魔の誘惑

セッションで、
クライアントさんに対峙しながら
常に問いかけるのは、

あなたは自身の真実を生きることを
選ぶだろうか?という問いです。

複雑にこじれ、絡み合った
様々な人生の問題を解いていくには、
真実に立ち返ることがカギになります。

それを否定し、見ない、認めない、
無かったことにする、捻じ曲げる
ことによって、自ら苦しみの迷路に
はまり込んでいくからです。

薄っぺらい見栄や体裁、
プライドなどから、都合の悪い真実を
どうにか避けて生きようとするほど、

たくさんの鎧や制限、さらなる嘘を
重ねていかねばならなくなります。

苦しいのに、それらに固執するあまり、
自ら自身の首を絞めているその手を
緩めることができないのです。

そのときに、
あなたは一体何を選んでいるのか?
ということを問うわけですが、

何よりも真実を選ぶことが大事なのだと
説くほどに、その言葉が私自身にも
返ってきます。

その返ってくる言葉に耐えうる自分でなければ、
そのようにクライアントさんに迫ることは
できません。

だから、クライアントさんに対峙しながら、
同時に私は、必然的に自分自身にも
深く対峙することになります。

先日、あることでちょっと誤魔化して
得をしようという考えが浮かんできました。

けれど、何だか良心が咎めて、
その自分でクライアントさんたちに
対峙することはとてもできない
と思って止めました。

結構悩んだところなのですが、
こういうところ、まだまだ小者よな、
と自嘲するのでした。

けれど、その考えを退けられて、
本当に良かったと思います。

少しの得をすることで、
私は真実を売るという過ちを犯す
ところでした。

そのことの大きさを、これまで
どれだけ他人に説いてきただろう
と思うと、

その言葉を全て空しくさせるところだった
と事の重大さを今さらながらに
思うのでした。

そのくらい、真実を選ぶことは
簡単ではなく、魔多く、実践は
口先だけではできません。

このくらい、どうってことないよ、
みんなやっている、バレやしないさ、
などなど、

それは一見その通りなのだけれど、
見えないから良いのではなく、
見えないところで正しい在り様を
していることが、価値なのです。

誰も見ていないところで
魔を退けられる自分なのかどうか、
ということです。

自分自身の魔を退けられもせずに、
どうして魔に絡み取られた他者を
導くことができるでしょうか。

まだまだ隙多く、揺らぎ、
誤魔化そうとする自分があります。

そんなにも陳腐な得に、これほど強烈な
引力を感じるというのも、人間の心とは
不思議だと思いますが、

理屈が通らないのが人の心の常ですから、
その心の理を読み解き、応じていくしか
ありません。

お釈迦様も、悟りの前の瞑想中には
様々な悪魔があらゆる誘惑をしてきた
と言いますが、

さて、私はどこまで魔を退けられる
自分だろうかと顧みます。

日々精進、日々鍛錬ですね。

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