今はまだ、という言葉の奥にあるもの

来週14日(火)19時から新年最初の
満月のオンライン瞑想会を行います。

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満月のオンライン瞑想会

さて。

セッションでも日常生活の中でも、
ちょっとした言葉遣いで
その人のものの見方や相対する姿勢、
ポジションなどがわかることがあります。

中でも、最近よく聞く言葉の一つに
「まだ」というのがあります。

自分はまだ、なりたい理想に
到達していない、というような
場面で使われるときに、
何だか引っかかるな~と思いながら
聞いていることが多いのですが、

何故引っかかるんだろう?と
振り返ってみると、
そこには省略されている言葉があって、

それを補ったときに見えてくる
その人の立ち位置、認識に
違和感を覚えるのだと気づきました。

私なりに、表されていない言葉を
補ってみると、

「今はまだそうなってはいないけれど、
いつかそうなるはず(べき)だ」
となります。

本人が本当にどういう認識でいるかは
別として、もしこの通りだとすると、
「いつか」到達すべきその自分は、
永遠にやってこないだろうと思うのです。

というのは、
この人の眼差しは今を通り越して
未来を見ていて、

一見、現状の自分を認識し、
認めているように見えるけれど、
「受け止めてはいない」まま、
今を素通りしています。

今のこの自分を変えられるのは、
今この瞬間であり、
今にいない人は、今を変えることが
できないのです。

いつかやるやると言っている人が、
いつまで経ってもやらない、
できないのは、永遠にやってこない
「いつか」に意識が向いていて、
今にいないからです。

それと似たような例ですが、
「○○したいです」というのと、
「○○します」という言葉の違いに
近いものがあります。

「○○したいです」という人は、
永遠に○○ができることはありません。

○○したがっているだけで、
○○していないからです。

○○にご自分なりに、言葉を当てはめて
言ってみると、その言葉の響きや
パワーが全然違っていることに
気付くと思います。

したいだけの人は、
します、という言葉を発することに
ものすごく抵抗があるでしょう。

したい、とは容易に言えるのに、
します、とはどうしても言えない、
言ったとしても嘘臭い響きに
なってしまったりします。

そして、これらの二つの例は、
脳を錯覚させます。

本当は、理想に到達するような
意識も行動もないのに、「まだ」
「したい」と言うことによって、

実際に自分は実行する道の
途上にあって、実践しているのだ
と錯覚してしまうのです。

だから、やっているのに
「今はまだ」できていないのだ
と勘違いしてしまうのですね。

それらの言葉を使っている限り、
永遠にそこには到達しない
というのは、それ故なのです。

もしあなたが本当に
それを望んでいるのなら、
今日から「まだ」「したい」
という表現は使わないように
してみましょう。

多分、これらを使わない言葉遣いに
変えただけでも、意識の在り方は
相当に違ってくるのが
わかるはずです。

今は「まだ」できない、というのと、
今、自分はそれができていない
というのとだと、

できていないという状態は同じなのに、
受け止め方、その重さが全く
違うでしょう。

現状を認めたくない人は、
後者の表現をものすごく避けようとしますね。

でも、前に進むためには、
現状を在るがままに認め、
受け止めることが必須です。

些細な違い、
と思う方もあるかもしれませんが、
これができる在り方とできない在り方では、
その背後の精神構造が相当に違うのです。

今はまだ、ということの奥に、
どれだけの逃避や誤魔化しがあるか、
よくよく内観してみてください。

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●満月のオンライン瞑想会
2025年
1月14日(火)19:00~22:00
2月12日(水)19:00~22:00
3月14日(金)19:00~22:00
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