにしましょう。