誰から言われたネガティブな言葉が
暗示のように潜在意識に入って、
それが呪いのように制限となって
生きづらさの原因となっている
ことがあります。
悪意を持って言われた言葉もあれば、
良かれと思ってかけられた言葉でも
そうなることがあって、
たとえば、あなたは体が弱くて
すぐに風邪を引くのだから、
薄着をしてはダメよ、とか常々言われて
育ったとします。
すると、その人は
自分は体が弱くてすぐに風邪を引く
ということを信じて、その通りに
すぐに風邪を引く弱い人になったりします。
ましてや、
お前はダメな人間だ、愚図だ、無能だとか
四六時中言われながら過ごしていたら、
その言葉はどれだけその人の可能性を
塞ぐ呪いになるでしょうか。
セッションをしていて、しばしば
こうした呪いの言葉のエネルギーで
雁字がらめになっている方を
見かけるのですが、
それらの呪いを外していくと、
実に軽やかに、のびのびとして
その人本来の良さが蘇ってくるのです。
一方で、そうしたネガティブな言葉を
かけられても、全く意識に入らず、
影響を受けない人もいます。
それはなぜかというと、
その言葉を自身の真実と受け取らず、
自分の中で、別の確かな真実を
しっかりつかんでいるからです。
他者の言葉を真実だと受け取ってしまうと、
自らそれを真実であるように
現実創造してしまうわけです。
ポジティブな言葉の暗示であれば、
それは大歓迎かもしれませんが、
ネガティブな暗示で苦しむのは
ごめん被りたいものです。
ただ、ポジティブな言葉をかけられても、
本人が頑なに否定して拒絶することも
あるわけで、
あなたには可能性がある、と言われても、
いや、自分に可能性なんてないんだ、
と絶対的に信じていたら、やはり
その人の現実に可能性なんて
開けようはずもありません。
他者の言葉が絶対なのではなくて、
自分が信じているものが
絶対なのです。
ということは、やはり
自分には力があるのであり、
自身の現実の創造者なのだと
言えるでしょう。
長いこと、自分は虐げられてきた
無力で無価値な人間なのだと
信じてきた人も、
本当にあなたは無力だろうか？と
マインドの思い込みを越えて、
もっと深いところに問いかけていただくと、
いや、力はある。
と、頭ではないところで
自身の内に宿る力を確かに見出し、
感じ取ることがあります。
この感覚は理屈を越えて、
自分でそれが紛れもなく本当のことだと
わかるんですね。
それまでこの力の存在には
気が付かなかったけれど、
気付いてしまったら、それはもう
否定のしようもない事実なのです。
そうなると、それまで信じ込んでいた
自分は無力だというその大前提の上に
構築されたあらゆる世界観は、
崩れ去っていきます。
自分で自身を無力にしていたのだとわかり、
もう無力でいる必要もないのなら、
別の在り方を選択することもできます。
本当に自分の命が願う生き方をしてもいい、
それを生きようと決めるのなら、
あなたにはそれができるのです。
自分で、それを妨げるものに
力を与えなければ。
この肉体を持って生きる人生は有限です。
タイムリミットがあるのです。
この一年、この一日、この一瞬を、
あなたはいかに生きるでしょうか。
あなたを通してこの世界に
生まれたがっている光を、
生きてみませんか。
今が、その時です。
あなたの光に、祝福を。