本日19時からの新年最初の
満月のオンライン瞑想会、
ドタ参加も大歓迎です!
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良いスタートを切って参りましょう。
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さて。
今日はつらつらと、
趣味の習い事での気付きを少し。
私はヨガをガネーシャ・ギリ先生の
ところに通わせていただいて
今年で多分10年目になり、
それに加えて去年、観世流の謡と仕舞、
それと、狂言の身体操作をベースにした
和儀を学び始めました。
体を動かすセンスがほぼない私には、
それらの習い事は色々気付かされる
面も多く、試行錯誤の日々です。
仕事柄、
体の中で起こるエネルギーの変化から
動きの意味を読み解いていくという
理解の仕方をするのですが、
ヨガの行法だと、
きっとこのアーサナやムドラーは
こういうエネルギーを体の中に起こすために
この動きをするんだろうな、
と推測しながらすると、
何となく動きの流れが腑に落ちる
感じがしたりします。
その感じで能や狂言の構えや発声など
解釈してみようと試みているのですが、
今までやったこともないような
体の使い方なので、なかなか
苦戦していました。
特にここしばらく、発声に関して、
能楽の先生方のあの素晴らしい
響きの声は一体どうやるんだろう?
と探求していました。
体全体が響くと言っても、
オペラなどの西洋音楽的な
声の出し方とも全く違うんですよね。
自宅でも自分で声を出しながら
体のどこが響いているのか、
確かめていくと、
エネルギー的なしこりのようなものが
体の奥に感じられ、その部分が
響いていないと気づきました。
ここが通るような在り方をしないと
あの声には近づけないわけで、
それから、色々取り組んでいきました。
エネルギー的にしこりがある
ということは、そこに抑圧された感情や
カルマ的な滞りがあるわけで、
それらは現状の自分自身の在り様の
深いところに密接に関係してきます。
だから、こでに取り組むことは、
単に声の通りをよくするに留まらず、
カルマの解消にもつながり
一石二鳥です。
そんなこんなで取り組んでいくと、
少しは良い感じになってきて
声も以前より通るようになってきた
ようです。
他にも、力が入るべきところに
正しい形でしっかり力が入り、
力を抜くところは抜いて構える
ということについても探求していくと、
自身の普段の在り方、行動原理の癖
等が浮き彫りになってきて、
気付くことがたくさんあります。
あることができるようになる
ということは、それに伴って
体の中のエネルギー的な変化もあり、
意識の変化が起こります。
ヨガの行法でも、
能楽の身体操作でも、
一つの理想形に向き合うことで、
自分自身のエネルギー的、身体的、
精神的な在り方が磨かれるのだな、
と思うのでした。
先生方は、手取り足取り説明する
のではなく、ただ完成形を見せて
真似ろ、盗め、と言われます。
自分でどこが足りないのか、
違っているのか、自分で気づかねば
ならないんですね。
理想形と、今の自分との間に
どれほどの隔たりがあっても、
そこを読み解いていく力がついてこそ、
もっと大事な何かが備わるようになる
のだろうと思います。
達人の身体操作は、天上界の神業か!
と思ってしまうのですが、
少しでもそれに近づけるよう、
心身ともに、鍛えて行こうと思います。
なかなかに楽しく、
エキサイティングな道のりです。