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さて。
これまで、ダークサイド（闇の存在）との
契約などについて、何度か書いてきましたが、
神仏など、闇ではない方の存在との契約
についても、思うところ、書いてみます。
基本、ダークサイドとの契約には
代償が必要で、魂を取られていたり、
幸せや喜びの感覚を奪われていたり、
色々なものを差し出させられます。
中には、自分の一族の中から、
生贄を差し出す契約をしている
人物なんかがいると、
その契約は呪いのように、
一族の血の中に入っていき、
不幸の連鎖が続いていくのです。
手塚治虫の漫画「どろろ」は
まさにこの類の話で、戦国時代の武将が
天下取りの野望を叶えるために、
生まれてくる自分の子供を魔神に捧げる
儀式をします。
果たせるかな、生まれた子供は
体の48か所を欠損して生まれ、
川に流されるというところから
ストーリーは始まります。
このように、家系的に入った契約、
呪いの類を解除するときは、
原因となった先祖を突き止めるところ
からやっていったりしますね。
契約した時は、
自分の欲望を満たしてもらおうと
必死なので、自ら喜んで差し出すことが
多いのですが、
基本、闇の存在との契約は、
欲望が叶えられたとしても、
決して満たされたり幸せになったり
することはありません。
待っているのは、
破滅か無限の苦しみだけです。
結構騙されていることも多くて、
願いを叶えてやったと言いつつ、
契約内容を履行していないまま、
自分の取り分だけはしっかり奪っていく
ことも多くありますね。
この辺りが契約交渉の鍵に
なったりするのですが、
まぁそれはそれ。
一方の神仏などの場合、一般的な
願い事を叶えてもらおうと祈るときは、
自分から何かを差し出すことを
言わなければ、
ダークサイドの存在のように
代償が必要ということは、あまり
無いような気がします。
（厳密に儀式などしてきっちりやる場合は
別かもしれませんが）
ただし、不義理をするのはいけませんね。
心を正して向き合い、
自分の真心から誠実に祈り、
折を見てお礼参りなどに伺うとか、
ご報告をするとかはちゃんとしましょうね。
セッションをしていて、
過去の願いが願解きをされないまま
引っかかっているケースも
たまに見かけるので、
願いが叶ったり、必要なくなった時は
ちゃんとその旨をお伝えするケジメは
大切にした方が良いです。
引っかかっているのは
どういうケースかというと、
たとえば、神様か精霊のような存在に
辛さを感じなくさせてもらっていた
人がいました。
それから月日が過ぎて、
すっかりそんなことも忘れて過ごしている中、
どうも生きづらくてセッションを受けたら、
辛さの根本原因が解消されないまま
辛い感覚だけが消されていたので、
バランスを崩していることが判明、
願いを解除してもらって、
改めて、辛さの根本に対処して
ようやく言いようのない苦しみが
癒えていったというケースもあります。
あとは、信仰深かった祖母が
霊感が強かったり危なっかしい感じの
孫を思って、ご神仏に守護をお願いし、
守ってもらっていたのだけれど、
成長したときに、神仏が人生の主導権を
握っている状態がそぐわなくなっている
ことがあります。
そのときに、自分はもう大丈夫です。
今までご加護ありがとうございました。
今後は、どうぞ見守っていてください、
という風に、自立していくということも
あります。
守護をしていただくのは良いのですが、
人生の主導権を自分ではない存在が
握っているのは、たとえそれが神仏
だとしても、健全ではないのです。
闇の存在だとか、変な契約条件を
つけていなければ、光の存在ならば
大体すんなりと解放してくれます。
欲が絡むと、とかく変な存在が
光の存在のふりをしてすり替わって
契約してくるということもあるので、
注意したいところですね。
ご神仏でも、不義理に対しては
非常に厳しいお叱りのある存在も
いらっしゃるので、
自分の願いがどれほどのものなのか、
お願いする相手がどういう存在なのかは
きちんと精査された方が良いと思います。