しばしば、クライアントさんに
これから自分の進むべき道、
やるべきこと、生き方を、
どうやって見つけたら
いいでしょうか？
色々行動してみたらいいでしょうか？
それとも、じっくり内観に集中したら
いいでしょうか？
と言ったご質問を受けることが
あるのですが、
行動か、内観か、
というのは極表面的なことで、
もっと大事なことがある、
と私は思っています。
本当に自分の命の道を歩む
と決めたのなら、
今の自分がその志に対して、
嘘偽りなくそのような歩みをする
姿勢になっているのかどうか、
ということです。
もし本当にそのような姿勢が
できているのなら、休んでいようが
行動してようが、どちらでも
良いと思います。
本当に必要なものごとは、
しかるべきタイミング、
しかるべき方法でちゃんと
やってきます。
日々、自分に逃げが無いか、
向き合うべきこと、
やるべきことをやっていて、
特に他に動くべきことも
見当たらなければ、その時は
それで良いのだと思います。
そして、いったん
何か事があれば、直ちに動ける
体勢だけは取っておくように。
動かなければいけない時は、
待った無しだし、動き続けなければ
いけないこともあるので、
そういう状況にも対応できる
自分であることを心掛けていれば
良いでしょう。
頭で固定して考えること
ではないんですね。
導きとともに生きる、ということを
頭で解釈していると、そういう質問が
出てきます。
導きは、あなたが準備できるのを
辛抱強く待っています。
準備ができていて
タイミングが来ているなら、
それはもう、やるべきことは
どっと押し寄せてきます。
あなたが受け取る、そしてやる、
と本気なら、今の時代、
ぼやぼやしている暇はないでしょう。
これが、
人事を尽くして天命を待つ
ということです。
天命を待つ前に、人事を尽くしたのか。
私たちが日々問うことは、
この一事です。
このように書くと、
ストイックに自分を追い込んでいく
ことをイメージされる方も
あるかもしれませんが、
それも、頭で自分を追い込んでいる
のだとしたら、違いますよね。
どんな瞬間も、
導き、内なる神とともに、
なのです。
追い込むことが好きな人もいるけれど、
その瞬間に導きから離れていたら、
それもマインドの欲に没入していることと
同じです。
そこかしこに、導きから離れる
トラップがありますね。
私たちは、ついつい頭で考えて、
あぁした方が良いだろうか、
こうした方が良いかもしれない、
と思い巡らせるものですが、
自身の命の道を生きると決めたのなら、
頭で考えるよりもまず、導きに
聞かねばなりません。
聞こえようと聞こえまいと、
心を澄ませ、問うのです。
最大限に導きを優先させることが
できるのかどうか。
そこに抵抗や不安、迷いがあるのなら、
よくよく自身と対話し、掘り下げて
行くように。
私たちには多かれ少なかれ、
魂に神への怒りや不信の体験の記憶が
あるものです。
そういうものをしっかりと
クリアにしないまま、頭でねじ伏せて
道を歩むと、必ず引っかかります。
わだかまりをそのままにして
進むことはできないのです。
だから、本当は何がいけなかったのか、
どこを間違ったのかを丁寧に見て、
総括し、軌道修正する必要があります。
そのようにして引っ掛かりを解いていくと、
迷いなく、深い信頼とともに
道を歩むことができるようになります。
その喜び、充実感が人生を満たすほどに、
あなたは大いなる命の潮流の
一滴となるのです。