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さて。
人生において、
自分が何をやるべきか、
何をやらずにいるべきかがわかる
というのはとても大事なことです。
このことは、色々な側面から
語ることはできますが、
今日は「やる気スイッチ」という
キーワードからお話してみたいと思います。
やる気スイッチって、
昔、とある学習塾のCMで
有名になった言葉ですが、
ホント、このスイッチが入らない時って
困りますよね～。
やらなくちゃいけないことは山積みで、
頭ではわかっているのに
ちっとも体がついて来ない。
全然本気になれない等々、
頭も体も重～くなって、
まったく働かないわけです。
そういう時に限って、
余計なことは良く捗るもので、
私自身、学生時代によく試験前には
漫画や大好きな作家さんの新刊本などの
ページを繰る手が止まらず、
どうしてこういう方面の集中力は
切れないんだろうと恨めしく
思ったものでした。笑
自分が本当に楽しいと思ったこと、
これやりたい！必要だ！と心底
心が納得したことは、
誰に言われなくても
勝手にやってるしどんどん捗るし
楽しみは尽きません。
でも、そうではないこと、
義務感からやっているとか、
人に言われたけれど、それが自分の未来に
繋がっていく感覚やビジョンがないとかだと、
自分の内から力が湧いて来ないのだと
思います。
もちろん、
頭で考えたらそうするのが良いとか、
そうすべきだとか思うことは
たくさんあるでしょう。
けれど、
それが本当にはしっくり来ていないとか、
どこか絵空事のように、実感のないもの
として感じていたりするときは、
口先だけの理想論とか掛け声
になりがちで、実際に現実は
動かないんですね。
その辺りの違和感を上手に誤魔化して
合わせることのできる人もいて、
そういう人は、別に好きでもないけれど
取り敢えずやる、ということが
できるのですが、
どうしても無理という人もいて、
その場合は結構辛いですよね。
では、どうしたらその感覚が
ピタッと入るのか。
要するに、やる気スイッチが
入るのかですが、
その必要性、重要性を心底痛感するような
出来事が起こって認識が変わるとか、
向き合い方のアプローチを工夫して
楽しくなるような方法を考える
などでしょうか。
よく、お尻に火がついた、
なんて表現がありますが、
それまではのらりくらりと
過ごして居られたのでしょうが、
ついにそうも言っていられないような
のっぴきならない状況になっていることに
気が付いて、慌てて走り出す、
みたいなことがありますね。
これは、自分で気づかないといけません。
周囲がどれほど言っても聞く耳を持たない人は、
強制的に気づかされる出来事を引き寄せてくる
ことがあります。
それこそ、ガツン！と骨髄まで
響き渡るような痛恨の一撃を喰らって
初めて自分の在り方を改められるようになる
こともあるわけです。
そういうことが起こる前に、
もっと心を開いて柔軟に、素直に見て
耳を傾け、気づき、応答できるなら、
そこまでのお知らせは必要ないでしょう。
学び、変化していく自分に喜びを感じながら
その人は成長していくでしょうね。
こういう傾向は、
一人の人の中にも様々なスイッチがあり、
こちらのスイッチは前者のタイプだけれど
あちらのスイッチは後者のタイプに
なっている、ということもあります。
まぁ、感性の問題も絡んでくるので、
どちらかというと、前者のタイプの
スイッチが大目とかありますけれどね。
自分のスイッチにべったりと
頑固さや意固地さが絡みついていると、
大きくステージアップして行こうとする
段階で、きっつ～い出来事が
起こりがちです。
でも、そういう出来事が起こった時に、
深く我が身を振り返って改めると、
ぐぐぐっと飛躍できるんですよね。
そういう意味で、
今までの自分が崩壊するような
出来事が起こった時というのは、
すごいチャンスなわけです。
そうでもしなかったらその人は、
ずっと凝り固まって窒息していたでしょう。
そのきつい出来事は、
もっと深く息ができるように、という
人生の計らいなのです。
慎んで、謙虚に受け取っていきましょう。