起こった出来事は、みな何かしら
人生からのメッセージを
伝えてきています。
ワークでは、
そういうお知らせは、
受け取って適切に応答しないと、
出来事が段々と深刻さを増していく、
とお伝えしています。
そう聞いて、恐がる方も多いのですが、
でももしあなたがメッセージを伝える
立場だったとしたら、
気付いてほしい人が気付かず、
意図的に無視しているとか
流して行動しない、となったら、
やっぱり声は大きくなるのでは
ないでしょうか？
サロンにご相談に見える方も、
その出来事が起こる前まで遡って
お話をお聞きすると、
大体似たようなパターンや質の出来事が
繰り返し起こっていて、今回のは
その拡大バージョンというような
ケースが結構あります。
長く感情解放ワークをされている方は
このことをよくご存じなので、
何かあると
「あれ？これは何のお知らせだろう？」
と自然に意識を向ける癖がついて
いらっしゃいます。
無視はしないよ、聞くつもりはあるよ、
という姿勢があることは、
メッセージを送ってくる側からしても
好ましいことで、
それだけでも、そうむやみには
お知らせの声を荒げなくて済みますね。
けれど、
いつまで経っても行動しないとか、
頓珍漢な受け答えばかりしている
となると、
またちょっと違った角度からの
お知らせが来たりもしますが。
あちら側も、どうにかして
私たちに意図が伝わるように、と
真剣なんですよね。
有難いことです。
大きなことから小さなことまで、
そのお知らせの真意にハッとする体験を
いくつも重ねていくにつれて、
人生は本当に無駄がないし、
自分にとってそぐわないものを
よこしてくることはないのだ、
ということをつくづく感じ入る
しかなくなっていきます。
そういう人生との対話は、
我を張っていては決して気づけないし、
反抗したところで、どうやっても
勝てるようなものではありません。
その真意に触れれば触れるほど、
この世界、人生の神聖さを
否定できなくなるのです。
あなたの人生は、尊く神聖です。
私の人生も、尊く神聖です。
みなそれぞれの神聖な歩みの中で、
ひととき出会い、共に過ごし、
別れていきます。
その出会いが、
甘美で美しいものであれ、
おぞましく苦しいものであれ、
その体験から何を汲み取るかは、
起こった出来事によるのではなく、
あくまで、それを受け取った
自分次第です。
人間目線では、できれば
前者のような体験を多くしたい
と思うものですが、
後者のような体験であっても、
そこから思いもしないような
愛の真意を汲み取ったとき、
それははるかに深く、
あなたの魂に変容をもたらします。
この宇宙というのは、
人間目線の常識や善悪、好き嫌いを
越えた摂理によって運ばれて行きます。
それは本当に、人智では測れない。
だからこそ、
謙虚に問うことが大切です。
ボロボロになって、被害者意識満載の
手負いの獣のようになっても、
背を向け、心のシャッターを下ろし、
閉じた貝のようになっても、
天は決してあなたを見捨てないし、
忘れてもいません。
ただ、あなたに見捨てられた気分や
孤独、絶望感などを骨身に染みるほど
味わわせることはありますけれどね。
それもこれも、恩寵の内。
頭ではなく、
本当のそれを知るところまで
たどり着けたら、幸いです。
あなたの人生に、祝福を。