今日はクライアントさんから
こんな↓ご質問をいただいたので、
それについて、私なりに思うところ
書いてみようと思います。
＞今自分が向き合ってるのが仕事の事で
＞やっぱり動き出せない自分がいて、
＞仕事に対して自分はどんな思いが
＞あるのかなと思った時
＞ものすごく憎んで恨んで嫌って呪ってる
＞と思いました。
＞大人になってから
＞仕事で感じたこととか、
＞父の姿をみて子供の頃に思った事が
＞影響していると思うのですが、
＞本来仕事ってどういうものかなとか、
＞ここから抜け出すポイントって
＞あるのかなと思って質問しました。
こういう思いを持っている方、
結構いらっしゃるんじゃないかな
と思います。
本来仕事って、自己実現の表現の一つで
喜びの要素があると思うんですね。
日本では、神話の中で神様も
機織りなどの労働するくらい、
仕事を尊いものとして、
その道に熟達した人を
とてもリスペクトする文化が
あります。
労働を下々のする卑しいこと
とする価値観とは、大分違った
文化的土壌があるわけです。
けれども、そういう喜びだったり
尊いものであったはずの仕事も、
ただお金を稼ぐためにやりたくもない
ことを無理やりしなければならない、
させられているとなると、
地獄のような苦痛を伴う呪うべきもの
になってしまうでしょう。
人によって、様々な強さ、質感、種類の
感覚や感情が湧き出てくると思うのですが、
その感情を辿って、起点となる原体験を
捉えます。
一番最初でなくても、
その感情を感じた時にふと浮上する
体験の記憶で構いません。
そのときの怒りだったり悲しみだったり
絶望感やくやしさ、心身の苦しさなどを
命の呼吸とともに統合していきます。
このときに、そうした感情とともに
強く思ったことがあったろうと
思うのですが、
例えば
こんな辛い思いするくらいなら
夜叉にでもなってやる！とか、
全てはお金だ！とか、
仕事なんて、自分を苦しめるのものだ！
などなどが強い感情とともに
インプットされるわけです。
感情のエネルギーが統合されていくと、
その思念も抜けやすくなるので、
ある程度感情のチャージが軽くなったら、
そういう思念を引き抜いて光に
返してあげると良いでしょう。
それでクリアになれば良いですが、
もう少し掘り下げていきます。
ではなぜ、そんな仕事に就くように
なってしまったのか、と言う「種」を
掘り下げていくんですね。
どんな人生も、ある日突然
理由もなくそうなったわけではなく、
様々な伏線と要因がその結果に
導いています。
幼少期の頃から両親に自分の能力を
なじられ、委縮してきた結果、
人とうまくコミュニケーションが取れず
仕事がどうしてもうまく行かなくなった
などだと、そういうところからの癒しが
必要だし、
いわゆる過去世で、侵略者に国を取られ、
強制労働させられていたというような
ストーリーがあったら、
その時の強烈な無念さや絶望感、
悲しみ、憎しみなども統合し、
さらに侵略者がなぜ侵略してきたのか
と言うところまで遡って、侵略されない
世界線に転換し、強制労働のなかった
自分に転換していったりもします。
この辺りまでしっかりやると、
根深いプログラムもかなり
クリアになっていくと思います。
ご質問者さんの場合は、
お父様の影響があったのでは
ということですが、
仕事をするお父様に接して
自分がどんな気持ちになっていたのか、
お父様自身が仕事に対して感じていた
思いや感情にアプローチしていくという
両面からされて行くと良いと思います。
呪っている、憎んでいるということは
自分の中に抱えきれない苦しみがあり、
それを誰かや何かにぶつけている
ということなので、
そのぶつけているエネルギー自体を
癒していくことが大事です。
実際は、人それぞれの
統合ポイントがあるので
掘り下げて見ないと何とも言えませんが、
一般的にはこんな感じで見ていきます。
参考になりましたら幸いです。