感情解放のセッションで
よく相手の意識の中に移動して
相手の感じていることを
感じてみるというのをやります。
抵抗感のある相手だと
なかなか入れないということも
あるし、意識の移動自体が
難しいという方もあるのですが、
初めての方でも、
取り敢えずできなくても良いので
1回はチャレンジしていただくように
しています。
できなければできないなりに、
別のアプローチをするので。
そうして
相手の意識の中に入ってみると、
実は自分の思っていたこととは
全然違った!ということも
よくあります。
自分は親から愛されていないのでは
ないかと思っていたけれど、
実はそんなことは無くて、
ただ愛情表現にとても不器用なだけ
だったということもあるし、
裏切られた、と思っていたけれど、
裏切られてはおらず、
自分の勘違いだったとか。
自分の思っていた大前提が変わると、
体験した出来事の意味がガラッと
変わります。
愛されていないわけではなかった
ということが分かった後は、
すれ違いの原因となった
愛情表現がうまくできない理由を
掘り下げて、対処をしていきます。
そうすると、せき止められていた
表現したかった諸々が
表現できるようになり、
双方のわだかまりが解けていきます。
また、裏切られたと思い込んでいた
ケースでは、なぜ真実ではないことを
信じてしまったのか、
掘り下げていきます。
ネガティブなことを信じていたけれど、
実はそうではなかったと知れば、
恨みやわだかまりは解けていきますが、
一方で、必ずしも
ハッピーな事実を知るばかり
とは限りません。
やっぱり相手は自分を愛していなかった、
本当に裏切られていたというケースも
もちろんあるわけですが、
その場合は
なぜその相手は自分を愛さなかったのか、
どういう意図、気持ちだったのか、
下心や悪意がある場合は、
なぜそのような気持ちを
抱くに至ったのか、
その原因となるものまで
掘り下げていくと、
たとえば、
ものすごく深い無力感や絶望、
怒りや憎しみなどの感情が
出てきたりします。
ここまで掘り下げられたら、
今度は自分自身の心の内を振り返って、
同じものがないかな?というのを
確認してみます。
近いもの、ではなく、
おそらく、全く同じものが
自分の中にあることに
気づくでしょう。
これが、鏡なんですね。
鏡の法則は、ここまで読み込まないと
その本質は理解できません。
この核心まで捉えられたら、
これを癒していくわけです。
本当にこれらが昇華され、
統合されて行ったら、
その人とのご縁は根本的に
変化します。
いわゆる過去世のビジョンなんかだと、
そもそも出会っていないタイムラインに
変化していたり、
出会っても、悲しく苦しいご縁ではなく、
幸せな関係性に変化していたりします。
今生でのご縁でも、
その意味合い、感じ方、捉え方が変わり、
わだかまりなく、心穏やかに捉えられる
ようになっていたりします。
このように、
相手の心の内がどんなものであれ、
それぞれのケースで見ていくべきもの、
受け止め、統合していくべき要素があり、
完了できれば、いかようにも
心は安らかになっていけるのです。
だから、真実を知るのが恐い
という気持ちもわかりますが、
それを越えて、幸せになっていく道は
あるので、後は自分の選択次第ですね。
相手の体の中に意識を移動させる
こと自体が難しいのは、大体が
強く相手への拒否感があるケースが
多いのですが、
それが相手に与えらえたと信じている
心の痛みのせいでもあるし、
分離させた自分自身の要素を
投影しているからでもあります。
相手の意識に入れないときは、
この辺りから見ていくわけですが、
いずれにせよ、掘り下げていく道は
いかようにもありますね。
自分自身を深く知るほどに、
愛が深くなっていく。
それが自分に向き合うことの
本質なのだと思います。