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さて。
セルフワークで内観をしていて、
核心部分に意識を向けると、
途端に眠くなったり、
別の用事を思い出したり、
意識が飛んでいたりして
掘り下げが進まないというお声を
よく聞きます。
これがまさに逃避なわけですが、
たまたま、何となくそうなってしまう
わけではないんですね。
それが逃避なのだとしっかり自覚して、
自分が何から逃げようとしているのか、
見定める意志が無いと、
容易に逃避しようとする意識に
飲み込まれて、丸め込まれて
しまいます。
セルフワークでこれを越えて行こう
とする人は、まさに逃げたくなる
方向に降りていく苦しさ、
プレッシャーに堪えうる意識の密度を
保つことが必須です。
誰しも、最初からそういう力を
持っているわけではないので、
少しずつ鍛錬していかなければ
いけないわけですが、
山を越えるのに、どんな実力が必要で
どういう積み重ねをしていけばいいのか
よくわからないままに、
何となくやっていればできると
思っている方、多いような気がします。
どんな世界でも、緻密な積み重ねで
初めて成し遂げられる達人技
のようなものがあるのに、
内面の問題だと、途端に
捉え方が稚拙になるのは
見えないこと故に、捉え難いせい
かもしれません。
自分が最も触れたくない方向、
見たくない、認めたくないことを
見ていく、認めていくということは
決して心地良いことではありません。
ワークでは、基本的には
その心地良くない方向、苦しく
辛い方向に降りていくようにすると、
大体その方向に核心があります。
だから、意図的にそう感じる方に
意識を向けていくわけですが、
普通だったら、それはとても耐えがたい
ことなのです。
それでもそれを可能にするカギがあって、
それが何度もお伝えしてきている
体感覚から離れないことと、
呼吸なのです。
これがあるから、普通だったら
吹き飛んでしまうようなところにも
意識を留め置いていられるわけです。
苦しい中でも、何とか意識を保って
現場に留まるだけではなく、
さらに能動的に深く核心の秘密に
意識を向けて、探求し、受け止めて
いけるんですね。
そのときに大事なのは、
留まることができたとしても、
マインドに流れずに感覚を開いたまま、
感じ、聞く、ということです。
留まることはできても、
固まった状態では明かされて行く
秘密を読み解くことはできません。
固まってしまうと、大抵はマインドに流れ、
頭で考え始めてしまいます。
そうやって隙あらば逃避してしまう意識を
本筋から外れないように、常に
「響くところ」に置き続けることが
必要です。
セルフワークでは、そのように
軌道修正してくれる人が側にいる
わけではないので、
その分、
自分自身への妥協のない厳しさがないと、
自己満足で終わってしまいがちですね。
自分のやっているワークがどの程度
のものなのか、結果が全てです。
全然深まっている感じがないとか、
同じところに繰り返し戻ってきてしまう、
同じではないけれど、しっくりきていない
等々、
それは肝心なところに触れることが
出来ていないということの証左です。
少しでも進むことができたというのは
祝福すべきことですが、
今のその自分の基準で
自分が望むところに行けるのかどうかは、
本気で到達したいと望むのなら、
よくよく問うてみるべきところ
ではないかと思います。