光と闇の錬金術

私たちの中には様々な因子の種があって、
今見えている姿というのは、その種の
一部が育ち、現れているもの。

見えている以外にも、
様々な種を持っています。

ある人は、今は聖人のように見える
かもしれないけれど、鬼のような
因子を持っているかもしれないし、

また別のある人は、
その道の才能豊かな天才だけれども、
一歩違えば、何をやってもダメな
冴えない人だったかもしれません。

今見えているのがすべて
ではないんですね。

そんなことを思うのも、
セッションで様々な方の奥深くの因子に
時空を超えてアクセスし、光と闇が
一瞬で入れ替わるような場面に
数多く立ち会ってきたから
かもしれません。

たとえば、
セッションで出会った魔物に
話を聞いてみると、生まれた時から
魔物として生きてきたわけではなく、
かつては人間だった、というのも
結構いるみたいなんですね。

私の経験から言うと、
今まで出会ってきた魔物の内、
生まれも育ちも魔界と言う魔物は
ごく少数で、

それ以外は、欲に駆られて
悪魔と契約し、魂を取られ、
悪魔に使役されるようになった
哀れな人間の成れの果て、
というのがほとんどでした。

そういう彼らも、
見た目はすでに人ではなく、
魔物そのもののグロテスクな様子で
なんとも禍々しい雰囲気です。

かつての自分と同じような人間を
見つけてきては、闇落ちするように
あれやこれやの働きかけをし、
仲間を増やしています。

そういうところをセッションで
私に見つけられて、契約解除を
迫られ、素性を問われると、
ぽつりぽつりと自分の身の上を
白状し始めるのです。

そういう彼らに出会うと
私はいつも、この先もこういうことを
続けていきたいのか、それは
やりたくてやっていることなのか、
と問います。

すると、今まで出会った魔物たちは、
100%、本当はやりたくないのだけれど、
契約があるからやらざるを得ない、
と言います。

そういう魔物稼業に、彼ら自身も
辟易はしているのですね。

そうなると、私は彼らの契約先である
上位の悪魔を呼んでもらって、
契約解除の交渉をします。

そうやって交渉をしていくと、
ほとんど解除ができて、彼らは
魂を返してもらって、人の姿に
戻ってきます。

人ならざる者に堕ちた姿から、
ようやくまともな人の姿に戻って、
今度こそ真っ当に生きていきます、
と言って帰っていくのですが、

長い魂の輪廻の中では、
そんな風に鬼になるような体験を
することもあるものなのかもしれません。

人の姿に戻った彼らが、
今度はいつかどこかで、
聖人になって、人々を幸せにしている
とも限りません。

闇の体験も、何かのきっかけで
強烈な光の体験になり得るのです。

それが、魂の錬金術ですね。

これ故、光だから良い、闇だから悪い
ということではないのです。

人の魂の奥深くの情報にアクセス
していくと、どんな人にも
それなりに光の情報も闇の情報も
あるものです。

ただ、それが統合されないままだと、
負のカルマとなって生きづらさを生む
現象に繋がっていくことがあるので、
そういうところに対処していくわけです。

この人生で、自身の中のどんな種に出会い、
どう対処していくのか。

光も闇も、
あらゆる種と深く対話していくほどに、
あなたの中に、新たな次元の領域が
開けてきます。

そのようになったあなたの眼差しからは、
かつて見た世界と同じものを見ても、
見えてくるものがまるで違うでしょう。

鬼や魔物の姿の奥に、何を見るか。

聖人や仏の姿の奥に、何を見るか。

それらが見えるようになったら、
どうやって自分や他者の中に見るものを
統合できるのか、わかるようになるでしょう。

それは、あらゆるものの中に、
可能性の種を見て、汲み上げる力なのです。

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