12月に入ると、
今年1年の感謝とともに、
来年もよろしくというご挨拶を
交わすことが多くなります。
お一人お一人のお顔を拝見しながら
今年1年を振り返って、
あんなこともあった、
こんなこともあったと様々な記憶が
駆け巡るのですが、
こんな風に感謝の思いを伝え合うことが
できるご縁をいただけたことに、
しみじみ、有難いことだと
幸せを噛みしめています。
実際に対面やZoomなどで
お会いできた方、
ブログの読者のみなさま、
出会ってくださって
本当にありがとうございます。
この出会いの小さな小さな波紋が、
あなたの心の奥深くに届いて、
やがて、大きな愛が花開いて行く
その一助となりましたら幸いです。
人生、日々色々あるけれど、
泣いても一生、笑っても一生。
だったらこの一瞬をどんな風に過ごすのか、
自分の不足や不幸を嘆くよりも、
同じ時間で今在る素晴らしいものに
目を向け、愛でる時間にしようと
思います。
それは、ネガティブを見ないことにして
蓋をするとか逃避することではなくて、
それもそれとして受け止めたうえで、
紛れもない現実に同じく存在している
善きものとともに在るということです。
人は、人生を嘆く時、
今ここに無いものを思って悲しみ、
自分の人生には何も善いものが無い、
と不足を見ています。
けれども、実際にはそんなことはなく、
どれだけ絶望の只中に居ても、
木々を照らす太陽はその人が幸せだった
時と同じように輝いていて、
海も山も、変わらずそこにあるのです。
ただ、同じものを見ても、
その人の心が幸せや喜び、安らぎを
感じられなくなってしまっている。
ということは、
幸せを感じる対象がないことが問題
なのではなく、幸せを感じられない
その人の心自体が問題なのです。
不幸や不足を見て行動するのと、
今あるものに確かに気づいて受け取り、
そこから行動していくのとでは
大きな違いがあります。
今ここに無いものにフォーカスして
嘆いていると、不安や恐怖心、悲しみなど
ネガティブな感情が掻き立てられる
ものです。
そういった感情は吸引力が強く、
ネガティブスパイラルに陥ると
なかなか抜け出せないので、
事実として今ここに在るものに
意識を向けることで、バランスが
取れてきます。
今ここに無いものは、
マインドの世界の想像で、
今ここに在るものは、
厳然としたリアルです。
マインドから今この瞬間のプレゼンスへ。
このことが、暴走してパニック
のようになった無い無い不足病から
転換していくカギになります。
感情解放ワーク的には、
落ち着いてきたら、無いことの苦しみ、
不安感なども改めてお迎えに行って
癒し、統合してあげると、
より今この瞬間に在るものと
ともに居やすくなります。
そうして、
今ここに在るものに心を込めて接し、
触れ、愛を循環させていきましょう。
すると、
あなたのリアルな人生に、
愛と豊かさ、喜びが満ちていきます。
今在るものに愛を循環できずに、
どうして無いものを得て
愛に満ちることができるでしょう。
物やご縁は、あなたがちゃんと
愛を循環できる状態になったところに
やって来ます。
望んでいたものがやってきたら
ちゃんとできるのではないのですよね。
無いものを嘆くのは、
ある意味、逃避かな、とも思います。
無いことに怯え、苦しむ自分の心に
しっかりと向き合い、抱きしめて
あげてください。
それが出来るようになってくると、
あなたの心は安心して、
愛が循環できる土台ができてきます。
物でも、人でも、
今在るものに心から感謝し、祝福し、
愛を込めて接して来ましょう。
自分の人生を、たくさんたくさん、
そういうご縁で満たしていきましょうね。