昨日は母の葬儀でした。
何とか無事に、各業者の方たちや
親戚、兄弟力を合わせて万端、
滞りなく済ませることができました。
全てに、本当に感謝です。（-人-）
ここまで、母の死亡から6日、
長かったですが、逆にこのくらい
時間があったことで、色々と
良かったな、と思うところが
多々ありました。
肉親を送るということは、
段々体が弱ってそろそろ、
という流れもあるし、
うちの母のように、
ある日突然、ということもあり、
いずれにせよ、事前の準備なく
ぶっつけ本番なわけです。
身内の葬式を何回か経験していれば、
わかることもありますが、初めてだと
戸惑うことも、多々あると思います。
ですので、ここに綴ることは
私の備忘録でもありますが、これから
こういったことを経験される方に、
何かしら参考になることがあれば、
という思いで綴っています。
良かったらお読みいただければ幸いです。
というわけで続きです。
母の遺体が無事に帰宅して、
葬儀屋さんにきれいに安置し、
整えていただいて、
しばらくしてから、訃報を知った
町内の方たちなどが枕花やお香典を持って
ぼちぼち弔問に見えました。
あっという間に、
部屋中が花だらけになりましたが、
上の弟と協力して来客対応をし、
母の亡くなった経緯など繰り返し
説明していました。
空き時間には、
母が営んでいた店関係の帳簿や
取り引きの記録を調べて、
納品や支払いに穴が開いてないかを
必死で確認していました。
この辺りは普通の専業主婦や
会社員の方とは違った、
膨大な作業がありましたね。
とにかく私は全く店に関しては
タッチしていなかったので、
日ごろの母の言動の記憶を辿りながら、
時間との勝負でした。
一人ではとてもできない作業でしたね。
本当に近くに弟がいてくれてよかった
としみじみ思いました。
その中で判明したのは、
母はお風呂で溺れた当日の朝に、
最後の納品に行っていたのでした。
まさかその夜にこうなるとは、
本人も思いもしなかったでしょうが、
最期まで、やることをやって、
私の仕事にも迷惑をかけずに
逝ったのだな、と思いました。
その夜はさすがに疲れて
気絶するように眠りましたね。
翌日も朝から店関係の大捜索が続き、
解約できる細かな契約関係の手続きを
少しずつ進めていきました。
そんな中でも、事前に注文していた
品物の納品があったり、
町会関係の方がみえたり、
親戚関係も来たりして、
バタバタしていましたね。
一番ヒヤヒヤしていたのが、去年、
新しい機材（80万）の購入をすることに
したと母が以前言っていた契約が
どうなっているかということで、
それを止めなければいけないのに
契約関係の書類が見当たらず、
目ぼしい会社に電話するもわからず、
この件は3日もかかって弟たちが
組合関係などから業者に当たりをつけ、
何とか事なきを得ました。
それまでは、毎晩、
ベッドに眠る母に、今日はこうだったよ、
あれはどこにあるの？これはどうなってるの？
と呼びかけながら、過ごしていました。
そうすると、不思議とひょっこり
それが出てきたり、必要な人に
丁度良いタイミングで会ったりして、
するする事が運んでいたのも、
きっと母が導いてくれていたのでしょう。
20年以上前に父が亡くなった時は、
まだ店のことを把握していた母がいたので、
こういう苦労はありませんでした。
全てを知っている人が亡くなるというのは、
本当に大変なことなので、日ごろから
知っておかなければいけないことは、
仕事のことにせよプライベートにせよ、
ちゃんと確認したり、複数で把握
していた方が良いですね。
母は私に店のことに首を突っ込まれるのは
あまり好んではいなかったけれど、
事あるごとに、ちょっとしたことを
頼んできたり、話していたのが
とても助かりました。
それがなかったら、
どうにもならなかったですね。
エンディングノートは、若い人でも
絶対に書いておいた方が良いです。
それから、身の回りの整理整頓、
断捨離は普段からしておくように。
そんなこんなで、とてもスリリングな
3日間を過ごし、4日目にはついにダウン、
弟たちに任せるところは任せて、
何とかお葬式を無事済ませられるよう
体力の回復に専念しました。
あと2日。何とか告別式まで
乗り切らねばなりません。
つづく。