どんな情報でもそうですが、
情報と言うのは、一時情報以外は
文章でも写真でも、切り取り方によって
色々な景色を見せます。
そしてそれは、
「発信する側の意図に合わせて加工される」
ということを、常に頭に置いて
おかなければなりません。
嘘ではないけれど、受け取り手が
誤解するような見せ方もあるし、
中には、最初からすべてが嘘というものも
あるでしょう。
だから、それを発信している人が
どういう素性の人なのか？
その道の専門家なのか、素人なのか、
専門家であっても、どのようなバックグラウンド
を持っているのか。誰からお金をもらって
いるのか、どういう思想信条の持ち主なのか
など、よく見なければいけません。
そしてデータも、どういうデータのとり方を
しているのか、信頼のおけるものなのか、
論文なら査読が済んでいるのか、
反対の結論を示すものが無いかなど、
広く見ていくことは必要だと思います。
とは言え、どれだけ気を付けても
発信者のお金の流れやどんな組織とつながっているか
なんて、素人がそうそう調べきれるものでは
ありません。
みんな、それぞれ忙しいですしね。
けれど、それでもなお、最低限、
データや発言の出典、エビデンスなどは
チェックして押さえておきたいものです。
あとは、自分の嗅覚も大事です。
え～、でも私、そういうのよくわからないし、
って最初から感覚を閉ざして横着しないで、
わからないなりにも知ろうと努力
してみてください。
これ、多分多くの方がお好きな
スピリチュアルな能力にも言えることですけど、
それがわかるなら、その感覚をもう少し
こういうところに向けたらもっと
色々わかるようになるのに～！
っていう方、すごく多いです。
見えない、感じない、わからないって言っても、
スピリチュアルな能力を特別視して、
日常からかけ離れたものという概念でいるから
何かを掴んでいても、認識できないだけ
だったりするんですよね。
何となく嫌な感じがしていたんだよね、とか、
こっちの方がホッとする感じがする、とか、
そういう感覚の延長線上に、
どうしてわかるの？っていうようなことを
見て取る能力があるのです。
だから、自分が何となく嫌、とか
これの方が腑に落ちる、とかの感覚を
大事にすることです。
そういう感覚を、自分の我儘で良くない
とか思って抑圧していることが
よくあるので、
自分が最初に感じたものを捻じ曲げないで、
気づき、そのまま捉える練習をしてみましょう。
慣れないうちは、感じていることと
頭のマインドで考えていることの違いが
識別できないことが多いので、
自分の直感を信じで決めたことなのに
うまくいかなかった、思ってたのと違う
ということがあるかもしれません。
でもそういうときは、
判断したその瞬間の自分をよ～く
振り返って、
本当に「感じたこと」なのか、
それとも色々なやり取りの中で下心が
働いたとか、最初に何か感じたことを
歪ませる思いがなかったかを
確認してみてください。
多分、何か良くない結果になった判断のときは、
感じたと思っていたけれど、実は
別の判断を実行することへの恐れから
蓋をしその決定をしていたとか、
頭でそうするべきだと考えて
そういう「信念」で判断したとか。
でも、信念って、
マインド領域の思考なんですよね。
直感やハートの声とは違います。
信念自体が悪いわけではないけれど、
マインドを鎮めて、心を澄ませたところで
感じ取ったものをうまく現実に落とし込む
ツールとして使うという位置取りがいいのかな
と思います。
つまり、
信念が主で感じたもの、直感領域のものが従
ではなく、直感領域のものを主として
よ～くさにわ（識別）したものを
信念とリンクさせて形にして行くみたいな
感じでしょうか。
信念が強すぎると、
感じたものをしばしば捻じ曲げるので、
折角導きを受け取っても現実に生かすことが
できなかったり、そもそもシャットダウン
してしまったりします。
何を採用し、何を捨てるか。
人生は選択の連続ですから、一人一人が
自分独自の羅針盤である感覚を開いて
自分で判断できる状態であるように。
閉ざしている人は、
それを使うことで起こる失敗の記憶など、
様々な恐れや痛みのエネルギーが
あったりするので、そういうものも、
きちんと向き合ってクリアにして行くと
段々研ぎ澄まされていきます。
また、インスピレーションを受け取るときに
難しいのが、良からぬものからきた囁きなのか、
ちゃんとした導きなのか、さにわすること
ですよね。
変なものは、自分の中の楽したい気持ち、
避けたい恐れや痛み、無力感、無価値感、
劣等感などに引っかけて関わってきますから、
自分でそれを引き受けていれば、
引っかからなくなっていきます。
でも、一朝一夕に全部がクリアになる
わけではないでしょうから、
これも日々の努力ですね。
今日はちょっとまとまりがないけれど、
自分で判断するときの意識状態を
丁寧に観察することが大事って話でした。