人間って、自分の力を使わないでいると、
どんどん退化して使えなくなるどころか、
ある種、病的な状態になる、と
ふと思いました。
医学的にも、廃用症候群というのがあって、
病気やけがで長期間にわたり
過度に安静にすることで活動性が低下し、
心身の様々な機能が低下してしまう
ことがあるそうなのですが、
筋力が衰えたり関節が固まったり、
骨がもろくなったりの他に、
鬱や認知機能の低下なども
起こったりするそうです。
去年辺りから何となく
体を鍛えることが大事だな、
と思うようになって、
筋力アップの動画などを見たり
していたのですが、あまり続かなくて、
その内に能楽に出合ってハマり、
今は色々、日本古来の体の使い方を
探求する日々です。
前後して、私は以前から
今一つ声の出し方にコンプレックス
があって、もっと気持ちよく
声が出せるようになるといいな、
と思っていました。
それで、今年の秋にたまたま見つけた
ヴォイトレのワークショップに
参加して、その辺りが大分
解消されてきました。
そこで学んだことが能楽の発声にも
とても参考になって、まだまだ
探求途上ですが、良い流れに乗ってて
嬉しいです。
しかもそれが本業のエネルギーワーク
にも影響していて、クライアントさん
からも、エネルギーの質が変わった!
(多分良い方に。笑)
とのお声もいただきました。
自分の中からふと湧き上がる、
これをしてみたい、という声に
素直に耳を傾けてアンテナを張っていると、
ちゃんとそれらしいものに出合って、
最適なタイミングで必要な学びが
あるんですね。
そしてそれが、さらに次なるステップの
準備にもなっているという。。。
だから、そういう声にちゃんと気づいて、
しかるべきタイミングで行動すると、
運の良い人になっていきます。
そんなこんなで
体を動かしたり発声したりして
体の中のエネルギーの流れ、状態を
観察していると、
自分がどのレベルまでのエネルギーを
使えているのか、というのが
今まで以上によくわかります。
使っていなかったところは
本当に固まっていて、なかなか
エネルギーが立ち上がってきません。
ちょっと意識を向けて使えば
すぐに立ち上がってくるところも
あるけれど、深いところは周辺が
しっかり力を使えるようにならないと、
全然届きませんね。
どうやったらその領域を使えるように
なるのか。人それぞれの謎解きが
あるのでしょうね。
魂レベルでも、
長いこと封印してた能力なんかは
そこに意識が向き始めると、
ぐぐっと何か深いところで
動き始める気配があります。
昔、散々使ってた、
という感覚はあっても、
封印がかかってるということは
そこに何か事情があったんですね。
でも、本当に今生で使う必要と必然が
あるのなら、しかるべきタイミングと流れで
必ず封印は解けるでしょう。
そのときまで、もぞもぞごそごそ、
試行錯誤は続きます。
本当に心と体と魂はつながっていて、
体が使えるようになると、
その領域の意識が開いていきます。
エネルギーヒーリングのセッションを
していても感じるのですが、
施術ベッドに横たわるクライアントさん
にエネルギーを流していると、
その体の部位から、時空を超えた
記憶が流れ込んでくることがあります。
あぁ、ここは別の人生で
深手を負ったところだな、とか、
ものすごく深い悲しみが
膝にあるとか。。。
自分を知る糸口は、
心にも体にもあって、いかようにでも
辿れるんですね。
自分を大きく広く、深く使いたければ、
心身の廃用症候群を解いていかねば
なりません。
壮大なパズルを解いているようでもあり、
楽しくもあり、苦しくもあり。
次の扉も、めちゃくちゃ面白そうだ、
と思う今日この頃でありました。