深く歩みを刻む

まぁ、筋金入りの冷え性＆寒がりの
私にとっては、有難いとも言えますが、
それでも時は刻々と流れています。

例年、冬至に向けて、
闇がぐっと深まるこの季節が
私は大好きで、

静かに、深く、闇の深奥に下りていくのは
神秘に触れていくような神聖さを感じられて、
とても大切にしている時期でもあります。

今年は冬至に向けてのプログラムを
展開しているので、毎回、みなさんから
歩みのご報告をいただくのが
楽しみです。

じたばたもがきながら、あるいは
ルンルン気分で絶好調だったり、
大波小波に翻弄され、
じっとご自身を見つめる中で見つける
玉や石の数々。

どの歩みも、唯一無二の
金色に輝く足跡を刻んでおられます。

そんな歩みを、ともにこの時に
踏みしめていけること、
本当に幸せだな、と思います。

器用にうまくできても、
不器用にけつまづきながらでも、
どちらでも良いのです。

人生は、うまくやるためにあるのでは
ありません。

様々な体験をする中で、
あなたが何を感じ、思い、行動したのか。

それが大事なのです。

自分の人生に展開する、あらゆる出来事から
無数の自身の側面を見つめてみたらいい。

善悪を越えて、美醜を越えて、
自分の魂の奥深くに響き、震わせる
何ものかを味わうのです。

自分でしっかりとその体験を
受け止めたなら、それを他者が何と評価し、
言おうと関係ありません。

その体験の意味を、誰かに解釈して
貰わなくて良いのです。

己の深奥で響くものによって、
その意味は、自ずから明かされるでしょう。

そういう対話ができるような
自分であるように。

あらゆるサポートは、誰かにそれを
代わりにやってもらうのではなく、
自分でそれができるようになるために
受けるものだと私は理解しています。

人生には、華やかに見えるときもあれば、
冴えないように見えるときもあり、
傍から見て、いかにも成功者のように見えて
世間的にもそうであることもあるし、
そうでないこともあります。

その人の価値観、意識の在り様によって、
人生の評価、受け止め方は様々だけれど、
社会的な人間目線の評価、価値とは違った
人生の価値もあるのであり、

それは、外からはほぼ見えなかったり、
ごく限られた人だけが気付けるもの
かもしれません。

それ故に、それは他者からの評価とは
無縁のものでもあります。

誰が見ても大成功者という人がいる一方で、
全く冴えなく見える人の内側で、
ものすごい神秘が起こっているかも
しれないのです。

他人からの評価を必要とする人は、
前者を評価し、自分もそれを目指すでしょう。
そういう生き方もあるし、それも人生です。

人生の価値は、自分自身で決めるもの。
自分にとって、それはどうなのか。

思うようにならない現実に無理やりこじつけて
自分を納得させるのではなく、心底
自分の魂がそれでよし。と噛み合っている
歩みをされますように。

そういう歩みをする感覚を、
この時期に深く深く意識を済ませて
身に着けていかれることを。

闇が深まり、ぐっと自身の深奥の静寂に触れる
この時期、あなたの刻む足跡が、深く深く
次元のレイヤーを貫いていきます。