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さて。
私がお伝えしている感情解放ワークでは、
ネガティブな感情のエネルギーを
心と体でじっと感じ、命の呼吸を
送りながら受け止めていく、
ということをするのですが、
様々な方を拝見してきて、
ネガティブな感情に消えろ~!
と念じながらそれをしている方を
お見掛けするんですね。
受け止めるというのは、
否定しないこと、在るがままを認め、
その感情の居場所を自分の中に
ちゃんと作ってあげることを
意味しているので、
消えろと念じるのは否定し、
その感情を排除しようとしている
わけですから、これだとその感情を
統合はできません。
なぜその感情がそれほど不快で
耐え難く感じるのかと言えば、
その感情に対する私たち自身の扱いが
間違っているからです。
私は、自分が受け止められずに
しこりのようになっている
感情のエネルギーを、
感情のカケラ君と擬人化して
呼んでいます。
カケラ君は、自分の存在を
在るがままに認めてほしいし、
居ないことにされたくないのです。
だから、私たちが彼らを否定し、
居ないことにし、すり替えたり
はぐらかしたりするほどに、
カケラ君はとても傷ついて、
自分はここにいるぞ!と主張し始め、
自分がその存在を受け入れるまで、
繰り返しその感情を感じさせるような
出来事を否応なく引き寄せるのです。
私たち自身だって、
自分の存在を否定され、
お前なんかの居場所はない!
出て行け!消えろ!とか言われたら、
とても悲しいし、やりきれないでしょう。
だから荒れるんですね。
カケラ君がとてもすさんだ痛みを
発しているのは、きっかけとなった
出来事自体が原因というよりも、
私たち自身の、彼らに対する扱いの
非情さゆえなのです。
このことが本当に分かると、
カケラ君を在るがままに受け入れることが
どうしてその感情を収め、穏やかな
日常をもたらすのかがわかります。
その存在の尊厳を認め、
居場所を作ってあげることがどれほど
その荒んだ心を鎮め、癒すのか。
そして、同じ存在から全く別の
素晴らしい可能性を引き出すか、
自分に置き換えたらわかるでしょう。
自分の存在を徹底的に否定し、
抹殺しようとする人とともにいることが
どれほど苦痛で、自分の持っている
力も気力も奪っていくのか。
反対に、自分を認め、温かな眼差しで
受け入れ、居場所を与えられたら、
どれだけやる気が出て、安心して
自身の持てる力を発揮できるか。
感情のカケラ君も、
同じことなんですね。
けれども、そのように説明を聞いても、
いざネガティブな感情を自身の中に
感じると、
この邪魔者が消えたら、
自分は素晴らしくなっていくんだ!
といういつもの条件反射のような
態度が改められない、という方は
すごく多いです。
ワークは、
自分の一部を抹殺し、切り離して
良くなっていくということでは
ないんですね。
自分のあらゆる側面を受け止め、
力にしていく器ができていなければ、
どれだけ切り捨ててきても、
所詮はその小さく偏狭な自分の在り方が、
自分を苦しめ続けるでしょう。
その苦しみは、カケラ君のせいなどではなく、
自身の在り方故のものということを
心底理解しなければなりません。
受け入れ難かった自身の側面を
統合するにつれ、ささくれ立っていた心は
穏やかになっていきますし、
他者に対しても自分に対しても、
寛容になっていきます。
自分を切り捨てていた時は、
世界から自分が切り捨てられる恐怖と
常に背中合わせで心が休まらなかった
でしょうが、
どんな自分も見捨てない、と
心が定まると、見捨てられる恐怖は
消えていきます。
結局、自分が自身にしているように
周囲からされるわけなので、
自分が本当に自分を大切にし、
信じていたら、周囲からもそのように
扱われるのです。
鏡の法則を正しく理解して、
自分の自身への扱いを温かく、
人間味のあるものにしていくことが
結局は自身の幸せや安心に
つながっていくんですね。
傷ついた自分にさらに
鞭うつようなことをしないように。
自分を大切にしてあげてくださいね。